2015年12月05日

JIN

amazon prime ビデオが登場したが、これはかなりよい。
prime musicなどもできたので、前々からamazon primeに加入している身としては、アップルやグーグル,HULU,Netflixなどのサービスは余計な出費でしかない。

アマゾンprimeで、JINという日本のドラマを見たがなかなか面白かった。
時代劇は、セリフが綺麗な日本語なのが心地よい。今の日本人でも違和感なくそういった綺麗な日本語を話せるのは面白い。時代劇とはいえ、タイムスリップもののSF時代劇だが、今は多世界宇宙論などというものもあるので、タイムスリップものもそれなりに論理破綻せずにストーリー構成できるのだ。w

JINは村上もとか氏の漫画が原作だが、これはさらに石川英輔氏の小説がベースにあるのであろう。
昔、石川氏の大江戸事情シリーズをまとめて読んだことがあるが、日本人にとって江戸の本当の姿を知ることは大事なことかもしれない。
JINは幕末の江戸に現代の脳外科医がタイムスリップするわけだが、当時の江戸は蘭学はあったが、外科がほとんどなかった。

しかし、日本の医学もなかなかに面白く、最初は奈良頃に中国の医学が入る。漢方は支那の南部の越の辺りの医学で、南方は植物が多種多用だったので、薬草学が発達していたのだ。これが日本に入ると本草学となる。しかし、本草学は日本らしいというかガラパゴス的な発展を遂げ博物学と化していく。
結果、日本では博物学とともに園芸が発達し、現代のプラントハンターのような人々も出現する。
この立役者はご隠居さんといわれる50歳過ぎの元気な有閑隠居たちであった。
ユリや椿など、様々な植物が日本から欧州に輸出もされた。
この庭園文化が欧米に伝わり憧れとともに真似をされ、イギリスのイングリッシュガーデンのようなものが生まれたのである。

例のごとく、支那の諸国ではいろんな学問が生まれても継続性がなく、その知見は失われる運命にあるが、それら医学的文献は日本に渡り日本で保存されたのである。支那には何も残っていない。
また針灸のような医学は、支那の北方の医学で、北のほうは寒くても薬草もほとんどないから、こういった医学が発達した。
これらの支那の諸国の医学は、奈良時代から日本に伝わり、日本で保存された。
だから今でも針灸も漢方も支那よりも日本の方が本場なのである。w
日本では今は西洋医療も漢方も平和に共存している。

そもそも麻酔技術も華岡青洲が世界で最初である。「華岡青洲の妻」という小説もあったが、華岡青洲は古方派の医者で、麻酔にマンダラゲという植物を使った漢方を開発した。
しかし、これは秘伝とされたため、今ではこの麻酔薬を再現することはできない。何を使ったかは伝わっているが、どの部位をどのように使ったのかが書いていないので再現できないらしい。

江戸時代には蘭学もあり、支那伝来の医学で日本でガラパゴス的に発達した医術もありで、日本は医学においてもかなりの水準にあったのである。

posted by libertarian at 13:08| 東京 ☀| Modern HIstory | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする