2006年06月09日

Principle of Roman law





「ローマ法の原理」 フリッツ シュルツ 著 中央大学出版部





普通、大陸法=ローマ法=制定法主義と思われているが、もともとのローマ法はそういうものではななかったことが、この本を読むと良く分かる。ローマ法解釈に対しては、ハイエクも同様の指摘をしていたと思う。



この本は1934年に書かれた。

ナチス政権下において迫害をうけながらシュルツはこの本を残した。

おそらくこの対蹠にいるのが当時のケルゼンだったのではないかと思われる。





”この「法の民族」は、制定法の民族ではないのである。”



”すなわち、ローマ人の基本的考えは原則として法典編纂を嫌悪し、個別立法に対し厳しい抑圧を行った。”



そして”国家による法定立によって創設されたローマ法”は、”その量たるや驚くほど少ない。”



”国家による法定立一般に対する根本的な抑制”があった。



”十二表法は、ローマ法史にあって全く孤立した立場であり、それはギリシアの影響の産物だった。”



”古典法律学は主として私法学であった。”

”ある種の自然法のような印象があり”、それは”ローマの自然法”ともいえる。


posted by libertarian at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Law | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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