2014年12月20日

National Security

今回の選挙で、自民が再任されたわけだが、自民に巣食う増税勢力もほとんどがそのまま残ることになった。
大義のない選挙といったマスゴミによるネガティブキャンペーンが張られたこともあるが、今一つ増税問題が焦点にはならなかった気がする。
今後は、増税先送り法案が提出されることになるのであろうか?
「経済成長なくして財政再建もなし」といった、もっと分かりやすいスローガンの立て方もあったろう。

政党の主張を見ていると、政治の領域というのは、曖昧なものだという気がする。
例えば歴史認識問題は、政党の主張となりうるのだろうか。
次世代の党のような、歴史認識を問題にする党が壊滅したわけだが、これは文部省の教育問題であり、外交の問題であったりするわけだが、それをどうするのかという政策がなければ意味がない。

中央政府の役割としては、金融、セキュリティ(国防、外交)の2つ位しか、実際はないだろう。
日本がおかしいのは、金融に関して、日銀に異常な独立性を与えてしまっていることと、セキュリティがタブーになっている点だ。
ちなみに軍事とかいった表現よりも、ナショナルセキュリティという言葉を使った方がよいと思う。
軍というと、戦車や戦闘機、戦艦といった旧いイメージがあるが、セキュリティの領域は今はもっと拡大している。
映画など見ていると、冷戦時代と違って、敵となる脅威は個人であり、テロリスト組織だったりする。
先日観た「007 スカイフォール」では、007が旧い存在になった哀愁が描かれているが、実際は、映画のとおり、旧くなったのではなく、セキュリティの領域が拡大しただけだ。
これらに対するセキュリティは国家と国家の戦争ではない。問題は戦争ではなく、セキュリティである。

PCにセキュリティが必要であることは、今では誰でもわかっているだろう。同様に国家はセキュリティ機能を持たなれば、PC同様にすぐにやられてしまうわけだ。

仮にデモクラティックピース論の唱えるように、経済相互関係を深めることが、軍事的衝突の可能性を低めるとしても、セキュリティの問題は、経済だけで置き換えるわけにはいかない。
そもそも隣国をいわゆるデモクラティックな国にすることなど、どんな大国にも無理だ。
アメリカはイラクをデモクラティックピース論に基づき、いわゆるまともな民主制度国家にしようと軍事介入したが、できなかった。
国家とはシステムであり、システムにセキュリティの問題は付き物であり、避けて通れないわけだ。


posted by libertarian at 10:27| 東京 ☀| Politics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする