2014年04月21日

The tragedy of great power politics updated

ミアシャイマーの「the tragedy of great power politics」の改訂版のKindle用を買った。
最終章の10章が全面的に書き換えられており、タイトルがCan china rise peacefullyと、ホットな話題になっている。
内容は今年か去年(2013)に書かれたものだろう。

この結論から言うと、中国の平和的な台頭はまずない。
同時に中国の台頭を抑える手段もあまりない。中国の経済成長を遅らせるのは一番効果的かもしれないが、それも困難。
offensive realismの結論としては、やはり支那とアメリカの覇権を巡る軍事衝突は起きるだろう。それも遠くない将来に。
アジアはヨーロッパと違って、multi-polarな構造なので、米ソのbipolarな構造だったヨーロッパよりも、軍事的な衝突は起こりやすい。多極構造は、2極構造よりも不安定だという性質がある。

アメリカも共和党になれば、ミアシャイマーのような理論が主流になるかもしれない。その時、日本は核保有を含めた軍備拡張を本格的に進めるようになるのではないか。

しかし、経済の相互依存関係は、軍事行動の抑止力にはほとんどならないというのは、うならされる結論である。
それが抑止になるというのは一見もっともらしいが、実際はほとんど根拠のない楽観論だったと思う。
posted by libertarian at 23:44| 東京 ☁| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする