2014年12月25日

Floodgate , evolution of shogi

最近、将棋はみるばかりだが、Floodgateで行われているソフト同士の対戦が面白い。
もはや人類はソフトの将棋には全く敵わないが、このソフト同士の異次元の将棋を見ているとやはりこれは人間が勝つのは無理だと思う。
だが見ている分には、ソフト同士の将棋はとても面白い。プロの将棋がかなりだるく感じられてくる。w

人間的には、ここは飛車をとれば決定的だなと思われる局面でも飛車を無視して別の手を指したりするわけだ。w
自分の棋力が低いこともあり理解できないのだろうが、プロでもこう指すことはまずないだろうといった手が頻発する。
中終盤の複雑化された局面においては、もはや人間はコンピュータの読みを上回ることは無理というものだ。

ソフトの将棋は人工知能の一種であるが、このように人工知能に人類の特技が完全に凌駕されてしまったとき、将棋というゲームはどうなるだろうか。
既にチェスでもそのような状況にあるが、別に機械に勝てなくても、プレーヤーのインセンティブが無くなるということにはならないようだ。
ただ日本将棋連盟のようなある種の興業団体が、プロ棋士を過度に神格化することはもはやできなくなってしまったということはある。w

将棋的思考というのは、0から手を考えることではなく、手筋を沢山知っていて、その手筋を自在に組み合わせる技術にある。
手筋を知らなければ、技術が0だから、ゲーム上意味のあることはなにも考えることもできない。実は、そういったゲームだ。

将棋とは、この技術を競うマインドゲームであるが、ソフトは、人間のように手筋を知っていてそれを組み合わせて”考えている”わけではなく、いわば毎回、手筋に近い変化を毎回発見しているようだ。
いわば、コマの動かし方程度しか知らない技術が0の素人の大天才が、膨大な手筋を自力で発見しながら勝ってしまうようなものか。

もしかしたら、過去の人間の棋譜の機械学習によって手筋のようなものを発見するある種のアルゴリズムがあるのかもしれない。そうだとすれば、技術が0ではなく、めちゃくちゃ技術が高いのがソフトということになろうか。
今後の課題は、機械学習によらずに、自力で手筋を見出すようなソフトの開発なのかもしれない。自立進化型のソフトか。
あのやねうら王の開発者は、そのようなアイデアを言っている。
いろんなソフトを作って、その中で進化させるようなことになるのであろうか。
ソフトの多様性がないと、進化もしないだろう。
Floodgateでソフトはどんどん急速に強くなっているから、ここは将棋ソフトの進化の場のようだ。




posted by libertarian at 11:47| 東京 ☀| Computer | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする