2015年12月23日

International law is local rule

ミアシャイマーの理論とは、簡単に言えば、世界がアナーキーであることを大前提として、国家がより安定を求める行動をとるというセオリーだが、これは歴史観とも言える。
ミアシャイマーのシンプルなセオリーは、オッカムの剃刀というか、歴史をみるときパワーバランスの変化だけみるわけだ。ミアシャイマーのセオリーに地政学はほとんど関係ないし、ウェストファリア以前、以降を分けるものでもない。つまり、ウェストファリア条約の前でも後であっても、このセオリーは変わらずに適用できると考えるわけだ。ウェストファリア条約以降の国際慣習法によって、それ以前のアナーキーな状態が変化したとは考えないのだろう。
もともとウェストファリア体制はヨーロッパ内だけで通用するローカルな慣習法にすぎない。ヨーロッパ人はヨーロッパの外ではそれを全く適用せず、大虐殺を植民地で行った。同様にヨーロッパの外部であるアメリカやソ連にとってもウェストファリア条約など関係ないものであった。だからこれらヨーロッパ外の新興勢力が参戦する第1次大戦以降は殲滅戦、総力戦に戻る。
日本は生真面目に国際法を順守していたから日露は最後の決闘戦争になったわけだが、日本が負けていればロシアは国際法など無視したろう。

国家が安定を求め戦争をするという点では、たしかにヨーロッパの歴史をみるとそうみえる。
しかし日本だけをみるとそうは思えない。ミアシャイマーは日本の満州や支那への進出もその傍証としているが、これはミアシャイマーの歴史的な事実認識がややずれているともみえる。
より安定を求めるとは、攻撃は最大の防御なりということだろう。だから戦争が起こるわけだ。攻撃する人間がいなければ、戦争は起こらない。だが、必ずしも攻撃しなければいけないというわけではないので、攻撃を楽しむというインセンティブがなければこれは説明できないと思う。

そう考えると、やはりこれは人類普遍の原理や大国の宿痾といったものではなく、民族性を考慮するべきような気もする。
アーリア人の攻撃性、暴力性というのはここ500年くらい見れば突出している。
アーリア系ヨーロッパ人の暴力性はベースにキリスト教という凶悪なるカルト宗教があり、宗教的に暴力、殺戮が肯定されている。洗脳された人間のとてつもない暴力性を感じる。
また1000年以上戦争をしてきて、その淘汰の過程で攻撃性の高い遺伝子を持つ人間が優勢になったということもあるのかもしれない。犬でも土佐犬のように種による攻撃的な性質の固定というのはある。
日本人から見れば、欧米人、アーリア人は人間ではなく鬼といった方が的確だった。鬼畜米英である。w
安土桃山の頃から南蛮というのは南からきた野蛮人のことだったわけだ。
posted by libertarian at 02:53| 東京 ☀| Modern HIstory | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする