2018年11月12日

スノーデン

アマゾンプライムで「スノーデン」と「Citizenfour」を観た。
「スノーデン」はオリバーストーン監督の映画で最後にスノーデン本人が出てくる。Citizenfourはドキュメンタリー映画で実際にスノーデンが最初から登場している。「スノーデン」はこのCitizenfourをもとにしてる感じか。

私はスノーデン事件はあまりよく内容を理解していなかったし、映画を観てもあまり理解が深まったわけではないのだが、簡単に纏めると、スノーデンがアメリカ政府の違法盗聴の実態をイギリスのガーディアン紙の記者(グレン グリーンウォルド)に明かすという話だ。

昔の「大統領の陰謀」では、国内の新聞社(NYTimes)に話を持っていって一件落着だったが、今回のスノーデンはイギリスの新聞社に話を持って行った。
結果的にスノーデンは今はロシアで亡命生活を行っている。

一つ、発見したのは映画でスノーデンがアインランドに影響を受けていると語っているところだ。スノーデン自身、わりと自覚的なリバタリアン、もしくはランディアンであるらしい。
そうしてみるとスノーデンの行動はリバタリアン的な観点で説明ができる。
ランドがいうように、
「いいえ。まだその時期はきていないと思います。しかし、このことを説明する前に、あなたの質問の一部分を訂正しておかなくてはなりません。我々が今日持っている社会とは資本主義社会(capitalist society)ではなく、混合経済(mixed economy)の社会です。これは、自由(freedom)と規制(controls)の混合(mixture)なのです。そして、これは今の大きなトレンドとしては、独裁制(dictatorship)に向かって動いています。「Atlas Shrugged」の中での行動は、社会が独裁制の段階に到達した時点で起きるものです。もし、独裁制が起こたときは、ストライキを行うときでしょうが、そのときまではする必要がありません。」

http://libertarian.up.seesaa.net/rand/interviewAR.pdf

つまりスノーデンはマインドのストライキを行ったと考えられる。
スノーデンは映画の中でも述べてるようにこのような監視システムは誰にも抵抗のできない独裁に向かうと判断したわけである。

しかし、セキュリティとかハッキングと言われるが、実際にはハッキングの技術があるだけでセキュリティの技術というのはない。政府がセキュリティなるものを追求するにはハッキングの技術が必要になる。
どうやって国際的なサイバー戦を戦うかという問題は依然としてある。911以降、アメリカで愛国者法の下でなんでもありで進められてきたのは非常にまずく、スノーデンが告発するだけの酷いものであったことは間違いないが、いかにしてアメリカがサイバー戦を戦うかという提案があるようではなさそうだ。
スノーデンはかなり頭脳優秀な人間のようだが、告発した時点でもまだ29歳の若者であった。
そこまでは考えていなかったろうが、国外とのサイバー戦をいかにして戦い、国内のプライバシー保護といかに結びつけるかは未だに答えがない問題だろうと思う。


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2018年10月31日

高尾山

最近、高尾山によく行く。
高尾山は京王線で簡単に行けるし、登山口まで行くのがあっという間だ。コースも6号まで多様なコースがあり、ケーブルカーやリフトも使える。その気になれば、頂上から奥高尾の縦走コースへの道もあるし、実に懐の深い山である。
高尾の6コースは5号を除いてすべて走破した。

高尾山ができたのは6000万年位前らしいので、人類が地球に発生するはるか前からあそこにある。高尾山から多摩丘陵や武蔵野台地が始まっている。数十万年前?は高尾山の辺りが海岸線にあたり、その後、海が後退して丘陵や武蔵野台地が表れてきたらしい。

高尾山は599mと低山なので緑が豊富で植生は多様性に富んでいる。ある意味東京の里山と呼ぶにふさわしい。
地質的にも興味深い。6号コースは沢伝いに登るがちょうどそこが断層帯になっていて、注意してみると断層の様子が分かる。
高尾山には自分が山に求める全てのものが詰まっている。

山は登るのも下るのも大変な重労働なので体力の有り余っている若いときはピークハント的な登り方もありかもしれないが、歳をとってくるとピークハントなどやってられないし、別に面白くもない。そこにもっと知的な面白さを発見する必要がある。
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2018年10月13日

武蔵野台地

「日本史の謎は地形で解ける」竹村公太郎著を読んだ。
著者はダムの専門家で地形と気象のプロである。ダムや水道といった社会インフラを作ってきた人だから、視点が専門的で斬新だ。今まで、どこにいてもあまり社会インフラの仕組みなど意識もしなかったが、水がなければ暮らせないし、当たり前のように使える水道も社会インフラの賜物であった。

最近は、古地図アプリがいろいろとあり、古地図を簡単に参照できるようになった。東京などは暗渠だらけで川はほとんど見えなくなり地形そのものも分かりにくいが、昔の地図をみると地形が見えてくる。
玉川上水は多摩川の羽村から江戸城までの43qを水をひいているが、これはほぼ甲州街道と並行で地形的には尾根道にあたるところを利用しているそうだ。わずかな高低差を巧みに利用してる。尾根道だから上水の左右に水を出すことができた。
徳川家康は鷹狩りと称して各地の地形を調査していたらしい。家康自身が鷹の目を持っていたかのように地形を理解していたようだ。地形のような巨大なものは人間の感覚の延長にはないのでそれを見るには特殊な技術が必要だ。

武蔵野台地という言葉の意味もこれでわかった。東京は沖積平野にあるが、武蔵野台地という小山のようなところが江戸時代の陸地で他は湿地帯だった。江戸城が武蔵野台地の東の端でその先は海だった。川の周りは広い湿地帯だったようだ。利根川を上流で東に遷移させて銚子に水を向かわせることで、江戸は湿地帯を乾田化させていった。それまでは利根川は東京湾に注いでいて治水がされなかったからその周りは広大な湿地帯になっていたようだ。武蔵野台地はわずかだが高台を形成しているので、そこは人が住めた。

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2018年09月22日

オセロ

将棋は最近はネット中継が多く、またiアプリなどでも将棋中継をやっているのでよく見る。
もっぱら観る将棋でほとんど実戦は指さないが、たまに詰将棋を解いたりすることもある。
やはり藤井聡太の活躍は圧倒的で羽生を超えるだろう天才が現れたという感じだ。

4大ゲームとは囲碁、将棋、チェス、オセロだが、これらのゲームでもはや人間ではコンピューターに全く太刀打ちできない。
オセロはチェスとほぼ同時期に人間のチャンピオンがマシンに負けた。
オセロは40年くらい前に長谷川五郎氏によって発明されたゲームで私も小学生の頃ブームになり少し遊んだことがあるくらいだ。Windowsなどにプリインストールソフトとしても入っていたがそれで遊んだ記憶もない。
つまりオセロはルールくらいしか知らなかったわけだ。ルールは超単純だ。4大ゲームのなかで一番単純なルールがオセロだ。

しかしオセロは将棋や囲碁と違い数手先を頭の中でシミュレーションして読むことも非常に困難である。石がダイナミックに裏返り変化が激しいためである。
詰将棋などは必然手の応酬を十数手先くらいは読むこともできるが、オセロでそれはまず人間には無理である。
といっても高段者になると10手先まで読めるというから凄い。そもそも、オセロは最長60手で終わるので10手先というのはゲーム進行のほとんどに近い。w

それ以前にオセロの考え方や手筋というものを知らないと何をどう考えていいものかも分からない。初心者はひたすら沢山石をとろうとするが、これはオセロの手筋からすると真逆である。
先日「初心者のリバーシ」という無料スマホアプリをたまたまインストールしたところオセロの考え方が書いてあったので、それを見てなるほどと思い、ここ数日オセロに少々はまった。

オセロは石をなるべくとらないようにするゲームだという程度の認識はあったが、開放度理論とか偶数理論とか手筋のような理論がいくつかあるらしい。こんな理論があるとは全く知らなかった。
この開放度理論を使うだけで、初級者のレベルにはなれそうだ。こういうことを知らないと何をどう考えるものかも全く分からない。将棋も手筋を知らないと考えることすらできないのと同じだろう。

将棋の場合、初心者に定石を覚えろというのは最悪で、手筋を沢山教えるべきなのである。将棋もそんなに先を読めるゲームではなく、手筋の発見とその組み合わせや順序を考えるものだといえる。
詰将棋なら王手の必然手の応酬の連続だが、実戦はむしろ次の一手問題の繰返しからなるからだ。

テレビ解説を見ているとプロ棋士は大体一つの局面から手筋を複数発見しその組み合わせのようなものを考えているのだとわかる。将棋の手筋は知らないと発見することもできない。つまり私のイメージでは将棋とは手筋の発見という短期的な目標の組み合わせのゲームである。

オセロの場合も将棋と同様だが、将棋以上に先読みが難しいという特徴があるので短期的な目標の発見みたいなものの繰返しでゲームが進行していくようだ。

開放度理論では単に石を少なく返すという目標ではなく、開放度の小さい石をかえすべきという目標を与える。
また同じ1石返しでも手が複数あった場合、どれが開放度が小さいかで比較が可能だ。
もっといえば開放度の大きい一石返しより、開放度の小さい複数石返しのほうがいいようだ。
オセロの序盤定石のようなものを見ると開放度理論に即している手が多いようだ。ただ、そこに少し理論からの崩しを入れて変化を加えているらしい。
そして最終盤になると偶数理論というものがある。これも知らないとオセロでは初級者にもなれない。
オセロの高段者が10手先を読むというのはこの最終盤のことかもしれない。最終盤を残り10−16手と考えると強い人はこの終盤の隅の争いを全て読み切るのであろう。読み切ると言ってもマシンのように全ての順列組み合わせを読むのではなく、ここも方針のような目標がないと人間には無理だろうが。

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2018年09月15日

1000兆トンのダイヤ

この記事によると地球深部に1000兆トンオーダーのダイヤの存在が確認されたらしい。
https://gigazine.net/news/20180718-diamond-in-the-earth/

これなどはゴールドの石油深層起源説をサポートする発見だろう。
地下100−200kmにあるということだから、海底の有機物がプレート移動で潜り込んだものではない。

しかし、ダイヤのようなものは稀少性による価値なのでもし取り出したらダイヤの価値がガラス玉程度になってしまうだけだ。w
そして取り出すにはマッハのスピードで地表に持ち上げる必要がある。
もっともそれは不可能なことなので心配もいらない。w
posted by libertarian at 17:49| 東京 ☔| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

重力波検知衛星

現在、重力波を検出する衛星の打ち上げが真面目に検討されている。
このことは前にも書いたが、もう少し具体的に言うとこれはeLISAという計画で3つの人工衛星を太陽の周りの軌道に投入するものである。

おそらく太陽軌道に投入する理由は高出力レーザーの電源を太陽からとるためだろう。太陽軌道なら陰になることもなく太陽エネルギーを得ることができる。さらに地球より内側の軌道に投入することでより強力な太陽光エネルギーを得られる。また公転周期を地球に合わせれば太陽の陰になることもない。
こう考えるとこの計画はかなり技術的にも難しいものだと想像される。実現するのは随分と先になるのではないか。

さらに、これで重力波の発生方向まで知るにはこの3つの人工衛星のセットを3セット投入する必要がある。
ここら辺はどうなっているのか知らない。




posted by libertarian at 17:19| 東京 ☔| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

温暖化していない地球

依然として温暖化と炭酸ガスをめぐるバカ騒ぎは終わる気配がない。これは地球温暖化=炭酸ガス原因説の旗振り役である総務省とその傘下のNHKが非科学的なキャンペーンを執拗に続けているからだろう。

このバカ騒ぎで一番の莫大な損害を被ったのは日本だ。他の国はまともに取り組んでいるところはない。
日本は温暖化対策と称して80兆円もの税金をどぶに捨ててきた。
日本もアメリカに右に倣えで、パリ議定書からも離脱するべきである。

この議論は簡単に言えば、地球は微妙に温暖化しているという嘘の事実と、炭酸ガスがこの数十年で微妙に増加傾向にあるという事実からなる。
現在、炭酸ガスは大気中に400㏙弱だが、この微量なガス成分は過去50年くらい見ると320㏙くらいから増えているのは事実である。増加原因の何割かが人間の経済活動にあることも事実である。

そして、地球の温暖化という「嘘の事実」に対して、炭酸ガスの増加がその原因だというキャンペーンを張っているのがIPCCや総務省なのである。

仮にこの嘘のデータを使って短い期間をとりだして炭酸ガス濃度との相関をもとめれば、相関係数はでるだろうが、きちんと偏相関係数まで見れば偽相関だと簡単に分かるはずだ。
まあ、そんなことをしなくても温暖化を示すというグラフが意図的に加工されたものであるから、これで話は完全に終わりだ。



posted by libertarian at 16:01| 東京 ☔| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

位置エネルギーの利用

ちょっと簡単な計算をしてみた。

@ 1sの物体が1mの高さにあるときの位置エネルギーは9.8J(ジュール)
A 1気圧下で25℃の水1sをそのまま蒸発させるエネルギーは蒸発熱を44KJ/molとして
  1000g/18x44=2444KJ

1sの水が1000mの高さにあれば、約10KJの位置エネルギーを持っている。
つまり蒸発エネルギーを太陽エネルギーが供給する場合、1KGの水を蒸発させるのに約2500KJの太陽エネルギーを消費するのに対し、1000mの高さの水1Kgは10KJだけ位置エネルギーを利用できることになる。

つまり太陽エネルギーの利用効率としては低いが、水の形になることでエネルギー回収と貯蔵が容易なことが水力発電のメリットといえる。薄いエネルギーを広く回収でき、平面にあたる太陽エネルギーを体積という形で濃縮できる。実際は大気に国境はなく海で発生した雲も、台風が遠くから雲を運んでくることもあり、世界的な広さの太陽光エネルギーを回収できる。


太陽光パネルの場合だと
300w出力のパネルだと5時間天気の良い日には
300x5x3600=5400000ws=5400KJ
の発電ができる。
最近のソーラーパネルは20%くらいの効率があるそうだ。高効率だが土地とまとまった光量が必要なのがデメリット。

posted by libertarian at 10:39| 東京 🌁| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エネルギー白書2018

エネルギー白書2018のグラフより

一番最近が2017年のデータで構成割合は、
新エネルギー 6.9% 石油 9.3% LNG 42.1% 水力 7.6% 石炭 32.5% 原子力 1.7%
となっている。

311以降、原発は殆ど稼働していないが、その分、LNGと石炭が大きくのびている。石炭がこれほど伸びているとは意外であった。
水力は7.6%とあまり変化がない。しかしこの中で一番伸びしろが多いのは水力発電だろう。これを今の5倍にすればかなりのものだ。

ノルウェーやスウェーデンなどは水力発電大国だが日本もそうなれる。これらの国は水力のお陰で電気代が非常に安い。
日本も水力発電を5−6倍にすれば、電気代を今の半分、アメリカ並みにすることも可能だろう。
だがしかし、日本の現在の電力消費が1兆 kWhで、水力発電量は900億kWh。
先の著書によるとこれを2200億kWhにするのが当面可能なラインのようだ。理論的には約7000億kWhが上限。


214-1-6.gif


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2018年09月13日

ダムと水力発電

水力発電については今まであまり考えたこともなかったが、「水力発電が日本を救う」(竹村著)を読んで、認識があらたまった。
水力発電は大規模な自然破壊をしている割に発電量が少な過ぎると思っていたが、実は日本の地理的特性から見てかなりロングスパンで有効なエネルギー源のようだ。
日本の川は急流の川が多く、短い距離で海に注ぐという点が特徴で、水力発電は大きなポテンシャルを持っているにも関わらず、旧い法律のせいでその能力を発揮できていないとこの著者は唱えている。

旧い法律とは特定多目的ダム法で、これによって日本のダムは半分しか貯水できないようになっている。
この法律ではダムの目的が利水と治水と定義されおり、治水を重視するとダムを洪水対策のバッファーとして使うので利水を犠牲にして半分くらいしか水を溜められないというジレンマに陥ってるそうだ。
しかし現代では台風予測もかなり進歩しているので、著者は気象予測に合わせて放流すれば問題ないとしている。日本の川は短いので1日で貯水量を減らすことができ、普段はほぼ満水にしていても台風予測に十分に対応できるそうだ。だが役所は法律に縛られるので旧い運用を続けている。

またダムは堆積物が溜まってそのうち使い物にならなくなると言われているが、これも間違いだそうだ。なぜなら簡単にそれは浚渫できるから。というわけで日本のダムは驚くべきことに半永久的に壊れないで使えるものなのだそうだ。壊れない理由として1.コンクリートに鉄筋が入っていない。このため巨大な凝塊石と化している。2.基礎が岩盤と直結して一体化するように作られている。3.壁の厚さが100mになり、巨大な一枚岩となってる。さらに時間が経つほど強固になるそうだ。

とはいえ、ダムの建設コストのほとんどは原発と同様に水没する村などにたいする莫大な保証金、調整コストであり、実際の建設費はそれほど大きくないのだが、著者はこれ以上新規の巨大ダムを増やすよりは既存のダムのかさ上げをすることで発電量を容易に増加できるとしてる。
ダムの10%かさ上げするだけで発電量は2倍になるらしい。そしてこのかさ上げ工事は非常に低コストで可能だ。

水力発電の発電コストはこの本によると原発に次いで小さい。この発電コストは計算方法で大きく変わるものだが、日本にとって水力発電は圧倒的に比較優位にある技術だろう。比較優位の原則に照らせば日本が選ぶべきものは原発でも火力でもなく水力である。

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2018年09月10日

電力とリスク分散

北海道地震で全道停電になった。そのため、札幌市内からでも天の川が綺麗に見えるようになったらしい。
喜ぶべきことかどうかは微妙だが、天体好きには一生に一度の観測チャンスであろう。

今回の全停電に原発を再開させろとか、最初から再開させていれば停電にはならなかったという人間もいるが、
もし泊原発にマグニチュード7以上の地震が来ていれば仮に大事故には至らなかったとしても原発が止まってしまい全停電となっていただろう。今回、運よく泊原発の震度が比較的小さかっただけだから、こういう事を主張する連中は頭が悪い。

基本的にリスク分散を中央集権的な電力システムで担保しようというのが間違っているのである。火力、原発、水力こういったものはすべて中央集権的電力システムだからリスク分散にはならない。
昨今の太陽光発電も中央集権的な仕組みで運用しようとするのが間違えなのである
北海道の地元工場では自家発電装置を持っていたところもあるようだが、その発電装置をスタートさせるのに一般電力が必要なために、稼働させられないそうだ。全停電を想定してガソリン発電機でスタートできるようにしておくべきだった。全停電という事態が想定外だったのがあまかった。

基本的にリスク分散は電力源が広く分散しているほうがいい。家庭用の太陽光発電は家庭の電気程度なら十分に賄える。天気次第で発電量が決まるが、それでもリスクの分散としてはありだ。そんなに大きな太陽光パネルでなくキャンプ用の太陽光パネルでもライトやスマホやPCを動かすくらいの電気なら供給できる。
天体観測やアウトドアを趣味にしている人は、大きめの充電池を持っているので、こういったアウトドア道具のお陰で今回の停電で随分と助かったらしい。

東京でこの規模の地震が来れば惨憺たる状況になることは確実だ。311では水や食料品がなくなったが、全停電は起こらなかったので東京もその想定をしてないだろう。
キャンプ用の太陽光パネルやキャンプ用のAC電源も使える大容量ポータブルバッテリーなどを持っているだけでも結構なリスク分散になる。
カセットコンロなども大して場所をとらないからあると安心だろう。

東京でも高層ビルなどの大規模施設にはコジェネレーションシステムを持っているところが多いが、これも全停電に対応できるようにしておいたほうがいい。

工場がストップした経済損失がどうのこうのといっても、本当に破滅的な天災、福島のような天災、マグニチュード7以上の地震とか火山の大噴火みたいなものがあればどんなことをしても損失回避などできはしない。人間の力は小さい。そういった事態へのリスク対応とはサバイバル対策でしかない。生きるか死ぬかに備えることだ。日本というのは地球でも地質学上きわめて特殊な地帯であり、常に想定外の天災リスクはある。世界の火山の3分の1は日本に集中している。日本には108もの活火山がある。地学者は地震よりも火山のリスクの方がはるかに巨大であり、それはいかんともしがたい対処不可能なことだと言っている。日本では地震リスクばかり言われるが火山が盲点となっている。

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2018年08月20日

地球

地球は卵のような構造で中心に鉄の核がありその周りにマントルがあり、外側に殻の地殻がある。
なんでこんなことが分かるのかというと地震波を分析することでわかってしまうのである。マントルは橄欖岩でできている。橄欖岩はペリドットという宝石だ。地表に出てくることはあまりないが変性しやすく地表にでてくると蛇紋岩になってしまう。しかし地殻を取り除けば地球は透明な緑色に輝くペリドットの宝石の塊だというのはもっと知られてもいいかもしれない。
地殻は海洋と大陸で組成が異なり、海洋の地底は玄武岩であり大陸は花崗岩が主である。比重も橄欖岩、玄武岩、花崗岩でそれぞれ3.3g/ml,3.0g/ml,2.7g/ml。地球の岩石の80%は橄欖岩だがその上に軽い玄武岩、花崗岩がアイソスタシーの順番で積み重なっている。マクロにみれば岩石にも浮力の法則が成り立つ。
勘違いされているがマントルはマグマのように熱い溶けた石ではなく橄欖岩からなる岩石だがこれも対流の条件であるレイリー数が高くゆっくりとだが流体のように対流できる。

石というのは子供の頃集めていたこともあり興味は潜在的にあったがなかなか石の同定とかは難しい。石は数千種類以上あると分類されているが、あまり正確な分類の基準がない。
また地球の岩石はほとんど80%以上は橄欖岩だがそれを地表ではあまり見ることができない。しかし玄武岩も花崗岩も橄欖岩が元でそれが変性してできるらしい。だから基本はこの3つだけ抑えておけばいい。

宇宙研究もいいが、地球の内部というのは宇宙以上に研究の難しい対象だ。石油の起源も未だに何も分かっていない。生物起源、無機起源説があるが、私は無機起源説がやはり正しいだろうと思う。メタンのような宇宙に大量にあるガスまでを生物起源とするのはどう考えても不自然だ。
トマス ゴールドの無機起源説については以前このブログにも纏めた。
http://libertarian.seesaa.net/article/128472700.html

宇宙の生命探査はNASAが最近大々的に取り組むようになったが、生命もパンスペルミアのような宇宙起源という説もある。私はこれもパンスペルミア説が正しいと思う。w
ただし、生命についてはあのゴールドの唱えている地底高熱生物圏という説もある。
生命の存在する環境の限界はどんどん更新されているが地底深く、地殻を超える深さとなると調査もできない。海底の熱水噴出孔が地球生命の誕生したところだろうと言われているが、ゴールドはもっと深い地底に高熱生物圏があっても不思議ではないとまじめに主張している。
地球科学とか地学という分類もおかしくて本来地球も惑星の一つだから惑星科学の一つとして捉える必要がある。
生命科学も惑星生命学の一つとそのうちなるだろう。

#石油やメタンガスが惑星起源とすると地球ができた時は高熱の火の玉だったのだから燃えているだろうと思うかもしれない。
しかし、地球ができた時はまだ酸素=O2がなかったので燃焼はしない。酸素が作られるのはずっと後でシアノバクテリアが作り出すまではほとんどなかった。


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2018年08月17日

重力波天文学

アインシュタインの予想した重力波が2015年にLIGOにより初観測されたが、その後も4回の重力波検出に成功している。3年で4件とはハイペースだ。これは今後さらに感度を上げることで射程を広くしていくのでもっと高頻度での観測がされるようになるだろう。重力波望遠鏡と言われるが実際は望遠鏡というよりも全方位集音マイクと言った方が正しく、重力波は見るのではなく聞くものと言われる。望遠鏡は空の一点を注視するわけだが、重力波は全方位から届く音を目を閉じて聴いている。だからどこでイベントが起こってもそれを察知することができる。観測の射程が広くなれば、その3乗の体積で観測可能領域が増える。3つ以上の重力波検出器を使えば重力波がどの方向から来たかを大体のところで推定できるので、あとは望遠鏡でその領域を探査するという流れになる。
#アメリカにLIGOが2つ。イタリアにVirgoが1つあるので既に3つある。

重力波はあるかどうかも未検証だったが、いきなり実用的な千里眼というか千里耳を手に入れたことになる。
日本でもKagraという3Kmレベルの大規模重力波検出器をカミオカンデのある神岡鉱山の地下に作るので、世界的に重力波検出器は建設ラッシュだ。
三鷹の国立天文台にも小規模だが重力波検出器はあった。私が2013年頃に見学に行ったときにも見たが、まさかその2年後に検出されるとは思っていなかった。どうしてこれで検出できるのかなと不思議に思ったくらいだ。w
仕組みはマイケルソンモーレーの干渉計とほぼ同じ原理らしい。
しかし重力波検出はカミオカンデのニュートリノ検出のような悠長な観測をするものかと思っていたがこれほど高頻度での観測が可能だったとは意外だ。

重力波検出器を宇宙空間に設置しようと現在計画されているそうだが、これほど宇宙に設置するのがふさわしいものもないだろう。宇宙は最初から真空だし、いくらでも長距離にして感度を向上させることができる。従来の望遠鏡は電磁波を観測するものだったが、重力波という異次元の波を観測できるようになったことは天文学における画期的なイノベーションだろう。

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2018年08月09日

超マクロな話

最近は宇宙、天体、地球科学といった超マクロな本ばかり読んでいる。地球科学は宇宙に比べたらミクロな話ではあるが、一般的な感覚からはやはり超マクロな話だ。
ここ10年ー20年で急速にこの分野の知見は深まっているという印象があり30年くらい前とは隔世の感である。
科学の発見は観測装置、測定器具の進歩にドライブされる面が大きく、この20年位の測定機器の進歩に対応しているのだと思う。天文学などは望遠鏡システムに始まり望遠鏡システムに終わるといっても過言ではない。
望遠鏡システムとは鏡筒、三脚、経緯台、赤道儀、カメラ、コンピューター、などの一体となったものである。鏡筒だけ高性能でもそのほかの性能が悪ければそこで律速性能になってしまう。望遠鏡はかなり枯れた技術で光学的に本質的な進歩はほとんどないと思うが、製造技術が進歩すればやはり精度が向上する。

こういったマクロな世界から見れば人間などどう見ても微生物の一種だが、その微生物が宇宙の始まりから終わりまで、また地球の内部構造、地球がどのように出来て将来どうなるかまで理解しつつあるというのが、特異な微生物である所以といえよう。

ところで過去の古代文明ではマヤ文明、メソポタミア文明、エジプト文明でも天体観測を国家レベルで熱心にやっておりそれはヨーロッパ文明にも引き継がれていた。しかし日本ではあまり天体が熱心に取り組まれていたように見えない。江戸時代に暦の改暦などでヨーロッパの知見を取り入れることが行われたが、それも最近の話だ。昔の日本人はなぜあまり天体に関心がなかったのか不思議と言えば不思議だ。

英語では恒星はfixed starsと呼び、惑星planetsと区別する。惑星は非常に明るい星だから識別しやすいが、天球に固定されたように動かない星fixed starsとの違いを認識するのも簡単ではないと思う。そもそも日本では惑星と恒星の区別すらあったのかどうかも疑わしい。惑星、恒星といった言葉は明治以降の言葉だろう。木星、土星といった惑星名も明治以降だろう。
# ググったところ、水星 金星 火星 木星 土星は五行説に基づく中国名を使っていたらしい。

天体の知識は20世紀半ばあたりから急速に増え、系外銀河の存在が認識されたのもハッブル以降の最近の話だ。
さらに系外惑星はようやく1992年に初めて観測された。太陽のような恒星の周りに地球のような惑星があるのは当たり前だろうと思っても、技術上の理由で観測ができないのであるともないともつい最近まで言えなかったわけだ。
これは生命のようなものも同様で、生命など宇宙にあるに違いないと思っても観測ができない以上、あるともないとも言えない。これはいまだにその状況にある。現実的に人類が到達できる星は太陽系の中の星に限定されるから、土星の衛星エンケラドスやタイタンのようなところに生命を見つけることができなければ、観測は不可能で終わりということになりそうだ。しかし、もし微生物の一つでも発見できれば人類史上最大の発見ということになるだろう。生命は地球以外の天体でも発生しうるという情報を得るからだ


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2018年06月14日

米朝会談の結果

米朝会談が行われた。
結果的にアメリカの朝鮮半島へのポリシーが明らかになってきたと思う。

1.朝鮮半島は緩衝地帯として残す。
  朝鮮は歴史的に二股外交により生き残ってきたので、今回は北をアメリカとチャイナとの二股をかけさせた。これにより、北が即、チャイナに飲み込まれることはない。アメリカは必ずしも北がチャイナの傀儡ではないことを確認した。北を潰さない代わりに決してチャイナに飲み込まれてはならない、常にアメリカとチャイナとの間で二股をかけろと言ったのだろう。

2.アメリカは朝鮮半島から近い将来撤兵する
  アメリカは南への軍駐留を引き上げる。いつでも軍を戻すことができるということもあるが、北がチャイナに飲み込まれないのであれば、軍を常時駐留させる必要性が低い。他に軍事力を割り当てることができる。

3.北への軍事攻撃はしない。
  北をチャイナとアメリカの緩衝地帯として残す以上、北への軍事攻撃はない。しないでも済む戦争はしないに限る。

4.北は核を放棄する
  これが今回の焦点であったが、結果的に北は核を放棄する。これによって北はアメリカに完全に片足をかけることになる。北も南と一緒にアメリカの傘の下に入ることになる。

こうしてみると、アメリカの北対策は、半島の地政学的変更を許さないという目的に対して上策のようにも思われる。
これに対して、38度線が今後は対馬海峡に南下するという意見もあるが、むしろチャイナと北の国境線にまで38度線が北上することになるとも考えられる。
もしそうなれば、戦わずして戦争目的を果たしたことになる。

分からないのはアメリカが今後、南をどうするかだ。このまま南が北に飲み込まれるのを傍観するのか否か、がまだ分からない。
もし、南が北に飲み込まれるのを阻止しようとするのなら、手段もいろいろとあるだろう。
が、傍観する可能性も高い。アメリカから見れば北も南も大して違いがなく、南はアメリカにとってお荷物に過ぎない。統一朝鮮の方がアメリカにとってはハンドリングしやすいかもしれない。

今後、北がアメリカと国交回復まですれば自動的に日本とも国交回復が行われ、その過程で拉致被害者も帰ってくるという流れになるのかもしれない。

今後、チャイナがどうでるかが問題だが、チャイナは北に対しアメリカからの離間の計を掛けてくるのであろう。


posted by libertarian at 08:03| 東京 ☁| ドナルド トランプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

星の写真

最近は星の写真に少し嵌っている。
星景写真とか天体写真といったものだが、デジカメのお陰でフィルム時代の大昔に比べて劇的に敷居が下がっている。
というより、不可能なことが可能になったといった方がいいか。
とはいえ、日本の都市部のような光害地帯では微弱な光の星の写真を撮るのは極めて難しい。S/N比が悪すぎてただでさえ難しい撮影が、絶望的なほどに困難になっている。そもそも都区内では1等星がなんとか見れるという位で、夜空のバックグラウンドは2−3等星くらいの明るさがありそうだ。
このようなハードルの高さに敢えて挑戦して撮影している人もいるが、そういうのはほんとに上級者であり機材も技術も高い人でないと無理だろう。
結果、暗い夜空を求めて遠征しなければならないわけだが、それもなかなかに大変なのである。

天体写真関係のBlogも最近よく見るが、こういうものに入れ込んでいる人たちのレベルの高さに驚かされる。
もともと理系の研究者や技術者だという人が多いと思うが、その科学的な理解度と技術レベル、創意の高い工夫にびっくりする。
ガリレオの時代、否もっとずっと古代より、天体観測は最先端技術であり最先端科学であった。
天体観測と光学技術は一対のものであり、光学技術を高めることが天体観測の進歩と同じであった。
これは現代もそのまま当てはまる。日本はスバル望遠鏡のような補償光学のトップランナーだ。こういった最新の地上望遠鏡の性能はすでにハッブル宇宙望遠鏡を凌駕している。
日本ほどアマチュア天体観測家のレベルが高く、また層の厚い国はない。近年では新星の発見は世界的に研究機関より日本のアマチュア天文家がリードしてきた。

天体観測というと大きい望遠鏡を買ってきて空を覗いてるだけという位のイメージかもしれないが、ほんとは物凄く奥の深いもので科学そのものといえる。天体観測は精密科学技術である。
天体写真に興味を持つと、機材にかかるコストも非常に高く天井知らずだが、その沼に嵌る人達の気持ちはよくわかる。w
天体写真1枚を撮るのにかけるコスト、時間、労力は半端ない。

私のように車を手放してしまった人間はそうそう自由に遠征もできないし、手荷物で遠征するといってもそんなに重い機材を持っていけないので結果、光害地帯でも可能な惑星観測になる。
天体という自然観察の感動のようなものに加え、それをうまいこと写真に撮るということの技術的な難しさがチャレンジングなのである。
今は巷に凄い天体写真が溢れているが、単に見るのと自分で撮るのとでは全く別次元のことだ。
posted by libertarian at 03:07| 東京 ☔| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月26日

朝鮮半島は北に統一されるか?

アメリカは対北の経済制裁を続けてはいるが軍事攻撃はこのままやらずに終わるのであろうか?
軍事攻撃をした場合はその終戦処理が難しいことは明らかであるから、リビア方式で北に核を放棄させれば当面はよしとする考えもあるのだろう。
私も前から朝鮮の南北統一は南が北に飲み込まれる可能性の方が高いと書いてきたが、文大統領になってからその方向に進んでいる。
そもそも文政権は北の傀儡政権である。

しかし、そうなると朝鮮半島が3軍事大国のチャイナ、ロシア、アメリカの緩衝地帯でなくなり、緩衝地帯の喪失になる。
その結果、日本はますます緩衝地帯化する圧力が高まるだろう。しかし半島がチャイナの赤に染まってしまえばアメリカは将来的に東アジアの防衛ラインを維持するのが難しくなる。
アメリカの真の敵はチャイナであるから、北の問題もチャイナ対策の一貫であるはずだが、南北朝鮮の北による統一が実現されれば、半島が実質チャイナ化するに等しく軍事的な敗退となる。また南北統一という形での朝鮮戦争の終結は、アメリカにとっては朝鮮戦争の敗北をも意味する。

今の状況は(チャイナ+北+南) vs アメリカになっており、今までの(チャイナ+北) vs (アメリカ+南)ではなくなっている。
アメリカは今後、南に対する経済制裁もする可能性があるだろう。
今は北の核兵器問題だけがクローズアップされているが、むしろ地政学的な衝突が本質にあり、南が北に飲み込まれつつある状況の方が地政学バランスの変更となり問題だ。

この状況で存在感がないのが、ロシアと日本だ。
日本は拉致問題の解決ができれば当面よしとして半島の北による統一を傍観するだろう。いずれにしても今の日本は傍観しかできない。
しかしアメリカが日和って北にとって少しでも有利な交渉、大団円でまとまれば、一番割を食うのは日本だ。
アメリカが日和るとは北がリビア方式を認めて結果北への経済制裁を解除することだ。これが米朝会談の結論になるとやばい。
ロシアにとって半島は東の辺境地帯だからそれほど重要視していないのかもしれないが、チャイナの勢力拡大はロシアにとってもマイナス要因だ。半島が赤に統一されればロシアは将来的にロシアの東半分の軍事プレゼンスを失うかもしれない。

もちろん、すぐには北による南北統一と半島のチャイナ化はないとして、北にリビア方式を飲ませた後は逆に南への経済制裁などの圧力をかけていき文政権を潰すことで、統一を阻止しようとするかもしれない。
北による南北統一は共産主義ー社会主義ー独裁恐怖政治の拡大であるから、これに対しアメリカは自由主義の旗手としてのイデオロギーをもって対抗しなければ、中長期的には、なし崩し的に東アジアを失いヘゲモニーを失う結果になる。

posted by libertarian at 10:11| 東京 ☀| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

東芝解体

「東芝解体」(大西著、講談社現代新書)を読んだ。
この数年で日本の電機産業がここまで落ち込んでいるとは知らなかった。
著者は、日本の電機産業、電電産業はともに社会主義的な配分システムでやってきたと指摘する。
電機産業は、NTTという半官半民の独占企業が税金的に電話料金を徴収し、それをさらに電器産業に振り分ける癒着構造があり、これが日本の電機産業の安定収入となっていた。家電産業はNTT仕様のものを作っていればそれでよかった。
電電産業は東電を頂点とする独占電力産業の下請け設備業者として安定収入をえていた。
親玉の電力会社は独占企業として税金のように莫大な電力料金を徴収してきた。
このような社会主義的配分により、安定収入を得ることができ、それがまた本業であったために、他の事業は半導体でも家電にせよ赤字でも許される傍流の副業だった。これがグローバル競争が激化することで、それを専業として必死にやっている外国の勢力に負けてしまったというものである。

家電産業は、親分のNTTがダメになることでミルク供給が減り、電電産業は311で親分の電力会社がだめになることでやはりミルク補給を受けられなくなった。その結果、この数年で日本の電機産業はぼろぼろになってしまった。

日本の電機産業、電電産業に対するマクロな見方としては、このような観点は成り立つのかもしれない。
こうしてみると、日本の家電産業、電電産業に対する経済産業省の影響力の大きさが見えてくる。経産省によるNTT、東電支配から間接的、hierarchicalに日本の全ての家電産業、電電産業はは社会主義的に支配されてきたのであろう。

しかし、これに加えて20年以上にわたるいまだに終わっていない財務省ー日銀によるデフレ政策があった。
経産省の社会主義的な産業政策に加えて、さらにマクロな要因として財務省ー日銀のデフレ政策があったといえる。
これを指摘しないのは片手落ちであろう。

日本の家電産業は東芝が解体し、シャープがつぶれ、NEC、富士通も風前の灯、日立、三菱も一時より半分以下の規模となった。ソニーもハイテク分野で国際競争力は失いつつある。パナソニックは電池頼み。
ソニーのような独立系の電機会社は方向転換を試みているが、東芝を典型とする政府との癒着のつよい大企業ほど後退が著しい。

つい最近まで日本の国際競争力の要はハイテク電機産業と思われてきたが、それがもはや総崩れの状態だ。
インターネット登場以来アメリカではGoogleだAmazonだと新しい産業が台頭してきたが日本には何もない。

ただ日本の大手家電産業は日本のエリートエンジニアの良くも悪くも受け皿だったわけだが、これらが解体することで技術者の囲い込みが弱まり、人材の再配置 reallocationがこれから大規模に起きる。
日本は経産省を廃止し、社会主義的な計画経済、産業政策をやめることが必要だ。

posted by libertarian at 10:20| 東京 ☀| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月02日

チャイナ製のスマホを買ってはいけない

最近、チャイナ製のスマホが日本市場に価格攻勢をかけてきている。ファーウェイとかOPPO、ZTEとかだが、こういったチャイナ製のスマホの販売は規制をしたほうがいい。
なぜなら、チャイナ製のスマホにはバックドアが仕掛けられているからだ。
チャイナではスマホのメーカーに、バックドアの設置をテロ対策と称して義務付けているそうだ。ということは、チャイナ製のスマホに必ずバックドアはあるのだ。顔認証セキュリティがどうのこうのと謳っていても、バックドアがあればセキュリティはゼロだ。

そもそも、テロ対策といっても実際のところバックドアはテロの防止にはならず、逆にテロ攻撃用に使える。
ファーウェイとかチャイナの大企業は全て軍閥企業だから、そういったバックドアの情報も共産党に上げているだろう。もし、チャイナ製のスマホのシェアが日本で高まれば、大規模なサイバーテロ攻撃がスマホ経由で可能になる。
アメリカではファーウェイ製品を公的部門で買ったり使ったりすることは禁止している。
ファームウェアレベルで埋め込まれているようなので、対策もできない。

最近のチャイナ製スマホの価格攻勢はサイバー戦の一環としてみた方がいい。常識では考えられないことを平気でする連中だということを忘れてはいけない。

#ちなみに、チャイナ製と台湾製は区別しないといけない。Asusとかは台湾メーカーだ。

日本の国産PCは総崩れでもはや大きなところは残っていない。
NEC、富士通のPC部門はチャイナのレノボに吸収されたし、東芝のPC部門はASUSに吸収されるようだ。
PCやスマホといった民生品がチャイナに独占されると非常にまずいことになる。
せめてPCやスマホはアメリカや台湾のメーカーにしておいたほうがいい。
posted by libertarian at 21:21| 東京 ☁| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

3月開戦

北朝鮮討伐がオリンピック後すぐだとすると、平昌オリンピックが2/9-25なので3月中だろうか。
少なくとも1−2か月の間には起こることになるだろう。
今年は平成最後の年だが、かなりの激動の年になるかもしれない。

北討伐後のアメリカの終戦戦略はわからないが、北をチャイナ管理の緩衝地帯として残すことになれば、チャイナの前線が日本に一層近づくことになる。しかし、やはりチャイナ管理で進む可能性は高そうだ。朝鮮はもともとチャイナの下僕であるから、その方が混乱が少ないだろうし、アメリカはこんなところにエネルギーを注ぎたいとは思っていないだろう。アメリカの北との戦争目的は明白であり、北を叩き北からの核兵器拡散を防止することにある。その戦争目的さえ果たせば当面はいいのだろう。
そして北が完全にチャイナの傀儡政権になると、今度は南朝鮮が100%緩衝地帯化し日本もさらに緩衝地帯化の度を深めることになるだろう。

既に日本へのチャイナの侵略は着々と進行中であり、独裁組織だから方針にブレは全くない。対する日本は全くの無防備のままだ。習近平の方針の通りに行けば2020年までにはチャイナは第2列島線を突破する予定らしいから、南の島々もかなりきな臭くなるだろう。沖縄はすでにチャイナの傀儡政権が支配している。

安倍政権は電波オークションを進めるとしているので、これは意外と現状変更する上での突破口になるだろう。日本の既存メディアもかなりの程度チャイナに支配されつつあるので、メディアは日本にとって獅子身中の虫だ。これをまずは駆除しなければならない。

posted by libertarian at 09:59| 東京 ☀| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

Volta

今年は最新型のパソコンを新調したいと思っている。
性能重視でデスクトップにするか、小型性を重視してノートにするかは悩ましい。
実際はデスクトップを買うのが正解だが、デスクトップは無用にでかくなり、デザイン的にも魅力がないのが問題だ。デスクトップはもう少しサイズやデザインを考えたものがあるといいのだが、意外と選択が難しい。
もしくはThunderbolt3のついたノートPCにeGPUをつけて使うというのも捨てがたい選択肢だ。TB3を付けたノートパソコンはますます増えてきているので選択肢は広くなった。
スペック的には
CPUは第8世代インテル
GPUはNvidiaのVolta
が条件だ。
VoltaになるとAI計算がPascalの一挙に10倍になるらしいのでVoltaが出たらすぐに手に入れたいものである。

マシン速度というのはどこまでいっても相対的な性能に過ぎない。その時々で最新のマシンは過去のマシンに比べて随分と速くなったと感じるが、数年すると見劣りした性能になってしまう。w
ビデオ編集でもするのでなければ、別に今のマシンでもさしたる不満はないが、AI計算をするときは最新のGPUが必要だ。何にするかはVoltaがでてから考えればいいので、購入はまだ少し先だ。
posted by libertarian at 22:17| 東京 🌁| Computer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

Vimとエディター

Lisp界隈では、昔はもっぱらEmacsが信奉されていたが、最近はむしろVimの人気が一般には高いようだ。
VimはUnixの標準エディターとして、好む好まざるに関わらず使う必要があったりするが、Vimのその強力さが最近は取り沙汰されている。そもそもエディターなんてものはなんでもいいと基本思うわけだが、モノ作りは道具にこだわるという側面も大きいので、エディターというのは永遠のテーマの一つであろう。

ググってみたところ、最近の人気エディターは次の4つ
Atom
Sublime Text
Visual Studio Code
Vim

この4つのどのエディターも使ったことはある。というか、この4つで最近私が使っているのはSublimeText以外の3つ全部だ。w
特にVSCは、つい最近使い始めたが、現代的なエディターの良いところを集めたような作りで、かつ安定感が高くて気に入っている。さすがマイクロソフトだ。w
この中でEmacsは入っていないが、やはりEmacsのような古いIDEを使う理由がもはや分からない。
それでも高機能なエディターほど、学習コストが高いので、その人が使い慣れたものを使うのが一番効率的なのである。

学習コストという点では、やはりVimの学習コストは非常に高いと思う。
Vimはモードというものを持っていると通常説明されるわけだが、私はVimにはモードなんてものは存在しないというのが持論である。
一言でいえば、Vimには元々テキストの編集、作成をすべてコマンドで行うというシンプルなポリシーがあるのだろうと考える。これはユニックス的なシンプル哲学だ。
そして、このすべてがコマンドであり、コマンドは組み合わせ可能という点が、膨大なコマンドの組み合わせを生み、Vimの応用性の高さに結びついている。

例えば具体的に言えば、ノーマルモードからa,iなどでインサートモードに入るというが、実際はa,iはインサートコマンドであり、入力テキストは引数である。そして、Escでインサートコマンドを終了させているわけだ。
だがしかし、最近のVimは初期のViと違い矢印キーやバックスペースが(いわゆる)インサートモードの時に使える。元々は単なる引数にすぎないテキスト入力の状態で、このような動作はやや不可解であった。
しかし、どうもこのからくりは単純なようだ。
おそらく、矢印キーなどを一度でも使った時点で内部的にはインサートコマンドを終了させ、カーソル移動が終わった時点で自動的にインサートコマンドを起動するというような処理をしているのであろう。
そう考える根拠は矢印キーを使うとUndoの単位が異なってくるからである。
それに、この位の処理ならプログラムを大きくいじらないでも簡単に実現できるだろう。
やはり、インサートモードなんてものはなく、インサートコマンドしかないのである。ww

ただし、コロン(:)を押したとき、コマンドモードといわれるウィンドウの下に入力欄が移る部分だけは異質だ。
実際のところ、コマンドモードとはVimからExエディターを内部に起動してExのコマンドを動かしているのだ。
ファイル処理などはEXコマンドに分担させているともいえる。このEXエディターが起動した状態だけは異質なものなのでモードと言ってもよいかもしれない。
EXエディターはVimに取り込まれたミトコンドリアのようなものだ。w
もともとVimとはEXというラインエディターをスクリーンエディターに発展させたものなのだが、それがExを取り込んでいるのだ。

Vimはすべてがコマンドであるということと、コマンドには反復可能な単位があるという点がVimのポイントだろう。この反復可能な単位を理解することでVimの膨大なコマンドの組み合わせが威力をもつようになる。
posted by libertarian at 11:55| 東京 ☀| Computer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

Alpha Zeroと学習コスト

去年はAlphaGoが話題になったが、早くもAlphaGoは引退し、完全な教師なし学習の強化学習を用いたAlphaZeroが登場した。AlphaZeroとAlphaGoを100回対戦させたところZeroが100戦全勝だったそうだ。
やはりAIは強化学習が主流となりつつある。
もしDeepMind社が将棋AIに取り組んだら、今の最強のコンピューター将棋ソフトよりも圧倒的に強いものを数日で開発するだろう。

AlphaZeroはたった3日間の強化学習でこれだけの力になったそうだが、これはGoogleの恐るべきコンピューターパワーを使ったから可能であった。
もしGTX1080のSLI接続で2つ使った程度のマシンで同じことをやろうとしたら1500年位かかる計算らしい。
今のところGTX1080のSLI接続のマシンは個人で動かせるほぼハイエンドのマシンスペックであろう。
ざっと計算するとDeepMindが使ったGoogleのマシンパワーは、このGTX1080のSLI接続で2連マシンの20万倍位の計算力ということになる。
#1500*365/3=182500 -> 約20万

学習させているときはGPUはほぼフルパワーで動いているのでGTX1080は300Wくらい消費する。
2つで600w。
この20万倍の電力となると、600*200000wとなる。
日本だと電気代は大体1Kw=30円/h
これで計算すると
120,000Kw*24h*3*30yen/kwh=259,200,000円

つまり、日本でこの学習を行うと、ざっと2億6千万円の電気代がかかることになる。
しかし、Googleは電気代の安いところで運用しているから、実際はこの1/3以下だろう。
それでも9千万円程度のコストがかかることになる。
さすがにこれだけコストがかかると、そうそう将棋でもちょっとやってみようかということにはならないのであろう。w
だが、同じ方法論で囲碁よりも将棋の方が学習コストは低く可能であろう。
posted by libertarian at 19:36| 東京 ☀| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

アジア版NATO構想

伊藤貫が言う通り、日本が軍事的に独立しなければならないというのは全くもってそのとおりだ。今のような自衛権をも放棄するかのような戯言がまかり通っているのは異常であり、もしそんな戯言がこの先も通じるとしたら日本はチャイナに侵略されているだろう。

しかし、私が思うに日本は戦後一貫して緩衝地帯となりさがっており、国家のつもりではいるが、実際は緩衝地帯に過ぎなかったのが現実という観方だ。もし日本が軍事的に独立するとしたら、日本が地政学的にも緩衝地帯でなくなっているという状況が必要だろう。ソ連が崩壊して、日本は対ソの緩衝地帯ではなくなったが、チャイナの台頭により今ではチャイナの緩衝地帯となっている。もし、ソ連崩壊後に中共を叩き潰していれば日本は今頃、緩衝地帯ではなく、まっとうな国家になっていたかもしれない。

今の朝鮮半島は純粋な緩衝地帯であり、そこにある南北朝鮮は国家のような顔をした緩衝地帯に過ぎず、目糞鼻糞で日本も半分以上は緩衝地帯である。
そして北は核を持つことで単なる緩衝地帯から、一丁前の独立国家になろうとしているわけだが、これはうまくいかないのは確実だ。核を持つだけではダメなのだ。核を持つだけでは独立国家にはなりえないのである。核を持ったところで、地政学が変わらないからだ。

仮に北がチャイナに吸収されるとしたら、その分、南朝鮮と日本の緩衝地帯化が一層進むことになる。
朝鮮半島が緩衝地帯でなくなるとしたら、朝鮮半島がチャイナに完全吸収されてしまうか、チャイナの中共が崩壊してチャイナが自由主義圏になるかしかない。

しかし自由主義圏の民主主義というのは脆弱なシステムである。今はトランプがアメリカ大統領となり、戦後レジームがうまくいけば変わるが、またもしオバマ政権のような民主党極左政権に政権交代すればとてつもない反動が確実にくるのだ。このような不安定さがつきまとう。日本はアメリカの選挙結果次第で国家の命運が変わってしまう。これは緩衝国家の悲しさといえる。

だからこそ、日本は軍事的な自立を果たさなければならないというのはその通りだが、そうした場合、へたをすると北と同じ末路をたどってしまう危険性もある。地政学を塗り替えようとすることは容易なことではない。
日露戦争の頃の日本は、当時の地政学を維持しようとした。ロシアに対して朝鮮半島を緩衝地帯として日本の防波堤にしようとしたわけだ。地政学を塗り替えようとしたわけではなかった。

だが対米戦後は日本は自らが緩衝地帯となってしまい、地政学を維持したり塗り替えることのできるプレーヤーではなくなってしまった。その点で、高橋洋一氏の唱えるアジア版NATO構想は現実的かもしれない。
日本はしばらくは自らではプレーヤーにはなれないが、NATOのようなアジア版軍事同盟に入ることで緩衝地帯化を弱めることができるかもしれない。

そしてアジア版NATOによって今世紀中にチャイナ中共を叩き潰せば、日本も真の独立国家となる地政学的条件がやっと生まれる。日本が真に独立国家になるためには、チャイナ中共を叩き潰す必要があるのである。

posted by libertarian at 20:12| 東京 ☀| ドナルド トランプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北朝鮮討伐後の戦後処理予想

「朝鮮半島終焉の舞台裏」(高橋洋一著)を読んだ。
高橋氏の予想は、大体私の予想とも近いのだが、終戦処理として北をチャイナに支配させるだろうというのが私の予想と異なる点か。w
高橋氏がそう予想する根拠はアメリカがチャイナの譲歩を引き出すために、現在の北の戦後管理はチャイナに行わせるだろうと見ているだめだ。
しかし疑問なのはチャイナに対しててそこまでアメリカがほんとに譲歩しなければならないのかどうかだ。
もしアメリカがほぼ単独軍事行動をしたとしたら、そこまでチャイナに譲歩するかどうかは分からない。

チャイナの海洋進出にとっても今の北がチャイナの邪魔者になっている以上、チャイナが北を切り捨てるのは自然だとしているが、アメリカが北をそのままチャイナにゆだねるだろうか?
私は、アメリカは南に統一させるのが妥当だろうと思っていたが、もう一つの案として38度線を北にずらし、新しい国境線より上を純粋な緩衝地帯として作るという手もあるかもしれない。

もし、北の体制が抹殺されれば、アジアの軍事バランスは大きく動くだろうが、もしアメリカが長期的に本当の敵をチャイナと見定めているのであれば、ここは南に統一させる形で動くのではないかというのが私の予想である。チャイナ共産党という真の敵に塩を送るような真似は下策であろう。

この本で20年前のチャイナ、南朝鮮、ロシアと日本の名目GDP比(ドルベース)が書かれている。
20年前と今とで次のように変化している。
チャイナ : 21% -> 226%
南朝鮮  : 12% -> 28%
ロシア  : 9% ->26%

チャイナの伸びが異常で20年で10倍以上に伸びている。
日本はこの20年デフレ政策で伸び率が異常に低かったということが大きいが、やはりチャイナの発表している値が例のごとくで嘘だということだろう。高橋氏は公式発表の3分の1程度だろうと見積もっているようだが、そうすると日本とのGDP比は今でも75%程度となる。実際この位であれば伸び率が20年間で3倍程度とリーズナブルな気がする。w

チャイナの公式発表は全て嘘出鱈目であるのは周知の事実であり、そんな数字を根拠にチャイナの力を過大に見積もってしまうと、またぞろ中共との戦略的妥協だの戦略的忍耐といったバカなことを言い出す輩がでてくるので要注意だ。

#この点、西部一派の一人である伊藤貫氏などもだめだ。彼はミアシャイマーなどにも影響されているが、西部一派ということからも要するに東大駒場リベラルなのである。w 伊藤貫や西部すすむは、アメリカ大嫌いでアメリカの悪口は言うが、チャイナの悪口などほとんど言わない。w
posted by libertarian at 19:19| 東京 ☀| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月19日

難聴とイコライザー

オーディオでイコライザーというのは昔は邪道と思い見向きもしてなかったが、最近、イコライザーの重要性に目覚めた。
そもそも、年齢とともに大なり小なり耳は悪くなっていく。そうなると各自の耳に合わせて周波数ごとにイコライザーで調整しないとかえってバランスが崩れる。オーディオ評論家の人たちには年配の人も多いが老いた自分の耳の周波数特性という足元性能をちゃんと把握しているのであろうか?w
自分は片耳が難聴であるため、悪い方の耳だけで音を聞くと壊れたラジオのような音になる。

iPadにはRとLで別々にイコライズできるTSC Musicというソフトがあるのを発見し、試したところ非常に具合がよい。以前はSoundFocusという同様のiOS用ソフトがあったが今はない。
元々、難聴者などを対象に考えられたソフトのようだが、素晴らしい。難聴の人間は是非、導入したほうがいい。残念ながらAndroidにはこのようなソフトは調べた限り見当たらない。

突発性難聴になると多くの人は酷い耳鳴りに悩まされることになる。この耳鳴りの原因は分かっていないが、(というか耳のメカニズムなど全くなんにも分かっていないと思われるが)正常な耳では聞こえているが難聴の耳では聞こえていない周波数の音が耳鳴りの周波数になるというのが私の経験上の事実だ。

自分は最初が重症の突発性難聴で音の全域がほぼ全く聞こえなくなったために、すさまじい地下鉄の中のような轟音の耳鳴りがしていたが、その後、運よく回復するにつれ、特に聞こえない高周波の音が耳鳴りとして残った。
このいつも耳の中でなっているキーンという音がどのくらいの周波数なのか興味がでてちょっと調べてみた。
これのテストにもiPadのアプリで特定周波数の音をだすものがあって便利だ。
結果、どうも耳鳴りの雑音の周波数は8KHz前後の音だと思われる。もしくは8KHZ以上の周波数音域全体がまざっている音なのかもしれない。
これ以上の周波数音域になると実際ほとんど聞こえないが、脳内では耳鳴りとして鳴り響いている。

しかしイヤフォンで難聴の側の耳にこの8KHz位の音を大音量で流すと、かすかではあるが聞こえる。そして、その音を消すと、その後、しばらくはキーンという耳鳴り音もなくなる。
これはなかなかに面白い現象である。
つまり難聴の耳では実際は聞こえない周波数の音が耳鳴りとなって聞こえているわけだが、その音を大音量で無理やり流すと耳鳴りが少しの間であるが消える。これをどう解釈するかだ。鍼灸治療では、耳鳴りの現象を聞こえない音を脳が探しているといった東洋的な表現をする人もいるが、メカニズムは不明であるものの、そういうものなのかもしれない。
普段聞こえない周波数の音を大きくして無理やり耳に聞かせることで脳はその音が聞こえると判断し、音を探すことをやめるわけである。w
発病の初期は音全域が全く聞こえなかったので、全音域が耳鳴りとなり地下鉄の轟音のような音になっていたわけだ。

最近は音楽はデジタル化されたおかげで、RとLで別々のイコライズをかけるようなことが容易にできるようになった。
スマホでもHtc10とかHTC U11などこのRL別々のイコライズ機能がデフォルトでついているものもある。
またAumeoというヘッドフォンアンプはこの機能に特化している。
こういったデジタル機器を活用することで、難聴の人でも音楽をもっと楽しめるようになるはずだ。




posted by libertarian at 20:39| 東京 ☀| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

国家のOS

国家をコンピュータになぞらえてみるならば、司法、立法、行政という三権システムはOSの構成要素と見ることができる。もし国会が立法府として法律というOSコードを作る処とみれば、行政組織はOSの指令通りに動く周辺インタフェースというかんじか。

独裁国家は、このような仕組みはない。独裁国家と、いわゆるデモクラシーの国の違いとは何なのかというと、一つにOSコードを作るところが変更できるかできないかという違いがある。デモクラシーの国では立法府の国会議員は選挙によって交代させられるが、独裁国家では変えられない。もし自力で体制を変えるにはクーデターしかないが、それは強権によって弾圧され一切の抵抗ができない強力な暴力装置が作られている。

いわば、デモクラシーとはオープンなOSであり、独裁国家はクローズドなOSといえるかもしれない。
独裁国家にはOSそのものがないといってもよい。なぜなら法律そのものがなきに等しいからである。w
OSなきコンピューターシステムといえば、ベーシック言語しかなかったパソコン黎明期のPC98シリーズみたいなものがあるが、そういった古い原始的なパソコンシステムに近いのかもしれない。
一方のデモクラシーはオープン性が高いネットワークコンピュータのようなものだ。オープンである分、侵入が容易である。一方の独裁国家は完全にクローズドな時代遅れのぽんこつのパソコンである分、侵入が容易でない。w
しかし、こういったデモクラシー国家と、チャイナや北のような独裁地帯とのセキュリティ上の非対称性というのは意識しておかねばならない。デモクラシー国家の方が高度に進歩はしているが、セキュリティ的な脆弱性がむしろ高い状態にある。

いままでは、国家とはスタンドアローンマシンのOSだったわけだ。そこにテロリストがクラッカーのように侵入してしまえば、なんでも思い通りにできるという極めて脆弱なシステムだった。
パソコンもその初期には、やたらとオープン性が強調され、オープンなことがいいことだとされていたが、そのうちセキュリティ問題が深刻に認識され始め、セキュリティ管理やウイルス防御が必要だということが徐々に認識されだした。

アメリカも第2次世界大戦後に、CIAのような情報セキュリティ部門がようやく作られたわけだが、その前身のOSSがソ連の工作員だらけであったために、戦後のCIAもかなり脆弱な組織となったようだ。
それでも情報セキュリティの重要性が徐々に認識され始め、セキュリティソフトに相当する機能をOSの中に取り組もうとしたわけである。
ソ連の工作員テロリスト=クラッカーの脅威を認識した結果であった。

日本の場合は、セキュリティ機能が0の旧いレガシーOSを全く修正することなく使っているに等しい。結果的に今の日本のセキュリティは軍事セキュリティも、情報セキュリティ的にもゼロなのである。とてつもなく、やばい状態にある。国家の第一の存在目的は国民の集団防衛=セキュリティにあり、いわゆる福祉なんてものは本来の目的の一つですらないのだが、このことが理解されていない。

さらにいえば、セキュリティとは免疫機能にも似ている。それは自他の識別機能が基本となる。
ネットワークでいえば、信頼関係のあるグループだけで構成しなければならない。ネットワークの中に敵の侵入をゆるせば、最新のコンピュータもセキュリティは簡単に崩壊する。
どんなに戸締りを固く防御していても、一旦武装した強盗に家の内部に侵入されてしまうと打つ手がないに等しい。
いわゆるMITM攻撃(=Man In The Middle Attack)には今のコンピューターシステムは打つ手がないのである。ソ連のコミンテルンは、容易に権力中枢のネットワークに侵入することができたが、これをさせない厳格なセキュリティ上の仕組みがOSそのものに必要だ。

アメリカが機密を日本にあまり渡さないというのはあまりにも当然のことであり、それは日本というセキュリティ機能がゼロでウイルスに感染しまくったパソコンをネットワークにつなげることに等しいからである。

今は日本でも、軍事費を増やすべきとか、サイバー部隊が必要だとはしばしば言われるし、当然にそれは必要なことなのだが、もっと法的な部分でセキュリティを担保しないといけない。
法律というOSにセキュリティ機能を加えなければならない。
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2017年12月13日

日本は誰と戦ったのか

江崎道郎氏の「日本は誰と戦ったのか」を読んだ。
この本は、今までの江崎氏の著書の内容を分かりやすく、新情報を加えながらより広い読者層に向けて纏めたものだ。
私は江崎氏の本には以前から注目していたので、江崎氏の知見が世に広まるのは喜ばしい。

江崎氏のアメリカを一枚岩で見てはいけないという話しは、私もリバタリアニズムを調べる中でしばしば感じたことである。日本に、朝日やNHKや民進党のような左勢力が傍から見て強いようにみえても、声がでかいだけで、それだけではないのはどの国でも同じことだ。日本の左派はメディアと教育システムを牛耳っているが、結局、政治的には安倍政権が支持されており、アメリカではトランプが大統領になったことからわかるようにアメリカにもまともな勢力はいて、トランプ大統領を誕生させた。

しかし、20世紀におけるソ連のコミンテルンと中国共産党の工作の影響力は決定的で、まったくもって恐るべきものである。コミンテルンの作り上げたウイルスが民主主義政権の中枢に感染し、コンピューターウイルスのように世界を破滅的な状況に導いたのが20世紀であった。
日本では近衛内閣が、尾崎秀美のようなソ連の工作員だらけであり、アメリカではFDRの周りと行政組織のトップに至るまでソ連の工作員だらけであった。
これはコンピューターにウイルスが感染しシステムが乗っ取られ、スターリンのコミンテルン=ウイルスの意のままに操られていたのと同様だ。
その結果、世界は恐るべき悲惨な地獄をみることになった。
要するにアメリカも日本もスターリンのコミンテルンの工作により、敗戦革命戦略にそのまま乗せられて全く意味のない悲惨な総力戦を戦わされたのだ。

これが最初から最後まで、コミンテルンの敗戦革命のシナリオ通りになったのだから恐ろしい。そしていまだに共産党の敗戦革命戦略は日本でもそのまま生きているのだ。
スターリンのコミンテルンは自らは戦わずして、さらに恐るべき低予算で、つまりウイルスだけで世界を地獄に追い込んだのだといえる。

本書はアメリカのスタントン エバンスという保守派の歴史家たちのコミンテルン研究の紹介でもあるが、これらはベノナ文書の公開により実証的にも明らかなものになりつつある。アメリカ国内でもこの保守派による地道な歴史研究が徐々に広まりつつあるらしいことは喜ばしい。

ちなみに江崎氏の講演はYoutubeで沢山公開されているので、是非見るべきである。江崎氏は文章もうまいが講演での話も非常に巧みである。
例えば、以下の講演。

中国共産党に牛耳られた戦前日本の政界・言論界 【CGS 神谷宗幣 第56回-1】
https://www.youtube.com/watch?v=abkpQRNElYQ
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2017年12月09日

虫歯の話

「名医は虫歯を削らない」という本を読んだ。
私は過去に歯を削られてインレーだらけである。歯医者に行くたびに削られまくるのでそうなった。
しかし、糖質制限をしてからは歯垢がほとんどできないことに気づいていた。このことは先日読んだ夏井氏の本にも書かれてあり、やっぱりそうかと思っていた。
この本を読むと、虫歯予防には砂糖を摂らないこと、歯周病予防には糖質制限をするべしと書いてある。

どうも今までの日本の歯科の治療なるものは根本的に間違っていたようだ。欧米では20歳以下の若者の永久歯は削ってはいけないというルールがあるらしい。しかし、日本の歯科医師は逆に削ってなんぼという医療報酬システムであるためにガンガン削りまくる。しかし歯を削るとエナメル質というガラス質にちかいものに微細なクラックが大量に発生し歯全体に深刻なダメージを与え、そのうちに神経を抜くはめになり、さらには歯根も腐って歯周病になりついには歯を抜く運命になるらしい。さらには抜歯によるボーンキャビテーションで歯茎に慢性的に多くの細菌が住み着くと免疫力が低下しガンの引き金にもなるらしい。

また食後すぐに歯磨きをするように日本では一般的な指導をしてきたが、食後すぐの歯磨きは歯にかえってダメージを与える。食後30分以上たった後にやらないと逆効果だそうだ。

この本を読むと日本の歯科も先進国水準からはとてつもない後れをとっているらしいことがわかる。ほとんど後進国レベルだろう。これが事実だとすると日本の歯科治療と予防歯科は犯罪的に間違っていたということだ。
まずすべきことは歯科医に対する医療報酬=インセンティブシステムを180度転換しないといけない。欧米の医療報酬と日本のそれは180度違う。あちらでは歯を削るのは逆に減点対象で、どれだけ予防できたかで評価されるらしい。

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2017年12月02日

モノラルオーディオ出力

知らなかったがWindowsもモノラルオーディオ出力がWin10のcreators updateから可能になったようだ。
設定→簡単操作→その他のオプションで、モノラルオーディオ出力を選べる。
iOSは最初からそういう機能があったが、MSもやっと追随したようだ。

こういう機能は地味だが片耳難聴者にとっては必須ともいえる。これをケーブルで実現するのは意外と大変なのである。
しかし、ステレオ録音したものをモノラルに変換するのは無理があることに変わりはない。
できれば録音の段階から、モノラル録音とステレオ録音の両方をしてほしいものである。w

またモノラル出力したものをステレオの2台のスピーカーから出力するのはよくない。
ステレオ音源のRL出力を合わせただけのモノラル音声を2台のスピーカーで出力するとまずいことになる。これは、おそらく音の定位が左右同時に生まれるためであろう。
少なくともモノラル出力したものは1台のスピーカーで再生する必要がある。

音楽ーオーディオ業界はステレオというVR技術に偏向しすぎてきたが、モノラルというある意味旧い技術を新しい技術として捉えなおしてほしいものである。
posted by libertarian at 15:59| 東京 ☁| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする