2017年03月01日

悪の枢軸との自由貿易はあり得ない

トランプ政権は保護主義的で反自由貿易だと言われるが、これは正確ではない。
問題は、チャイナのようなVillan stateとの自由貿易が許されるのかという点にある。
クリントン大統領以来、アメリカと世界各国はチャイナとの貿易を拡大し、中共の爆発的な拡大を許してきた。
これはチャイナを共産主義国として見ていなかったからである。アメリカとキューバの間にその間も自由貿易はなかったが、これはキューバを共産主義の打倒すべき国家と認識していたからだ。レーガンが対共産主義国との貿易制限をしていたのも、それを打倒すべき相手と見ていたためである。

だが、中共という世界最悪のvillan stateを、打倒すべき共産主義国家とはクリントン以来見做してこなかった。実に奇妙なことだ。これはミクロにはクリントンをはじめとして政治家が中共の蜜の罠に取り込まれてしまったのが直接の原因だろうと思われる。
結果的に、もはやチャイナの軍事的な脅威は恐るべきレベルになり、アメリカといえでも真正面から戦って勝てるとは限らない相手になってしまった。今のチャイナの軍事的な脅威はかつてのソ連をはるかに上回るだろう。

日本も同様で、今のチャイナに進出した企業はほとんどチャイナの人質のような存在である。実際、大前研一などの言葉に騙されてチャイナ進出してしまった企業はチャイナからは引くに引けない状態だと聞く。

ミアシャイマーなどもチャイナを経済成長させてしまったのが不味かったと言っており、これはナヴァロなども同感のようだが、要するに敵である悪の枢軸との自由貿易は制限されてしかるべきだったのである。
クリントンの時に、中共との貿易を制限していれば、中共は弱小の段階で壊滅させることができた。
1991年はソ連が崩壊した年だが、この時のチャイナの経済規模はソ連の1/3程度だった。これがこの20年で数十倍になったのである。そして、チャイナはもはや軍事的にも手におえないモンスターとなった。

自由貿易にも一般の商取引と同様の良識が必要で、それは悪党と取引をしてはいけないということに尽きる。
悪党が豊かになっても、善人には絶対にならない。より一層凶悪な金のある悪党になるだけだ。

posted by libertarian at 15:31| 東京 ☁| China problem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする