2016年01月11日

Learning History

このお正月は歴史の本をひたすら読んでいた。
しかし、歴史の本を読むと、言葉の定義がなっていないといつも思う。
歴史とは科学ではなく、物語にきわめて近いということなのであろう。
もっといえば、歴史は学問ともいえないと思われる。w
歴史とは畢竟、国家の物語、民族の物語なのであろう。

歴史上の言葉の定義ということでいえば、岡田英弘氏は、フューダリズムとかアウグストゥスとかレヴォリューションといった誤訳の問題を指摘している。加えて私が前から思っていたのは、「奴隷」という言葉もいい加減で、違う仕組みのものをいっしょくたに奴隷と呼んでいると思う。例えば、ローマの奴隷、イスラムの奴隷、アメリカの奴隷とかいろいろあるだろうが、一言に奴隷と言っても財産権のありなしとかあり方は大きく違う。イスラムの奴隷は財産権は認められていたようだ。その点、イスラムの奴隷は、現代的にはサラリーマンに近い。w イェニチリとかは超エリートサラリーマンだ。
一方のアメリカ奴隷は財産権も認められていなかったのではないか?アメリカ奴隷は過酷で家畜に近かったと言っても過言ではないのかもしれない。
時代も違えば、仕組みも違うもの、つまりは全く別のものを同じ言葉で呼ぶことは大いに間違いであるし、誤解のもとだ。

ところで、この正月に読んだ本で面白かったのは、茂木誠氏の「世界史で学べ!地政学」だ。
茂木氏は予備校の教師をやっているが、こういう良い先生はまれである。
教師というのは、芸能人とある意味同じで、人気の歌手やアーティストには人が群がるが、そうでない歌手は金を払っても聞いてもらえない。
よい教師が数人いれば、ネットで授業を公開し、それをみんなが見て学べばよい。
もはや学校は必要ない。人気のない教師は失業すればよいのだ。芸能界は本来厳しいのであるw
今の学校は公務員教員の利権のためにだけあるので、社会悪である。

茂木氏は、授業をyoutubeで音声だけだが公開している。
そのテキストもHPに載せている。
このyoutubeを正月ずっと聞いていたが、高校の世界史というのはこんなにも密度の濃い内容だったのかと初めて知った。
下手な歴史本を読むより、この茂木氏の講義を聞く方がはるかにためになるだろう。↓
https://www.youtube.com/channel/UCawFpYvbwCH0_Pznf43KN1Q

これは受験生だけでなく、むしろ一般の大人にもお勧めだ。
しかし、歴史の年号を大量に暗記させるような受験システムというのはやはりおかしいとは思うが、社会人であれば純粋に世界史の流れを知り、理解することだけを目的として講義を聞けば十分だろう。
posted by libertarian at 21:25| 東京 ☁| Modern HIstory | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする