2014年12月25日

Redistribution of wealth

現代において、右左を分ける論点としては、富の再分配をどの程度にするかが最大論点かもしれない。
共産主義は、完全平等を目指すというトンデモ論であったが、これはもはや終わっており、現代は、再分配をどの程度にするかという程度の問題になっている。
共産主義が、再分配率100%としよう。
一方の極端な考えとしては、再分配は一切するべきではないというものだ。
これは、再分配率0%ということだ。
今は、どちらも採用されておらず、この間の値がとられているわけだ。

ここで混同してはならないのは、再分配と貧困の問題は全く別ということだ。先進国においては、貧困層は100年前の王侯貴族以上の物質的豊かさを享受しているというのは事実であり、再分配問題とは社会内の相対的格差が問題とされている。
リバタリアンは、相対的格差を政治的な問題にするのは間違っていると考えるだろう 。私もそう思う。

だが、私が思うに、これから人工知能化される社会においては、これまで以上に機械から搾取するようになり、機械、システムを持つ数人の人間とそうでないその他全員との格差は、やはり受け入れがたいものになるのではないかということだ。
実際に、機械、人工知能によって人間の雇用が置き換えられていけば、金融政策だけで雇用問題を扱うことはできなくなるのかもしれない。
人類に残された仕事のほとんどはサービス産業のような低賃金職場だけということになりかねない。

SF的な世界では、未来社会が理想的な共産主義として描かれていたりするわけだが、あながち、あり得ない話ではないような気もする。w
100%再分配社会にはならなくとも、来るべき人工知能社会においては、社会の再分配率を高くする方向となるのかもしれない。

posted by libertarian at 10:51| 東京 ☀| Libertarianism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする