2009年06月29日

Iaas

「クラウド大全」(日経BP社)をざっと読了した。これを読んで自分が全くクラウドについて不認識であったことを認識した。
クラウドといってもいろいろあり、SaaS,PaaS,IaaSのような分類がある。
私があればいいなと思ってたSupercomputer as a ServiceのようなものはIaas(Infrastructure as a Service)に近い。IaaSに相当するのがAmazon EC2,S2のようなサービスで、これはVMのような仮想化技術を用いてネットのあちら側にスケーラブルな独自環境を構築するサービスだ。
いろんなサービスコースがあるがメモリーは最大で15GBまで使える。
料金体系は次のとおり。
http://codezine.jp/article/detail/3137?p=2

しかし、この本によると、この最大サービスの8EC2サービスであっても、corei7を用いたパソコンほどにはパフォーマンスがないようなので、一般の用途には十分以上だろうが、スパコン的なパフォーマンスには全く及ばない。
今はcorei7を用いたパソコンであっても大した値段ではないから、WEBサービスに用いるのでないかぎり特にこのサービスを用いるメリットは私の場合ないかもしれない。

Google App Engine(GAE)のようなサービスは、WEBサービスをGoogleのインフラを用いて低コストでスケーラブルに構築できるというものだが、あまり自由度はないようだ。つまり自分の作ったプログラムをなんでも自由に動かせるわけではないらしい。
GAEでは、javaやPythonを用いてwebアプリを作れる。Java版のサンプルをチュートリアルどおりに少しばかりやってみたが、途中まではうまくいった。(⇒最後のところがうまくいかなくなったが、ほんのおためしなので気にしない))

しかしこの本のgoogleのアーキテクチャに関する説明を読むと、従来のRDBとは全く異なる理論で作られたものらしく興味深い。RDBのようなガチガチのACID特性を追求するのがいわゆるデータベースの窮屈で堅苦しい世界であったが、GoogleのシステムはBaseトランザクションとCAP定理というものに基づいたもので、DBそのものがいわばインターネット的なプラグマティックな思想で構築されているようだ。

今後クラウドに徐々にシフトしていくのは必然的な流れかもしれない。しかし、100%ということには決してならないだろう。情報システムの中央集権化が進めばまた揺り戻しがいつかくるに違いない。こういった変化は基本的には経済問題、つまり、どちらが安いかであり、どちらが優れているかという問題ではないだろう。

posted by libertarian at 21:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Computer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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