2015年09月15日

Japan as Rimland

アメリカの国家戦略とは、マハンやスパイクマンの理論に基づいており、ユーラシアの周辺国を支配すれば世界を支配することができるということにある。この周辺のリムランドがヨーロッパ半島と中東と日本に相当する。
マハンの戦略をセオドアルーズベルトが採用したのが日露戦争の頃だから、これはアメリカの100年以上続く国家戦略、国家100年の計で、今も変わっていない。

戦後、リムランドの日本は、ソ連を抑え込む前線基地として利用されてきたが、同時に日本そのものがそれによって、ダブルコンテインメントされる。つまりソ連を封じ込めるための同盟ではなく、日本を封じ込めるためのものでもあった。そして冷戦終了後も、日本を独立させないでおくことがアメリカの一貫した方針となっている。

しかし、アメリカのUnipolar構造はもはや崩れつつある。支那の台頭により、世界はMultiPolar構造に移行しつつある。そして多極化した世界では、日本もアメリカのスーパーパワーの傘下で安泰とはいかず、自主防衛が必須となる。しかし、アメリカが日本を独立させない限り、日本が核防衛システムを持つことはできない。
以上がいわゆるリアリズム的な今の世界構造の見方である。

逆にいえば日本が核防衛システムを独自に持つことで初めて、日本は真に独立することになる。
問題は日本が独立するか否かという精神的なことよりも、支那が軍事的なスーパーパワーとして台頭し世界が多極化すると日本は独立し核保有をしないかぎりハンチントンの予言する通り、日本は支那の属国として蹂躙されることになるということだ。ハンチントンの予言は遠い将来のことではない。

アメリカは、日本の防衛に別に義務も責任もないから、基本、リスクリワードが合わなくなれば日本を見捨てるのは間違いない。アメリカは1回目は日本を攻めて破滅させ、2度目は日本を火中に置き去りにして破滅させる可能性が大いにあると予想されるわけだ。
日本は、独立もできず、核保有もできず、半独立国としてアメリカにナショナルセキュリティを全面的に依存し、南沙諸島、台湾が支那に支配され、軍事的に詰んだ、どうにもならなくなった状態で、アメリカが撤退するというリスクの可能性を考えておかないといけない。

今の日本のリベラルは支那に支配されてもよいと考えているバカどもだから、それを危機とは認識しないのであろう。アメリカの属国だったのが、支那の属国になるくらいで、むしろその方がよいと考えているバカどもである。大東亜戦争時のアメリカの日本人殺戮も苛烈であったが、奇跡的に国体は完全には失われなかった。だが、もし、支那に支配されれば、日本はチベットやウイグルと同様に苛烈な殺戮と蹂躙をうけ、国体を完全に喪失するだろう。

南朝鮮は、早くも支那の属国となることを決めたようだ。
しかし、日本の場合、その選択肢は最悪のものとなる。韓国が支那の属国に戻ってももともと何も失うものがないが、日本はそうではない。日本の場合は失うものがあまりにも大きすぎる。
posted by libertarian at 01:03| 東京 ☁| Modern HIstory | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする