2013年10月11日

Strictness to indiscriminateness

生化学の研究はこの100年程度で、ほとんど0の状態から急速に知見を増やしてきたわけだが、WIKIでちょっとぐぐったところ、解糖系の解明が1920年代、TCA CYCLE が1930年代、光合成系が1950年代に解明されている。昔は生化学を専門にやる学部もなかったから、初期の生化学研究はほとんど医学者がやっていた。基本的な代謝メカニズムが分かったから、薬理や病理の合理的な理解が可能になった。

その後は、DNA-RNAの仕組みの解明が1950年代のワトソンクリック以来、急速に進んだ。
これも、ある程度、分かってくると、より複雑な免疫系の研究がすすみ、今は生命最大の謎である分化現象の研究として、iPS細胞、ES細胞の研究がホットである。DNA研究ではPCR法の発明が技術革新で、免疫研究ではモノクローナル抗体の発明が技術革新かもしれない。iPS細胞は分化の研究においてこれらに匹敵する技術革新だが、インパクトではiPS細胞の発明はこれらより大きいと思う。

このような短期間で研究が進んだのは、試薬合成専門の会社ができ、分析機器の開発を専門にする会社ができと、研究開発が産業として発達した面も大きい。分業のメリットを活かしてきたから研究開発が進んだ。

だが、しかし、これらはフラスコで系を作って行う実験であるから、実際の人体は基本的なところが案外とわかっていない。
食べたものがどのように吸収され、運ばれるかも、詳しいところはわかってないようだ。
抗がん剤のデタラメぶりを知ると、実験室レベルの研究の厳密さと、人体に対した時のデタラメさが極端に対照的だ。
posted by libertarian at 08:41| 東京 🌁| Medical | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする