2017年01月27日

今世紀の宿題

チャイナ共産党を壊滅させることは世界に残された今世紀の宿題のようなものである。
ピルズベリーの「チャイナ2049」などを見ると、アメリカがチャイナを打倒しなければいけない独裁共産主義の”地帯”であることを完全に見誤った経緯が分かる。
ソ連共産党が打倒されたので、チャイナのようなもっと貧乏でどうしようもない東洋の国は早晩同じ道を辿るだろうと甘く考えた。むしろ資本主義の文明をチャイナに与えて経済的な繁栄を与えれば、共産主義は自壊するだろうと思っていたわけだ。同時に自分らもそこで商売ができwin-winだという下心もありありだった。
クリントンというどうしようもない大統領の時代がターニングポイントで、あの時、反共の旗をアメリカが下ろさずにチャイナ共産党を次なる打倒すべき相手と正確に認識していたらチャイナ共産党はとっくに潰れていたはずだ。しかし、当時まだ弱小だったチャイナ共産党は手が付けられないほどにこの20年で成長してしまった。このモンスターを育てたのも欧米だ。

しかしチャイナ共産党の連中は実に悪賢い人間だったから、あたかも自分たちは早晩ソ連のようになるようにふるまっていたわけだ。だが、連中には独特の長期レンジの戦略があり、欧米の連中はそれに騙されていた。
実際問題、チャイナは経済的にはベルリンの壁崩壊以後、大きく発展した。しかし、共産党独裁の「地帯」であることは微塵も揺るがず、その暴虐残忍ぶりは報道もほとんどされない。
つまり、このような圧倒的な独裁体制、共産主義体制は意図的に破壊しなければ、自壊はしないということが分かったというのが20世紀の教訓だ。このような体制を永続させてはならず、チャイナ共産党の打倒は今世紀前半までに世界が成し遂げなければならない宿題のようなものだ。
共産主義独裁体制が、ソフトランディング的に自由主義体制に移行することはあり得ない。
となると、軍事的な衝突を契機とした体制変更しかないかもしれない。

とはいえ、戦争でけりをつけてデモクラタイズを社会工学的にやるなどといったイラクでやったようなことも、もうダメだと分かっている。となると、チャイナ共産党を何らかの形で崩壊させた後は、三国志の時代のように複数の国家を分立させ緊張状態をそこに作り出すしかない。
チャイナは、チベット、ウイグルなどの明らかな異民族の辺境地帯が分離するのは当然として、中原といわれる揚子江から黄河にかけてのチャイナの中心地帯も3つくらいに分裂するのが妥当だろう。
そうなると三国志の時代の分割どおりになるのがいいのかもしれない。

チャイナ共産党を壊滅させるには、ハードで短絡的な軍事的な解決はうまくいかない。もっと複数の要因が絡まないとうまく行かないだろう。まずは経済を締め上げて、経済を固定相場から変動相場制に移行させる。
そうやって徐々に共産党独裁の基盤をなし崩しにしていくことが必要かもしれない。
posted by libertarian at 16:10| 東京 ☀| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

トランプの書いた本を読む

トランプが無事に正式に大統領に就任した。これでトランプが過去に書いたベストセラーにもなった著書が話題になるかと思ったが、そうでもなさそうだ。
トランプの本は自己啓発的な内容で面白く誰でも読めるので、お勧めだ。
私は、トランプと「金持ち父さん貧乏父さん」のロバートキヨサキとの共著(「あなたに金持ちになってほしい」「ミダスタッチ」)を読んだのが最初で、最近は「傷ついたアメリカ」という大統領選挙立候補のマニフェスト的な内容の本を読んだ。
トランプがどうのこうのと話している評論家は多いが、連中のほとんどはこういった本を全く読んでないらしい。w
こういった評論家というのか、メディアの片隅で提灯発言しかしない乞食みたいな連中の話は何も聞くべきではない。トランプは借金王だとか揶揄しているバカな評論家も多いが、不動産業とはもともと銀行からの借り入れでレバレッジを掛けて投資するビジネスである。そんなことも知らないから借金王だと揶揄した気になっているのだ。

トランプの書いた本を読むのが、トランプの人となりを知るうえで唯一最大の情報源だ。
私は前からトランプの本は上記のものを読んでいたから、トランプが並々ならぬ傑出した人物だということは、よく知っていた。だから、大統領選に立候補した時から注目していたし、大統領になる可能性は高いと思っていた。途中538などの統計予測でダメかと思ったが、実は調査データそのものが間違っていたようだ。

トランプは、企業家(アントレプレナー)こそが本当の雇用を生み出す存在だと書いているが、この視点は大事だろう。従来の企業の雇用増加も大事だが、新しい企業が起こることで生まれる雇用はより大事だ。
日本もデフレ脱却をすればまた起業ブームが起こるだろう。
posted by libertarian at 09:17| 東京 ☀| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

チャイナの解体へ:チャイナを大国から中国にする。

今年はトランプ元年で、世界的にも大きな変化が始まりそうな年である。
トランプ政権は、今のところかなり保護主義的なことを言っているが、今後どうなるだろうか。
とりあえずTPPはアメリカは参加しないことで確定だ。つまり、TPPはとりあえずアメリカ抜きで行われるだろう。その後、アメリカは、TPP参加国に対して個別の2国間交渉を結んでいくことになるのだろうか。
TPP参加国は、現状、日本、ベトナム、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、ペルー、チリと、文字どり太平洋に接する国からなっている。
(TPPとはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreementの略である。)
アメリカは、これら11か国と個別交渉をしていくことになるとすると、結構な手間であろうが、どうなるのか?
トランプ政権の保護主義的な経済政策が行き過ぎると、当然にアメリカにとっても世界にとってもよくないことになる。

対チャイナ戦略としては、軍事的にチャイナ封じ込め戦略をとるだろうが、同時にチャイナに対し自由な資本取引、自由な資本移動を求めていくのではないかと思われる。
国際金融のトリレンマの法則で、1.自由な資本移動、2.為替相場の安定(固定相場制)、3.独立した金融政策、の3つの内、2つしか同時に満たすことはできない。
チャイナは、このうち、2.固定相場と3.独立した金融政策をとり、1.自由な資本移動を禁じている。
これは共産主義政権であればある意味必然的なことで、自由な資本移動の禁止が共産主義独裁の上で必要不可欠なことだからである。トランプがチャイナを為替操作国だと非難しているのは、チャイナの固定相場制のことである。チャイナが自由な資本移動をとり、固定相場制から変動相場制に移行すれば、共産党の独裁の基盤が大きく揺らぐ。トランプ政権は、チャイナ共産党に対しこのような揺さぶりを掛けていくのではないかと私は思う。

長期的にはチャイナに対しては、支那共産党を壊滅させ、さらにチャイナを3つ以上に分割させる戦略が理想的だ。
共産党を解体するには、ソ連のように内部からの革命も必要になるだろう。しかし、チャイナ共産党がなくなるだけではチャイナの脅威はなくならないため、ソ連のように分割させる必要があるのである。
旧ソ連もチャイナも一人あたり平均では非常に貧しいわけだが、多くの国を寄せ集めることで軍事大国として行動できた。
これを分割させることで、チャイナは文字通りの「中国」になるのである。
posted by libertarian at 17:59| 東京 ☀| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする