2007年02月26日

Libertarianism and Old Whig

ハイエクの「自由の条件」の最終章「なぜ私は保守主義者でないのか」から抜粋しておく。
(日本語版が手にはいらないために、ちゃんと読めていない人がいるようなので。)


In the United States, where it has become almost impossible to use "liberal" in the sense in which I have used it, the term "libertarian" has been used instead. It may be the answer; but for my part I find it singularly unattractive. For my taste it carries too much the flavor of a manufactured term and of a substitute. What I should want is a word which describes the party of life, the party that favors free growth and spontaneous evolution. But I have racked my brain unsuccessfully to find a descriptive term which commends itself.

私の訳↓
”アメリカでは私の用いる意味で”liberal"を用いることがほとんど不可能となり、そのかわりに”Libertarian"という用語が使われるようになった。それが正解なのかもしれない。
しかし私としてはその言葉に魅力を全く感じない。私のセンスからすれば、Libertarianというのは作られた用語で代用語だという匂いが強すぎる。
私が欲しいのは人生の党(the party of life)、自由な成長(free growth)と自発的な漸進的変化(spontaneous evolution)を支持する党を表す言葉である。しかし、頭を絞ってみたもののお薦めできるような、うまくそれを表す用語を見つけることはできなかった。

全集の訳↓
”アメリカでは私の使った意味で”Liberal"を用いることがほとんど不可能となり、そのかわりに”Libertarian"という用語が使われるようになった。それが回答かもしれない。
しかし私としては特に魅力をその言葉に感じない。私の好みからすると、Libertarianというのは作られた用語で代用語だという匂いが強すぎる。
我々が望みたいのは生命の党(the party of life)、自由な成長と自発的な発展を好む党を表す言葉である。しかし、頭を絞ってみたが推薦できる記述的な用語を見つけ出すことに失敗した。


統制されない社会の力を信頼することに対するこの恐れは、保守主義の他の二つの性格に密接に結びついている。

Whiggism is historically the correct name for the ideas in which I believe. The more I learn about the evolution of ideas, the more I have become aware that I am simply an unrepentant Old Whig - with the stress on the "old."

私の訳↓
ホイッグ主義は私の信じる思想に対する歴史的に正しい名称である。思想の展開(evolution)について学べば学ぶほど、自分はただ頑固な一オールドホイッグ(Old Whig)だということに気づくようになった。このoldを強調して。

ハイエク全集の訳↓
ホイッグ主義の名称は、歴史的には私の信奉する思想にとって正しい名称であるというのは依然として正しい。思想の発展について学べば学ぶほど、私は後悔を要しないOld Whig党員―「Old」を強調して― の一人であることにますます気づき始めた。”



2007年02月26日
posted by libertarian at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | F.A.HAYEK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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