2015年08月29日

China shock

株が最近、大きく下がったようだが、これが良いとか悪いとかいう記事をよく目にする。
だが、思うに株の上がり下がりは、下がることで儲かる人もいるので、基本的には上がろうが下がろうがニュートラルだ。信用取引で株を買う人と、現物で株を買う人との区別はなく、同様に、信用取引で売る人と現物を売る人の間にも違いはない。
信用取引がなければ、売りから入って下落で利益を得る人はいないから、株の下落には損失しかないように思ってしまう。おそらく株式の下落が損失でしかないと思っている人は、株式市場が現物取引だけでなりたっているとでも思っているのだろう。

ただ、企業にとっては、株の下げはやはり問題で、それは企業経営に影響を与え、しいては実物経済に影響を与える。結果的に雇用などに大きな影響を及ぼす。
そういった点では、株の下落は喜ばしいことではない。
もっともこれだと株の下落が雇用悪化の原因のようだが、株はもっと根本的な経済の変化予測に反応するパラメーターにすぎず、経済が悪化するから雇用が悪くなると解釈すべきなのだろう。
そもそも株の変動は大きいが、それは短期的には企業の業績の変動とは無関係だ。
そして経済の変化はマクロに評価するしかない。

私が思うに、今回の下げは、チャイナショックの予兆的な一波で、本格的なクラッシュと下げはこれから起こる可能性がある。そうなると、今回の下げが小さな波にしか見えなくなるだろう。リーマンショックの時と同じだ。
実際、チャイナショックは起きても驚くようなことではない。
起きないと思うほうが、根拠なき楽観だろう。w

だが、その時、大事なのは高橋洋一氏が再三指摘されている通り、金融政策を間違えないことである。
株式市場の変動は、マーケット参加者トータルではプラマイ0であり大した問題ではないが、金融政策を間違えると酷いことになる。

今回の状況から、アメリカは利上げ時期を期限を決めずに延期するのは確実だろう。アメリカのFRBはもはやそういった間違いは犯しそうにない安心感がある。しかし、黒田日銀体制にはまだあまり安心感がない。w
そしてシナは、もっと利下げをする可能性も高い。
基本的に今回のシナの利下げは、アメリカが利上げをする(金融引き締め)という観測の中で、それと連動してシナが金融引き締めを行ったら、ただでさえも不穏なシナのマーケットがクラッシュするのは確実だから、シナがあらかじめ金融緩和の姿勢を示したものと思える。だが、もはやシナはそういった金融政策だけでマーケットクラッシュを防ぐことができるのかどうかという状況なのだろう。

過去のマーケット危機では、その度に固定相場制から変動相場制に移行する国を生み出してきた。
例えばイギリスであっても1992年のポンド危機で管理相場制(ERM)から変動相場に移行したばかりだ。
おそらく、来たるべきチャイナショックは、シナがドルペッグという固定相場から変動相場に移行する引き金となるのかもしれない。





posted by libertarian at 10:44| 東京 🌁| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする