2014年10月23日

Longtail of Manufacturing

Gizmodとかいったサイトを見ていると、いろいろと面白い発明や新商品の紹介がある。
しかし、それらはほとんどがアメリカのものだ。
技術のすそ野は広いので、何ともいえないが、アメリカの発明意欲、発明による起業というドリームが強いことは感じる。
また、それをサポートする仕組みがネットを通してもある。別にそれは日本からでも利用できるのだが。

それに対して日本では、あまりそういったものがない。というか、Gizのようなものに紹介される製品は減ってきた感じだ。
少し前までは、ソニーといった日本の家電メーカーがいろんなガジェットを出していたが、そういったものは最近とんと聞かなくなった。
素材レベルの基礎的な研究開発能力は日本はまだ高いのだろうと思うのだが、それらを利用して製品化する能力はどうなのか?
大メーカーからでなくても、アイデアベンチャーからもっと出てきてもよいと思う。
そういった、技術を面白がる、楽しむ企業がないともっと沢山出ないとつまらない。利益や採算性は後からついてくるものだ。ほとんどは、失敗することになるわけだが、技術を楽しむ土壌がなければ製造業のすそ野は小さくなってしまうだろう。

家電でも、ダイソンのようなメーカーが気合いの入った製品をだしてきているし、それがまた高価なのにもかかわらず結構売れているようだ。
かくいう私も掃除機はダイソンだ。これは高性能で頑丈で、デザインも面白い。
日本の家電も性能は悪くないのだろうが、後追い商品か従来の延長技術ばかりで、デザイン性、耐久性などが劣る(感じがする)。
つまり、買っても特にうれしくもないし、必要に駆られて買うかもしれないくらいのものだ。ダイソンのはデザインがいいので、特に必要がなくともなんとなく興味がでて欲しくなるような気がする。
appleにしても、従来のアメリカの製品のイメージを大きく覆した。アメリカの製品というとデザインが悪く、繊細さにかける大雑把なイメージがあったが、appleは日本メーカーにも作れない、精密な加工製品を出した。一部の高価なヨーロッパ家電の品質とデザイン性をもったものをアメリカの大量生産技術で可能にしたというべきか。もっともMacBookのようなPCは筐体はただの箱なのでそんな加工精度はいらない。つまりメカのように加工精度と性能との関係性はないのだが、精密な加工技術をデザイン性、品質感を高めるために利用しただけともいえるが。

この分野はどれも日本の影が急速に薄くなりつつある。
デフレの影響は大きく、メーカーが開発力と競争力をデフレによって失った結果ともいえる。
もし、日本が20年デフレにならなかったら、日本のメーカーももっと元気があって勢いがあったろう。デフレは確実にメーカーの研究開発力を削いでいく。
日本が再増税によって、再びデフレの奈落に落ち込むことになれば、もはや日本の製造業は浮き上がれなくなるだろう。


posted by libertarian at 06:55| 東京 ☔| Libertarianism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする