2014年04月28日

What is Civilian Control?

日本は、通常兵器、つまり航空機や空母、イージスといったハードはわりと充実しているようだが、結局、核がないために、北朝鮮にすら劣っている。
通常兵器での戦争になるのは、nuclear blackmailが効かない相互に核がある場合だけだから、核がない状態で、通常兵器にばかり金をかけても意味がない。
核はこれらの通常兵器に比べれば安いものだから、まずはともあれ核を持たないと話にならない。核こそが専守防衛という思想にも叶うものでもある。
ベースに核抑止力があり、その上に通常兵器がある構造にしないといけない。
アメリカですらも、北朝鮮が核開発をした以降は、北に強い態度には出れなくなっている。

しかし、アメリカがなぜ日本に核武装させたくないかの理由ははっきりとはしない。
日本が核をもつデメリットはなんなのか?
日本が核武装すると、広島長崎の恨みとばかりにアメリカに核を落とすかもしれないと恐れているのだろうか?
できれば、一度そうしたいものだが、日本はそんな野蛮な事はしないであろう。

実際は、日本の立場を弱くしておいた方が、いろいろと日本をコントロールしやすいというメリットが明らかにあるのだろう。
つまり、日本の後先の事はどうなろうと俺たちには関係ないというのが本音だ。アメリカも所詮は官僚組織に過ぎない。
だが、アメリカは北やインドの核開発すら阻止できなかったのであるから、日本が本気で核保有しようとすればアメリカは実際は何も出来ないだろう。

そもそも日本は依然として政治システムが、戦時体制に適したものではない。
社会全体が敗戦ショックによるアノミー状態からまだ抜け出せてはいないのかもしれない。さすがに70年もたって世代交代してきたから、ようやく変化しつつあるのかもしれないが。。

このままでは、大東亜戦争の時と同様にいざ戦争となっても政府内は百家争鳴になり指揮権も定かでなく、前線で奮闘してもむなしく負けるということになろう。
その点、中国のほうが軍事独裁体制であるから、戦争体勢はできている。
東日本震災の時、自衛隊は立派に活躍したようだが、政府は混乱の極みでなにもできなかったのと同様だ。
民主党政権だったということはあるが、自民党政権だとどれだけましになるのか?

コンセンサスや根回し、年功序列の官僚制で戦争に勝てるわけがない。大東亜戦争ではそれで勝てるはずの戦争を負けた。

政府は未だに、civilian controlの意味すらも誤解している状態だ。

田母神氏曰く、シビリアンコントロールとは
諸外国の文民統制は、外交問題の解決に当たって軍事力を使うのか使わないのか、その決定をするのは軍ではなく政治家であるというだけのことである。戦争開始を宣言するのも政治家、戦争終了を宣言するのも政治家であり、軍ではないということである。

つまり、戦争状態になれば、当然に全てプロの軍人が作戦指揮し判断するということだ。

一方、文民というか政府は戦争目的を定義し、戦争の開始と、戦争の終了とその方法を計画するだけだ。
日本は、この役割を行う文民なるものが、存在しない状態なのである。
専守防衛で、集団自衛権すら否定することの結果である。
もはや戦わずして負けているとしか言いようがない。これではいくら最新兵器を自衛隊がそろえていても駄目である。
posted by libertarian at 20:12| 東京 ☁| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする