2014年04月26日

Japan's Dire Straits


今年の伊藤貫氏のインタビューだが、日本はアメリカが民主党だろうと共和党だとうと自主防衛を急がねばならないという話。
日本は追いつめられた。

日本が中国の脅威に対し台湾化しつつある状況で、どうやって打開するかだが、これは結局の所、政治的決断しかない。
アメリカの意向は無視しても、国家として決断をするしかない。
そのためには、日本はもっとアメリカの国内に対して情報発信しないといけないだろう。
先の対米戦争では、ハルノートを突きつけられて、頭に血が上って開戦してしまったが、少し頭を冷やしてこれが謀略だと気づいていれば、当時の厭戦ムードの強かったアメリカでハルノートの事実を訴えるくらいの知恵がまわったはずだ。
アメリカの世論に訴えていれば、開戦も、アメリカの非道な要求も退ける事ができたのである。
当時、イギリスもアメリカも日本が突きつけられたハルノートの中身は誰もしらなかったそうだ。ルーズベルト以外は。
だからこそ、日本の対米開戦の意味が理解できず、ファシズム的な侵略と宣伝されてしまった。

ところで、アメリカがオフショアバランシング戦略を極東でとったとしても、日本は島国家という特異性があるので、アメリカからバックパッシング(背中を押して喧嘩させられる役)にはなりにくい。イギリスのような島国家にしても、アメリカのような巨大島国家にしても、歴史的にバックパッシングされたことはない。
これは海という自然の外堀があるので、陸軍が海を越えてくるのが著しく困難だからだ。ミアシャイマーいわく、陸軍こそが最終的にはもっとも重要な軍隊で、軍隊による地理的な制圧が伴わない軍事行動は意味がないのである。

台湾が今までのところ、チベットや満州のように侵略されていないのも、島国家という海のお陰だ。
そして、島国家こそ、minimum deterrenceとしての核兵器を保有するべきなのである。
核こそがPeace makerになることは、ゆるぎない事実だ。
日本が核保有さえすれば、アメリカはオフショアバランシングができる。

ウォルツやミアシャイマーによれば、イランですら核兵器をもつことで中東のバランスオブパワーが安定するから、むしろイランには核を持たせた方がよいと提言している。

posted by libertarian at 08:30| 東京 ☀| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする