2015年11月14日

China2049

ピルズベリー著「China2049」を読んでいる。
ピルズベリーはアメリカの親中派の高官でPanda huggerの一人であった人だが、自分が長いことシナに騙されていたことに気づき、アメリカと国防省に警告を発する意図でこの本を書いたようだ。
#ちなみにパンダハガーとは中国大好き人間のことをさすが、パンダはもともとチベットの動物で支那のものではない。シナはパンダをチベットからかっぱらってきただけである。

これをみると、アメリカはこれまでいかに支那に好意的で不用心であったかがよくわかる。
ニクソン、キッシンジャー以来、歴代のアメリカ政権が支那の長期戦略(100年マラソン)に騙されてきた。
100年マラソンとは中共結成100年目の2049までにアメリカを超えるという毛沢東の計画である。
これが支那の平和的台頭戦略の本当の目的である。

最初にシナは、ニクソンとキッシンジャーに擦り寄り国交を回復させ、アメリカはカーター政権の時に支那への技術流出を加速させる。
レーガンも最初はシナに警戒していたが、結果的に対ソ包囲網のために支那への援助と技術流出を大規模に拡大する。
結果、シナはソ連という目先の最大の敵をアメリカに打倒させることに成功する。
クリントンも同様に最初は従来の支那路線を批判していたが取り込まれる。結果的に1989年の天安門事件を経てもなお、アメリカの親中スタンスは変わることがなく、今のオバマ政権に至る。

著者とアメリカが、支那を常に弱者としてやさしく接し、まともな国への変化の途上にある存在というひいき目で見てきたことには、半ばあきれる。シナは巧みに自らを弱者として演じ、盗めるだけのものを何十年もかけてアメリカから盗んできた。
しかし、シナは天安門事件を境にいわゆる国内のハト派は弾圧されていき、徐々に本性を現してくる。

最近になってようやくアメリカは支那の危険性に気づいてきたわけだが、時すでに遅しである。
シナは核大国となり、この10年であっという間に軍事大国、経済大国となった。
支那に簡単に籠絡され操られたアメリカがバカすぎたのである。
最近は、シナはアメリカに対しても歴史戦を仕掛けていて、アメリカにも日本の立場が見えてきたのかもしれない。

支那は共産主義を捨てて市場経済に移行したように見えたが、実際、中共は共産主義を決して捨ててもいないし否定もしていない。3000万人党員がいるといわれる中共ではいまだに共産主義の洗脳教育が行われているようだ。
支那とは、中共が支配するその他十数億の一般人と、中共という支配層からなる独裁国家、もとい山賊が支配する地域のことである。

この先、どうなるのか分からないが、今までのアメリカの親中スタンスは愚の骨頂であった。
フランシスフクヤマが歴史の終わりを書いた時も、ソ連が崩壊したことでリベラルデモクラシーの勝利宣言をし、シナのことなど歯牙にもかけていなかった。アメリカ人にとって、シナは常に弱者としか映っていなかったわけだ。

私が思うに、今の”変化率”から見て、中長期的には支那はどうこういって成長し、アメリカは成熟過程に入り停滞する。
同時にイスラームの急激な拡大傾向を考えると、将来的にはシナとイスラームの対決はありそうだ。
ウイグルなどはもともとイスラームの国だが、無神論の共産主義中国に支配されているという状況はあり得ない状況だろう。

posted by libertarian at 20:11| 東京 ☔| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする