2017年11月29日

モノラルスピーカーのすすめ

最近、ブルートゥーススピーカーの性能が良くなりいろんな機種が出ている。
一つにブルートゥースのヴァージョンが上がってデータ転送量が多くなったからであろうと思っていたが、ちょっと調べたところそういうわけでもなさそうだ。むしろDACの性能向上のおかげなのか?
また、BTスピーカーはモノラルスピーカーのものが結構あるのが良い。
前にも書いたがステレオというのは一種のVR技術であるが、片耳が難聴の場合、片目を閉じて3D映画を見るような状態になってしまうのである。
であるからして、片耳が難聴の人間はステレオをやめてモノラルスピーカーで音楽などを聴くのが正解である。
もとより、現実の音はステレオではないのであり、沢山の点音源からの音を聴いているのである。

いろいろと検討した結果、Bang & OlufsenのBTスピーカー、BeoplayA1を購入した。これが実に素晴らしい音で正解だった。
音は深みがあるHiFiサウンドでどこから聞いても違和感のない音場を作り出す。スピーカーから音がでているというのが分からない感じだ。最近のB&Oはモノラルスピーカーシステムをいろいろと出していて他のも試してみたくなる。w
TivoliAudioもモノラルスピーカーラジオのModelOneなどを出していて、これを私はPCスピーカーとして使っているが、音場を作る感じではない。値段は同じくらいだがB&Oの方がずっと格上の音という印象。

今はステレオ全盛で音源がほとんど全てステレオ音源なのでモノラル再生にはステレオ音源をモノラルにする必要がある。これが意外と面倒な問題となる。しかしブルートゥースのモノラルスピーカーだとこれを機械側で処理してくれるのが簡単でよい。
posted by libertarian at 22:22| 東京 ☀| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

バイオハック

「最強の食事」(The Bulletproof Diet)をざっと読んだ。
これは、シリコンバレーで若くして成功し億万長者となった著者が自らの食事体験から最強の食事を考察した本である。いわばn=1の実験をしているわけだ。しかし医学というのは通常nが小さいデータでいろいろと推測するものであるから、自らの体で実際に試すというのは悪くはないのかもしれない。少なくとも自分的には常に正しいわけだが、判断は多分に主観がまじり客観性はあまりない。しかしそれでも構わないのだ。w

この本でも糖質制限について書かれている。著者は痩身法はいろいろと試みたそうだが唯一、糖質制限でのみ痩せることが可能だったと述べている。意外と糖質制限は欧米でも一般的になっているようだ。日本の糖質制限ブームは夏井睦氏とかが火付け役になり、糖質制限に対する解釈は欧米のそれとは少し異なるようではあるが、近からずといえど遠からずの認識がありそうだ。
この本の著者はIT系の技術者だが、生化学や生理学を独学してそれを交えて最強の食事を考察している。私の印象では短絡的で飛躍したところもある気がするが、そこがこの本の面白さでもある。w

この本には完全無欠コーヒーについて書かれていて、最近は静かなブームとなっているようだ。
これは高品質のバターをコーヒーに入れて飲むもので、バター茶のコーヒー版だ。
日本は関税のせいでバターが非常に高い。ニュージーランド産のグラスフェッドバターは日本のバターよりは2−3割は高価だが、確かに高品質だ。grass fed つまり放牧牛のミルクから作ったバターである。

食事というのは、いままで美食の文脈で語られることが多かった。それが健康という文脈に変わってきたわけだ。つまり快楽としての美食から、ストイックな健康志向の食事に変わってきたということだ。
快楽としての美食を続けると健康を害して、あとあと苦痛をもたらすが、ストイックなあまりおいしくない食事を我慢してとれば体が健康になり、いいことばかりだという感じだろう。w
この本はそのような美食や健康という文脈からはまた少しずれたところに新しさがある。この点は糖質制限も同様だが、美食を拒否しているのではなく、もっと具体的に体に悪い成分を含む食物を識別して意識的にそれら摂取しないように気を付けるということだ。その一つがでんぷん質であり、ご飯、パン、麺類になる。
実際、糖類を摂取すると麻薬同様に脳内に快楽物質が放出されるらしい。

私も1年くらい糖質制限を続けてきて、体調、気分が調子よくなったことは実感している。たまに、ご飯を食べるとうまいが、その後眠たくなってしょうがない。体もだるくなり重くなる感じだ。
これが肉だとかなりの量を食べてもそんなことにはならない。でんぷん質中心の食事体系から離れるには肉類を上手に調理することが大事であり、そのためには低温低速調理をするのがよいというのが私の考えである。
posted by libertarian at 02:28| 東京 ☀| DIY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

技術の進歩と料理

コーヒーは今までマシーンで淹れて飲んできた。マシーンで淹れるのは簡単手間いらずですぐできるのがいい。
また最近はコーヒーマシンも比較的買いやすい値段で高性能なものが手に入るようになってきた。
が、しかし、やはりコーヒーのようなものは手で淹れるのが正解かもしれない。
ドトールコーヒーは、開業当時かなり高価だったコーヒーマシンを導入することで安定した品質のコーヒーをアルバイトでも提供することを可能にしたのがビジネスモデルの成功要因であったと思う。
コーヒーのような繊細な嗜好品は、マシンの性能で味が随分と変わるのである。
高性能なマシンなら熟練した喫茶店のマスター同様の抽出が可能だ。

とはいえ、自分で飲む分ならばそんな品質管理的なものはどうでもいいので、自分で豆を挽いて自分でコーヒーポットで抽出するというひと手間をかけた方がいい。実際のところ、その方がおいしく作れるのである。
料理も繊細な部分がなければ結局のところジャンクフードにしかならない。w
最近、水島流低温低速調理に凝っているが、温度管理、重量計算と塩分計算は極めて繊細で、これが調理のポイントとなる。

最近はセンサー類がコンピューターと同様に高性能かつ安価になってきたというのが大きい。デジタル温度計の反応速度は従来のアルコール温度計に比べてはるかに速いし、デジタル重量計も高性能かつ高速だ。
昔は重さひとつを計るのもかなり大変で、多大な神経と時間を要したから調理のワークフローに取り入れるのはほぼ無理だったが、今なら家庭でも十分に可能になった。

低温調理では、水温をコントロールするための恒温槽を作るがこれなども水温を±0.1℃で制御できる機械が1万円程度で手に入るようになったから可能になった。昔は恒温槽は高価、かつ、でかかったが、今では小型の筒を鍋につけるだけで可能だ。肉の調理においては40〜80℃くらいの幅の温度コントロールが必要になるが、これは水温で制御するのが一番正確にできるのである。

つまるところ、低温低速調理は今のセンサーやコンピューターの技術があってはじめて一般家庭でも可能になった技術だ。センサーやコンピューターの性能が劇的に向上しかつ劇的に値段が下がったから使えるようになったというわけだ。


posted by libertarian at 00:48| 東京 ☀| DIY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする