2017年12月13日

日本は誰と戦ったのか

江崎道郎氏の「日本は誰と戦ったのか」を読んだ。
この本は、今までの江崎氏の著書の内容を分かりやすく、新情報を加えながらより広い読者層に向けて纏めたものだ。
私は江崎氏の本には以前から注目していたので、江崎氏の知見が世に広まるのは喜ばしい。

江崎氏のアメリカを一枚岩で見てはいけないという話しは、私もリバタリアニズムを調べる中でしばしば感じたことである。日本に、朝日やNHKや民進党のような左勢力が傍から見て強いようにみえても、声がでかいだけで、それだけではないのはどの国でも同じことだ。日本の左派はメディアと教育システムを牛耳っているが、結局、政治的には安倍政権が支持されており、アメリカではトランプが大統領になったことからわかるようにアメリカにもまともな勢力はいて、トランプ大統領を誕生させた。

しかし、20世紀におけるソ連のコミンテルンと中国共産党の工作の影響力は決定的で、まったくもって恐るべきものである。コミンテルンの作り上げたウイルスが民主主義政権の中枢に感染し、コンピューターウイルスのように世界を破滅的な状況に導いたのが20世紀であった。
日本では近衛内閣が、尾崎秀美のようなソ連の工作員だらけであり、アメリカではFDRの周りと行政組織のトップに至るまでソ連の工作員だらけであった。
これはコンピューターにウイルスが感染しシステムが乗っ取られ、スターリンのコミンテルン=ウイルスの意のままに操られていたのと同様だ。
その結果、世界は恐るべき悲惨な地獄をみることになった。
要するにアメリカも日本もスターリンのコミンテルンの工作により、敗戦革命戦略にそのまま乗せられて全く意味のない悲惨な総力戦を戦わされたのだ。

これが最初から最後まで、コミンテルンの敗戦革命のシナリオ通りになったのだから恐ろしい。そしていまだに共産党の敗戦革命戦略は日本でもそのまま生きているのだ。
スターリンのコミンテルンは自らは戦わずして、さらに恐るべき低予算で、つまりウイルスだけで世界を地獄に追い込んだのだといえる。

本書はアメリカのスタントン エバンスという保守派の歴史家たちのコミンテルン研究の紹介でもあるが、これらはベノナ文書の公開により実証的にも明らかなものになりつつある。アメリカ国内でもこの保守派による地道な歴史研究が徐々に広まりつつあるらしいことは喜ばしい。

ちなみに江崎氏の講演はYoutubeで沢山公開されているので、是非見るべきである。江崎氏は文章もうまいが講演での話も非常に巧みである。
例えば、以下の講演。

中国共産党に牛耳られた戦前日本の政界・言論界 【CGS 神谷宗幣 第56回-1】
https://www.youtube.com/watch?v=abkpQRNElYQ
posted by libertarian at 20:02| 東京 ☀| ドナルド トランプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする