2015年09月06日

Macro is different from Micro

因果関係の分析は一般に難しい。
マクロな現象になると、特に因果関係は分かりにくくなると思われる。
ミクロな方が因果関係は要因が制限され分析しやすい。経済では原因をインセンティブと呼ぶ。インセンティブは個人に行動を起こさせる動機であり原因といえる。
その点、経済学ではミクロの方がマクロよりも合理的、論理的で完成された領域にみえる。

むしろマクロな現象では因果関係よりも、自生的秩序とでも呼ぶべき構造を見いだすことが肝要だ。
一見ランダムなものから、隠された構造を見いだすのは発見的なもので演繹的なものではない。
マクロな現象には、隠された構造がある。これに対し因果関係という狭い見方で捉えようとしてもダメなのである。ランズバーグなんかは、ミクロの合理性でマクロ経済までを理解しようとしているようだが、そういうのはダメだろう。ランズバーグの書いたものを少し読み返したが、あまり感心しないことが多かった。特にリーマンショクの最中に非現実的な間抜けな思考実験をして得意になっているのは感心しない。w

マクロの現象の構造にも、原因といってもいい何がしかの数学的な構造があるのだろうが、それがまだ見出されていないと考えた方が良さそうだ。マクロな現象は経済現象にしても、カオス理論と無関係ではないだろう。しかし、まだ見出されていない数学的な構造の解明が、カオス理論の進歩延長線上にあるのか、全く別の理論が必要になるのかどうかもわからない。
いずれにしても、なんらかのセオリーが必要だ。
従来のマクロ分析は統計的手法を使えばいいというかんじであった。しかし、従来の金融理論は統計的手法を用いたがゆえに根本的に間違えていたわけだ。
つまり通常の統計的手法は正規分布を対象にしているが、金融理論が対象とする相場は正規分布とは似て全く異なるものであった。
ではこのような正規分布でない分布、構造をもたらす仕組み、原理、メカニズムがなんなのかというところから、考える必要がある。
これ以上に詳しいことは営業秘密だから言わないが。w
posted by libertarian at 21:59| 東京 🌁| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする