2016年08月28日

公共財という害悪

現代の世の中は公共財に溢れている。
だが、歴史的に見れば公共財などというものが登場したのは近代のことで、それまでは、王様の所有物であったり、誰かの私財だったりした。
不動産のことをreal estateというが、これは王(レアル)の財産という意味だ。
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2016年08月22日

帝都の面影を捨てた街

東京の建築を通して一九世紀の終わりから今に至るまでの変遷を見てみると興味深い。

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2016年08月21日

建築ツーリズム

日本の建築は1960年代に名作が多いが、この頃作られた建築が50年位たって、はやくも取り壊しの危機に瀕している。
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2016年08月20日

バスティアの「法」

昨日、久しぶりにバスティアの「法」を読みなおした。
http://libertarian.up.seesaa.net/rand/THE_LAW.pdf

自分で翻訳したものだが、なかなか翻訳も格調があっていいではないかw

バスティアは1850年に亡くなっていて、「法」は亡くなる直前に書かれたものだ。
1850年というのは、微妙な時期で近代と近代以前の境目あたりの年だと思う。
日本でいえば、江戸末期の頃か。

バスティアが批判してやまなかった、万人が万人から合法的に略奪するシステムとして今の民主主義なるものはその後も続いてきたということだ。
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2016年08月16日

精神医学という現代の呪術

Netflixでドクターマーティンというイギリスのドラマがある。
これはイギリスの田舎町の医者として移り住んだ都会の医者の話だが、なかなかイギリスらしい大人のドラマである。このドラマは現代に対するいろいろな批判的な視点があって、製作者の知性を感じさせる。

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2016年08月13日

現代の医療に対する懐疑

私も歳をとったので、親しい周囲の人間も高齢になり、次々と癌になったり、入院したりという状況になった。私は現代の医療体制からして、彼らの今後を憂えざるをえない。
つくづく思うのは、現代の医療は狂っているという事実である。
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2016年08月08日

反共の旗をおろしてはいけない

今のアメリカ政治はすっかり反共の旗を降ろしてしまっているが、冷戦終結までは反共の旗印のもとにアメリカはずっと戦っていた。続きを読む
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トランプはアイソレーショニストではない

ネイト・シルバーのベイズ統計理論を駆使した選挙予測が正しいとすると、トランプはかなり苦しい状況にある。
しかし、このリアルタイム予想は変動幅も大きいので、今後どうなるかは、まだ分からない。

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2016年08月03日

ヘリコプターマネー

ヘリコプターマネーは、ミルトン・フリードマンの作った寓話であるが、この話の意味は、金融政策と同時に財政政策をすることである。お金を刷るだけでは巷に流通するまでのプロセスが複雑なので、一挙にヘリコプターでばらまいて巷にカネを流通させるという思考実験だ。


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2016年08月02日

トランプのほんとの主張

藤井厳喜氏の「国家」の逆襲という本を買って読んだ。
この中で、日本のマスゴミが伝えないトランプの主張のほんとのところの具体的な内容が書かれているので、簡単にまとめておこう。
 

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2016年07月31日

トランプがクリントンを逆転した

最も予測精度が高いと思われるネイト・シルバーの米大統領選予測で、ついにトランプがクリントンを逆転した。
http://projects.fivethirtyeight.com/2016-election-forecast/?ex_cid=rrpromo

トランプ:クリントン=50.1:49.9

このペースで行くと9月までにはトランプがクリントンを大きく引き離す可能性が高い。
70%取ればほぼ逆転はできないだろう。

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2016年07月27日

ネイト・シルバーによる大統領選の統計予測

ネイト シルバーの2016年大統領選の予測のページ
http://projects.fivethirtyeight.com/2016-election-forecast/?ex_cid=rrpromo

現時点では、クリントン:トランプ=52.7%:47.2%
クリントンがやや有利のようだ。

だが、この値は経時的に変化する。この1ヶ月でもトランプがかなり追い上げている。
今年の11月まではまだまだ変動するだろう。
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2016年07月25日

身を屈める虎:ミアシャイマー、チャイナを語る

ミアシャイマーがチャイナについて語っている。
youtube の自動英語字幕機能があるので、分かりやすい。w

Crouching Tiger: John Mearsheimer on Strangling China & the Inevitability of Warhttps://www.youtube.com/watch?v=yXSkY4QKDlA
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ミアシャイマー、トランプを語る

ミアシャイマーがトランプについてラジオで論じている。
ところどころしか聞き取れないが、やはりミアシャイマーはトランプをわりと評価しているようだ。
トランプはリベラルヘゲモニー戦略を終わらせようとしていると考えているのだろう。
一方、スティーブン ウォルトはトランプは全然リアリストではないとかなり辛口の評価だが。

Analyzing Donald Trump's Foreign Policy Agenda
Worldview
May 3, 2016
https://www.wbez.org/shows/worldview/analyzing-donald-trumps-foreign-policy-agenda/db560106-c6f5-41e0-be94-22902016fb75
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2016年07月23日

トランプ大統領のメリットとデメリット

トランプが共和党の大統領候補に指名された。
youtubeで演説を見て、さらにそのtranscriptを読んだ。
英語のヒアリングだけでは心もとないので演説原稿を読んだわけだが、英語のヒアリングができないのは単に聞き取りだけの問題ではなく、仮に聞き取れたとしてもこの英文をスピーチのスピードで頭から理解するのはなかなか大変だと思う。w

演説原稿↓
http://www.vox.com/2016/7/21/12253426/donald-trump-acceptance-speech-transcript-republican-nomination-transcript

それはさておき、日本ではトランプがメキシコの国境に万里の長城みたいなものを作ると言っているといったことばかり話題になる。しかし、そんなものは議会を通るわけがないので、どうでもいいことなのである。
だが、メキシコとの国境地帯の荒んだ犯罪多発状況はアメリカにとってほんとに深刻な事態なので、これにトランプは真正面から向き合うという宣言と受け止めるべきだ。
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posted by libertarian at 09:42| 東京 ☁| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月21日

誰にも正解のわからない問題への対処法:Problems nobody knows the correct answer

世の中には正解はあるだろうが、その正解が誰にも分からず検証も不可能という問題は沢山ある。
#検証不可能というのは原理的にとどまらず現実的に検証が不可能というのも含む。

例えば、放射能の安全性問題は、福島第一原発事故以来、喧しい言い合いが起こっているが、この問題はまさに個人には検証不可能な問題である。専門家であっても放射能の安全性に関して、放射性物質の体内被曝の問題を含めて確かなことを言える人は今のところいない。こういうのは実際の経験例から判断することなので、その手のデータがほとんどない状態ではいわゆる専門家にも誰にもホントのところは分からんのである。これは長い時間をかけて臨床結果を統計的に分析することでしか判断できない。

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トルコは今後どうなるか?

トルコのクーデターで、エルドアンはまさに独裁者としての地位を固めつつある。戒厳令下で法の支配の全くない状態になっているようだ。エルドアンのようなイスラーム主義者にとっては、もともと世俗主義の産物でしかない国家の法律など糞食らえといったところだろう。エルドアンはこれを好都合としてトルコのイスラーム回帰を加速するのは間違いない。
もとよりエルドアンはいままでも出所不明の莫大な資金を使って大宮殿を作るなど既にやりたい放題の独裁者となっていた。
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みみっちい日本のネット

ネットは未だに指数的に拡大しているが、ここ10年位をみるとどんどん一極集中化が起こっているように見える。Googleに独禁法を適用しようとかヨーロッパはしているようだが、うまくいかないだろう。
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2016年07月19日

ミアシャイマーによるヨーロッパ安全保障体制の分析:Defining a new security architecture for Europe that brings Russia in from the Cold

ミアシャイマーの論文"Defining a new security architecture for Europe that brings Russia in from the Cold"を読んだ。
これも今年2016年6月に発表された論文なので新しい。
http://mearsheimer.uchicago.edu/pdfs/Military%20Review.pdf

内容を簡単に紹介しておこう。
#詳しく知りたければ、ミアシャイマーの上記論文を参照のこと。ミアシャイマーの英語は非常に平易なので読みやすい。

この論文で、ミアシャイマーはヨーロッパを巡る情勢を1990-2008と、2008-現在までの2つに分けて論じている。2008年までのヨーロッパ情勢は実に安定していた。
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2016年07月18日

リベラルヘゲモニーからオフショア・バランシング戦略へ:Back to Offshore Balancing starategy from liberal hegemony strategy

ジョン ミアシャイマーとS.ウォルトの最新の共著論文"The case for Offshore Balancing"を読んだ。
フォーリン・アフェアーズに載った論文である。
http://mearsheimer.uchicago.edu/pdfs/Offshore%20Balancing.pdf

この論文は次期政権に向けて書かれた内容と言えるだろう。ミアシャイマーとウォルトは、ソビエトが崩壊した冷戦以降のアメリカのliberal hegemony戦略から、アメリカの伝統的な国際戦略ともいえるoffshore balancing戦略への転換を唱えている。

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教育と医療:The Worst 2 system

教育システムと医療システムは近年に肥大化したものだが、この2つは現代の最大の問題とも考えられる。
結論からいえば、この2つは福祉国家を標榜する国家の法律体系に組み込まれているために巨大な利権システムと化しており、何人たりともそこから逃れることは難しい。
この2つを真っ向から批判したのが、哲学者イワン イリイチであった。

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2016年07月17日

トルコのクーデター

トルコのクーデターが起こったが、早々と鎮圧されたようだ。
詳しいことは何もわからないが、このニュースを聞いて最初に思ったのが、軍=世俗主義で、エルドアン=イスラーム回帰という構図だ。
昨日の段階ではアメリカに亡命中のギュレン師が黒幕だといった報道だったが、今日のニュースを見ると、軍は世俗主義勢力だという点に触れられているものがでるようになった。
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2016年07月15日

ニースでのテロ

フランスのニース(nice)でテロが起きた。
私も以前、ニースには行ったことがあり、ニュースにでてくる町並みは見覚えがあるところだった。
80人以上の一般人が殺された悲惨なテロであるが、これもやはりIS絡みのテロなのであろう。

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Apple新本社社屋:Apple Campus2

アップルの巨大な本社新社屋がそろそろ完成するそうだ。
http://gigazine.net/news/20160404-apple-campus-construction/

昔から、メーカーが本社を立派にすると経営が傾くと言われるが、これはおそらくアップルにも当てはまるかもしれない。
そもそも今の時代に巨大な本社は時代遅れである。通勤しないでも勤務できる形を作った会社のほうが強いだろう。
この本社には工場も研究所もなさそうだから、これは時代に逆行した大企業病であり、アップルも例外ではないということだ。今更、巨大な本社社屋はなんともあほらしい。
もしかしたら、この建物の目的にはデータセンターの機能もあるのかもしれないが、よくわからない。

本社を立派にするのではなく、週に1−2回集まるだけの集会所があればいいはずだ。
もはやアップルも創業50年近い成熟企業で衰退期に入ったと私は思う。
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転職(転社)できる発展する社会

日本は終身雇用制だったが、それが崩れつつあると言われるようになって久しいが、正直なところ、あまりそれは実感しない。
そもそも公務員は典型的な終身雇用でこれは未だに全く不動だ。(→キャリア官僚は例外だが)だから、近年、民間に比べ給与待遇もよく、さらに解雇されないことが保証されている公務員の人気が高まっていた。

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2016年07月09日

System1 vs System2

カーネマンによるとシステム1は、人間の知覚判断のようなほとんど無意識に行われる早い思考で、システム2は計算をするときのような頭を使う遅い思考のことを指す。

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2016年07月02日

日本人は差別の対象である : On Discrimination

ヨーロッパも移民、難民問題で混沌としているようだが、それに比べ、日本は今の世界ではパラダイスと言っても過言ではない国であろう。
しかし、旅行者として海外へ行くときはほとんど感じないが、日本人が海外に行けば多くの場合、差別の対象となる。アメリカに行けば、黒人は東洋人を自分たちより下の階層とみて差別したがるようだし、イスラム圏に行けば無神論者や異教徒の外人は奴隷並みの存在であると看做されるだろうし、ヒンズー教のカースト制度のインドに行けばアンタッチャブルと同類に看做される。人によって表面に出す出さないはあるだろうが、潜在的にそういうものと看做されるわけである。

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2016年07月01日

ドナルド トゥスク欧州理事会議長とEUの経済思想:Donald Tusk: President of European Council

今のEUの欧州理事会議長は、ドナルド トゥスクだが、元ポーランド大統領でハイエキアンとして知られる。
随分前に、このBlog でも少し紹介したことがある。
Wikiを見ると、どうもトゥスクの考えはオーストリアン、イズラエル カーズナーのようなmises一派にかなり影響を受けているらしい事がわかる。

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2016年06月26日

Brexitは予想どおりの結果であった:Brexit before and after

Brexitの結果は、離脱派:残留派=52:48だったが、これは選挙前に行われた世論調査結果とほぼ同じだ。
この世論調査では53:47で離脱派が優勢だった。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/13/brexit-another-big-lead_n_10448794.html

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2016年06月24日

Brexit

イギリスのEU離脱が決まったが、特に意外な気はしない。
なぜなら最初からほぼ互角だったので、どっちに転んでも意外ではない。
スコットランドは残留派であったが、イギリスのEU離脱が決まったので、今度はイギリスからのスコットランド独立論が再燃し、イギリスから離脱してEUに入ろうとするのかもしれない。

長期的には今のEUという仕組みはそのまま存続できるわけもないので、今回のイギリスのEU離脱によって、EU体制が将来的に遅かれ早かれ崩れていくだろうことが明らかになったと思う。
まあ、イギリスが離脱したとしても、自由貿易は相互にメリットがあるわけだから、今後の交渉で離脱後も自由貿易体制はそのまま存続させていく方向にいくこともありうる。
イギリスはもともとユーロに加盟もしておらず、シェンゲン協定にも入っていないのだから、自由貿易体制さえ維持できれば大した不都合はないのではないか。
こういった出来事の意味というのは、大げさに悲観的に語られるが、それも予断にすぎない。

だが、もしスコットランドがイギリスから離脱するとヨーロッパは地政学的に不安定になるだろう。
本当はこちらのリスクの方が大きいかもしれない。
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