2017年11月20日

技術の進歩と料理

コーヒーは今までマシーンで淹れて飲んできた。マシーンで淹れるのは簡単手間いらずですぐできるのがいい。
また最近はコーヒーマシンも比較的買いやすい値段で高性能なものが手に入るようになってきた。
が、しかし、やはりコーヒーのようなものは手で淹れるのが正解かもしれない。
ドトールコーヒーは、開業当時かなり高価だったコーヒーマシンを導入することで安定した品質のコーヒーをアルバイトでも提供することを可能にしたのがビジネスモデルの成功要因であったと思う。
コーヒーのような繊細な嗜好品は、マシンの性能で味が随分と変わるのである。
高性能なマシンなら熟練した喫茶店のマスター同様の抽出が可能だ。

とはいえ、自分で飲む分ならばそんな品質管理的なものはどうでもいいので、自分で豆を挽いて自分でコーヒーポットで抽出するというひと手間をかけた方がいい。実際のところ、その方がおいしく作れるのである。
料理も繊細な部分がなければ結局のところジャンクフードにしかならない。w
最近、水島流低温低速調理に凝っているが、温度管理、重量計算と塩分計算は極めて繊細で、これが調理のポイントとなる。

最近はセンサー類がコンピューターと同様に高性能かつ安価になってきたというのが大きい。デジタル温度計の反応速度は従来のアルコール温度計に比べてはるかに速いし、デジタル重量計も高性能かつ高速だ。
昔は重さひとつを計るのもかなり大変で、多大な神経と時間を要したから調理のワークフローに取り入れるのはほぼ無理だったが、今なら家庭でも十分に可能になった。

低温調理では、水温をコントロールするための恒温槽を作るがこれなども水温を±0.1℃で制御できる機械が1万円程度で手に入るようになったから可能になった。昔は恒温槽は高価、かつ、でかかったが、今では小型の筒を鍋につけるだけで可能だ。肉の調理においては40〜80℃くらいの幅の温度コントロールが必要になるが、これは水温で制御するのが一番正確にできるのである。

つまるところ、低温低速調理は今のセンサーやコンピューターの技術があってはじめて一般家庭でも可能になった技術だ。センサーやコンピューターの性能が劇的に向上しかつ劇的に値段が下がったから使えるようになったというわけだ。


posted by libertarian at 00:48| 東京 ☀| DIY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする