2017年04月29日

紛争のレッセフェール

ルトワックの考えでは、難民支援のようなものもやってはいけない最たるものである。
難民キャンプの図とかしばしばニュースで報道されるが、難民キャンプはNGOや国連などがその活動証明のように行っているだけで、難民の移動を人工的に固定化し、一箇所に留め置くことで永続化させ、さらなる大きな問題を発生させている。余計なことをしなければ、難民というのは自然拡散して新しい生活に入っていくのであるが、それをさせない仕組みになっている。

例えば、イスラエル国境に国連のUNWRAが作った難民キャンプは永続化しており、そこをハマスという狂信的グループが支配することで難民キャンプの何世代にもわたってハマスによって洗脳教育が行われている。
こういった構造はアフリカでもあるし、表面的には善意であっても、最悪の結果をもたらしているわけだ。

このように、いわゆる「地獄への道は善意で舗装されている」例は枚挙に暇がない。
これは、経済も同様で、下手な福祉や援助はマクロに事態を悪化させるだけの結果になるのである。
ある種のレッセフェールは常に必要だ。

posted by libertarian at 16:15| 東京 ☀| Modern HIstory | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キーボードについて

この前までは文房具に凝っていたが、最近はキーボードに関心が移った。
キーボードはコンピューターをいじるときには最重要なインタフェースである。
いままで、いろいろと買って試してきたが、英語配列キーボードがやはりよい。
まあ慣れれば日本語配列キーボードでもさして不便は感じないし、ノートpcが日本語配列だから
どちらも使う必要があるわけだが、日本語配列は無駄なキーが多すぎるのが気に食わない。w

マックの場合はキーボードが非常によく考えられていてkarabiner elementなどを使えば設定の変更も細かく容易にできる。しかし、Windowsになるとキーボードの設定が一苦労である。
xkeymacsのようなキー設定ソフトがなぜかWindows8以降は対応改良がされなくなり、不便この上ない。
#しかし、これも一部問題はあるがWin10でも使えないわけではないようだ。*

今はなにをやるのでも、マックのほうがいろいろと便利な時代になったと実感する。
マックのおかげでUnixもかなり一般化したと言えるだろう。
キーボードは高いやつでもせいぜいHHKの3万円位だから、万年筆に比べるとそんなに高いものではない。
一方、キーボードの方が利用頻度はずっと高い。HHKも買おうかと思ったが、英語配列のHHKproになると矢印キーがないなどの問題もあり、やめといた。矢印キーはターミナルなどを使うときにもあったほうが便利なのである。ショートカットでも代用できるがあまりショートカットキーばかりなのも不便である。
アプリごとにショートカットキーがあるので、そんなものをいちいち覚えていたらかえって単純なことが複雑になってしまう。それにタイピングの絶対速度などは実際のところはあまり意味がない。タイピングゲームと違って、実際の文章を書いたりプログラムを書いたりする作業では、考える時間が律速になり、タイピングが早くても早く書けるわけではないからだ。大事なのはストレスなくスムーズに確実にブラインドタッチができることである。私がめったに使わないのはファンクションキーであるから、ファンクションキーのないフルサイズのキーピッチのコンパクトメカニカルキーボードで英語配列のものを探した。

そして、自分は結構キータイプはそこそこ早い気でいたが、キータイピング練習サイトで遊んでみた所、意外と遅いという事実に気がついた。これはなぜかといえば、自分がブラインドタッチできるのが、qwerty行までで数字行になるとブラインドタッチがかなりあやふやになるからだと判明した。
そこで、いろんなタイピング練習サイトで練習をしたところ、短期間でかなり上達した。最初に計測したときより10日くらいで倍くらいのスコアを叩き出せるようになった。w
ブラインドタッチは練習すれば必ず上達するので、基本技能として練習すべきである。

*)ちなみに、CapslockをCtrlキーに変更するのは、いろいろ方法はあるが、マイクロソフトのRemapkeyを使うのが便利。デフォルトでは入ってないので、Windows Server 2003 Resource Kit ToolsをMSからダウンロードしてインストールする必要がある。これはレジストリを書き換える方式。
これなんぞは、MSが標準ツールとして最初から入れておくべきだと思う。レジストリを直接書き換えることはできるがリスクがあるし、なにより面倒だ。

xkeymacsはキーバインディングを変更するが、設定画面が下の方が切れてしまうなどの問題はあるものの、Win10でも使用できる。OKボタンも下の方をクリックすると表示される。

posted by libertarian at 00:51| 東京 ☀| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

戦争にチャンスを与えよ

エドワード ルトワックの「戦争にチャンスを与えよ」を読んだ。
これは新書で気軽に読めるがなかなか面白かった。

私は、戦争の意味というのは肯定的に論じる必要があると思っていたが、まさにルトワックの戦争観はそういうものだ。つまり、紛争を終わらせ平和をもたらすものは戦争だけだというのがルトワックの考えだ。
この例証として、ルトワックはボスニア・ヘルツェゴビナ紛争への介入、ルワンダのツチ族、フツ族の虐殺の介入、ソマリアへの介入、など昨今の紛争介入への事例を挙げている。
そしてアメリカなどの介入主義を現代の病であるとしている。オバマならぬヒラリー・クリントンによるリビアのカダフィ政権の転覆により、今は100の部族による抗争が繰り広げられ、リビアはどうしようもないアナーキーなカオスになっている。
介入により、停戦を強制しても、それは戦争が凍結された状態になるだけで、平和なり次の状態への変化が起きないのである。国連の介入、NGOの介入これらも全て本質的に無責任なものであり結果的に害悪しかもたらさない。
そして、「戦争をするのは外交の開始を相手に強制するため」でもある。
同盟関係は自国の軍事力よりも重要だというのもポイントだろう。同盟関係の構築は大戦略に相当し、個々の戦闘は戦術レベルの位置づけにある。そして戦術レベルの勝利を重ねても、ナチス同様に戦略で負けるのだ。

だが、戦争という極めて重要な問題を、忌避すべき害悪としか考えないのは、戦後リベラルの基本原理であり、多くの人はそういう考えが前提になっている。そして、その原理原則が根本的に誤っているのである。
世界は複雑でパラドックスに満ちており、「平和を欲するのであれば戦争に備えなければならない」のである。
全ての敵は潜在的な友であり、全ての友は潜在的な敵である。

シリア問題、IS問題にしても、アメリカにとってベストな状態は、誰も勝たない状態、つまり内戦の継続化であると指摘している。つまり、シリアのアサドの勝利はイランの勝利に等しく、逆にシリアの敗北はヌスラ戦線、アルカイダ=ISの勝利に等しい。つまりアメリカにとってはどっちに転んでも望ましくないので、内戦の継続化がアメリカにとってはベストなシナリオである。
そういう観点でいえば、トランプの行っているIS掃討はどういう結果になるのだろうか?

朝鮮半島にしても、ベストな問題処理方法は金体制の内部からの転覆であることは当然だが、あまり現実的な手段ではないだろう。 となると電撃的な奇襲作戦、機動戦がやはりアメリカのとるべき戦術だろうか。


posted by libertarian at 21:08| 東京 ☀| Modern HIstory | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

国連の解体へ

アメリカがソ連との冷戦に勝利した時、当時のジョン マケイン議員は、自由主義陣営の勝利を明らかにすべくチャイナのような共産主義陣営の入っている国連を解散して、新たに自由主義陣営の連盟を作るべきだと言っていたそうだ。
実に正論である。実際問題、国連は21世紀に存続してよい機関ではない。国連は昔も今も有害無益な腐敗した官僚組織に過ぎない。かつてアインランドは、共産主義ソ連を常任理事国としている国連という存在はタチの悪いブラックジョークだと言っていたが、未だに国連はタチの悪いブラックジョークであり続けている。
アメリカが今後、国連を脱退する可能性はあるだろう。逆にいえば、アメリカが国連を見限らない限り、国連は存続し続けることになる。

思うにアメリカがチャイナとの対決姿勢を強めていく過程で、アメリカの国連からの脱退という戦術はありうるだろう。
日本やヨーロッパ、アメリカの自由主義国家だけで軍事同盟を作り、共産主義圏を孤立させるためである。
その時は、日本も国連から脱退して新たな自由主義国家同盟の方に入ることになるだろう。
今のNATOを日本やオーストラリア、ニュージーランドまでを含める自由主義陣営同盟に発展させるという形もいいかもしれない。

つまり、今の国連体制では、チャイナの封じ込めは難しいし、対チャイナという点で国連の存在は百害あって一利なしだ。今のチャイナを常任理事国に含めた国連など全くのナンセンスである。実質的な意味のある軍事同盟が必要とされているわけだ。
posted by libertarian at 12:52| 東京 ☀| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカの北への攻撃は不可避である

4/15日にアメリカが北朝鮮を攻撃するかもしれないという話が少し盛り上がっていたが、このようにピンポイントで開戦を予測するのは無意味である。
私はアメリカは月曜までイースター休暇だから、この期間に開戦はないだろうと思っていた。w
カールビンソンも1万キロの長い航海をしてようやくここまで来たばかりである。戦士にも休息が必要だ。
問題はどのタイミングで開戦があるかということだ。もしくは、開戦しないのであれば、どう対処するかだ。

北は放置していても、さらに状況が悪化するだけなのは明らかであり、どこかのタイミングで軍事行使をして叩かなければならない。トランプ大統領が過去の大統領の日和見的な問題先延ばしを批判していることからも、トランプが北に対して日和見的な態度をとるとは考えにくい。開戦が不可避というよりも、回避する理由がないというべきか。クリントンの時にシミュレーションをして朝鮮で60万人の死者がでるだろうという予想にびびってクリントンが北に譲歩したと言われているが、どんなシミュレーションをしたのかわからない。朝鮮戦争では中共が参戦したことで泥沼になったが、今は少なくともそれはないだろう。

私の予想では、アメリカは今、慎重にプランを練っている段階だろうと思う。
そもそもトランプが大統領に就任してから日も浅くまだ3ヶ月もたっていない。
この慌ただしい期間に十分な作戦が練られるとは思えない。
軍部は今までも北に対する作戦シミュレーションを色々としてきただろうが、問題は全軍総司令官としてトランプが理解する時間が必要だということだ。アメリカ全軍の総司令官である以上、複雑な軍のシステムを理解するのはかなり大変だろう。責任ある立場だから、軍にお任せというわけにもいくまい。w
数あるオプションからどれを採用するかは大統領の判断になる。

要するに拙速はまずいが、日和見は最悪だということだ。そしてトランプが北に対して日和見を決め込むことはまずないと考えられる。
北は日本では弱小な存在として、あまり脅威にも感じられていないが、実際は北はかなりの軍事力を持っている。GDPでいえば、世田谷区ほどもない地帯にすぎないが、核を持ったことでチャイナへの従属国であることすらやめようとしているのだ。軍事力の点では、かつてのイラクよりも強敵であると考えられる。
チャイナが北をコントロール云々という話が無意味であることはアメリカが一番分かっているだろう。

オバマの時代は直接の軍事行動を避けて、ドローンなどを使ったテロ的な攻撃手法が多く使われていたようだ。だからオバマ時代はCIAが第6の軍隊と言われていたそうだ。北に対してはそのような手法ではうまくいかないだろう。

私の漠然とした予想では、早くて1ヶ月以内、長くても3ヶ月以内に北への攻撃が開始されるだろう。軍事的な圧力をじわじわとかけながら、北に最初に動くようにさせるかもしれない。アメリカとしては対北の戦争は駒落ちの将棋といってよい。相手に先に動かせるのが作戦としては上策だと思う。これは囲碁将棋と同じで、上位者は下位の者に先に動かせてひねり潰すのである。

posted by libertarian at 11:48| 東京 ☀| アメリカ政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする