2009年05月14日

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サルでもできる弁護士業 西田研志著

この本はホームローヤーズの所長である西田氏のものだが、面白かった。
ホームローヤーズは、多重債務の問題解決の電車広告などで知っていたが、この本を読むとこれはかなり革新的なシステムのようだ。この西田氏のガッツはたいしたものだ。日本の弁護士業界の革命児であることは間違いない。
しかし日本の日弁連が共産党の強い影響下にあることは知っていたが、いまだに共産党がこれほどの支配力を持っていたとは驚きだ。
これに対して、西田氏は挑戦をしているわけだ。さすが学生時代にアマゾン探検隊の隊長だっただけのことはある。その思考は極めて合理的で、商社に勤めていた経験も生きているのであろう。
日本の弁護士は自由が奪われている。なぜなら日弁連に支配されているからだ。この支配の根拠になっているのが弁護士法72条であり、共産党が支配する日弁連はこの条文を背景に弁護士の仕事の手配からギルドの親玉として君臨し、生殺与奪権も持っている。もともとは弁護士の広告活動も禁止されていたが、西田氏はこれを日弁連による独占禁止法違反として訴え勝訴し、自ら広告の権利を勝ち取ったらしい。ホームローヤーズが広告しているのはこういう経緯があって実現されたらしい。
今の日本の弁護士業界は4000億円程度の規模しかなく、弁護士がほとんど活用されていないのは周知のことだ。しかし西田氏によると日本の潜在的な法務ビジネスの規模は推定20兆円であり、これによりおよそ800万人の雇用が創出できるとしている。そのために、ホームローヤーズでは弁護士業務の徹底的なパターン化、IT化を行いパラリーガルを用いた分業によって生産性を飛躍的に高めた。そしてこのシステムは近々公開する予定だという。なんて偉いんだ!

共産党の戦後戦略として、弁護士会の乗っ取りと、東大法学部の教授ポストの乗っ取り作戦は大成功したわけだが、日本の司法が全く近代化されずどうしようもないのにはこの司法の共産党支配が直接の原因であり、さらに共産党の利権と化した弁護士法の存在がある。
ちなみに、裁判官ポストの乗っ取りも共産党は画策していたが、これは佐藤栄作の時代に最高裁長官に任命された石田和外氏によって阻止された。青法協裁判官を排除していったのだ。

司法というのは、サービス業であり社会の重要な潤滑剤の役割もあり、これが活用されていないことが日本のどろどろとした社会システムの原因のひとつだ。司法システムが共産党支配によって機能不全を起こしているために今の日本の停滞もある。日本の制度改革の本道は、弁護士法72条をはじめとする利権と化した悪法を一つ一つしらみつぶしにしていくしかないのであろう。そしてそれは確実かつ劇的に税金も使うことなく日本の社会の姿を良い方向に変えることになる。
posted by libertarian at 01:30| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | Law | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そのためには日弁連強制加入という特殊な制度を廃止しないといけません!

共産党が日弁連でかなり強い力を持っているのは事実です。
普通の弁護士はそれを恐れてモノを言えないですからね。

早く弁護士法を改正し、懲戒権は独立行政委員会に移すべきです。
Posted by 自由主義派 at 2009年08月26日 00:07
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