2014年05月11日

Privatizing Army

坂井三郎の「大空のサムライ」という本は、欧米で最も売れた日本人の書いた本らしい。海外で200万部以上売れたそうだ。
これを読んで、国防軍のようなものは、企業組織にしても十分できるだろうと思ったわけだ。
実際に、軍隊のパフォーマンスは部隊毎に大きく違いがあった。
国防会社とすれば、企業間の競争もある。出来高制の報酬体系にもできる。
しかし株式公開はしないなど、いろいろと工夫は必要だ。
例えば傭兵軍とは違って、日本の国防会社は日本の軍隊にしかなれないとする。
特殊な会社形態ではあるが、会社組織にするメリットはある。

このくらいの合理主義を持ち込まないと、日本の軍隊は昔の軍隊同様、官僚主義、非合理主義から抜け出せないかもしれない。
国家主義、官僚制ほど戦争に不向きな仕組みはない。愛国心とか自己犠牲の精神を下っ端に強制するのは間違いで、そもそもトップが官僚主義で自分の組織保存、自己保身しか考えてない自称愛国者の官僚だったら悲惨である。
軍人に愛国心をスローガンとする無私の公益奉仕を強制するだけでは全く駄目だ。
駄目な国防会社から、よい国防会社に軍人の転職ができるのも良い点だ。

基本的に軍人はハイリスクな職業だから、リスクに応じた報酬が必要だ。それを愛国心といった精神主義でごまかしてはいけない。おまけに戦争となると、人の命、兵士の命の値段が暴落する。人の命の値段を暴落させない仕組みが必要だ。

日本の自称保守の連中は、教育に関しては全体主義的な価値観の復活を唱えているわけだが、それは今の学校システムという中央集権システムを全面肯定しているわけだからナンセンスだ。
日本の自称保守は、徹頭徹尾、大きな政府、中央集権が好きな連中だ。大きな国家という幻想の中に、自己イメージを投影し自我肥大しているのだろう。過去の間違いを全く反省できてないわけだ。

大東亜戦争で零戦やら軍艦の技術が凄かったというのも、技術開発の部分は三菱など会社組織だったことがポイントだ。この部分は計画経済の中央集権ではなかった。
アメリカでもアポロ計画では、国家事業の中央集権システムでやったわけだが、実際は多くの企業があったおかげで、いろんなアイデアを採用することができ、サターンエンジンの開発でもブレークスルーが短期間に可能になった。
実際、計画経済的なところは、アポロ計画の負の面で、実際は多くの私企業の存在があったことが本質的な成功要因だった。

posted by libertarian at 09:09| 東京 ☀| Libertarianism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする