2017年07月01日

標準規格の意味

キーボードのJIS規格について書いたが、なぜこのような標準規格があるのかと考えるに、これはおそらく特許制度の負の面を補償する意味があるのであろう。
例えば、ネジの形状でも特許によって大手に囲い込まれると、それを他社は真似することができないので、様々な仕様や規格が乱立せざるを得なくなる。
そうなると、いろいろと不便であるので、公的部門が特許フリーの標準規格を作って、さらに規格を広めるためのインセンティブも与えるというわけだろう。

ソフトウェア特許がどうなっているのか知らないが、あまり聞かないことを考えると、おそらくソフトウェア特許はかなり審査に通るのが難しいのであろう。これなんかは数学の定理が特許にならないのと同じだろうという議論が最初からあり、実際あまり特許によるプログラム保護はされていない。ただし、プログラムにも著作権があるということになっている。

私が思うにキーボードは物理的なモノだが、その本質はソフトに近く、様々な仕様が乱立することを恐れる必要はないものだろうということだ。たしかに、キーボードの配列が各社でバラバラだと困るだろうと考えるのは自然だが、配列を自分で決めて自由に変更できる機能があれば、別に全く困らないのである。
そして、それはソフトによって容易に実現できるので、規格化する必要がないというわけだ。
posted by libertarian at 00:11| 東京 ☀| et cetera | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする