2018年06月14日

米朝会談の結果

米朝会談が行われた。
結果的にアメリカの朝鮮半島へのポリシーが明らかになってきたと思う。

1.朝鮮半島は緩衝地帯として残す。
  朝鮮は歴史的に二股外交により生き残ってきたので、今回は北をアメリカとチャイナとの二股をかけさせた。これにより、北が即、チャイナに飲み込まれることはない。アメリカは必ずしも北がチャイナの傀儡ではないことを確認した。北を潰さない代わりに決してチャイナに飲み込まれてはならない、常にアメリカとチャイナとの間で二股をかけろと言ったのだろう。

2.アメリカは朝鮮半島から近い将来撤兵する
  アメリカは南への軍駐留を引き上げる。いつでも軍を戻すことができるということもあるが、北がチャイナに飲み込まれないのであれば、軍を常時駐留させる必要性が低い。他に軍事力を割り当てることができる。

3.北への軍事攻撃はしない。
  北をチャイナとアメリカの緩衝地帯として残す以上、北への軍事攻撃はない。しないでも済む戦争はしないに限る。

4.北は核を放棄する
  これが今回の焦点であったが、結果的に北は核を放棄する。これによって北はアメリカに完全に片足をかけることになる。北も南と一緒にアメリカの傘の下に入ることになる。

こうしてみると、アメリカの北対策は、半島の地政学的変更を許さないという目的に対して上策のようにも思われる。
これに対して、38度線が今後は対馬海峡に南下するという意見もあるが、むしろチャイナと北の国境線にまで38度線が北上することになるとも考えられる。
もしそうなれば、戦わずして戦争目的を果たしたことになる。

分からないのはアメリカが今後、南をどうするかだ。このまま南が北に飲み込まれるのを傍観するのか否か、がまだ分からない。
もし、南が北に飲み込まれるのを阻止しようとするのなら、手段もいろいろとあるだろう。
が、傍観する可能性も高い。アメリカから見れば北も南も大して違いがなく、南はアメリカにとってお荷物に過ぎない。統一朝鮮の方がアメリカにとってはハンドリングしやすいかもしれない。

今後、北がアメリカと国交回復まですれば自動的に日本とも国交回復が行われ、その過程で拉致被害者も帰ってくるという流れになるのかもしれない。

今後、チャイナがどうでるかが問題だが、チャイナは北に対しアメリカからの離間の計を掛けてくるのであろう。


posted by libertarian at 08:03| 東京 ☁| ドナルド トランプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする