2020年04月13日

PCR検査と条件付き確率

PCR検査による武漢ウイルスの検査の是非が議論になっているが、この手の検査についてあまりにも分かってない人間が多いので書いておこう。
これは別にPCRに限らないが、ガン検査でも条件付き確率になるので多くの場合、検査自体が全く無意味なのである。
これは例を示さないと分かりにくいので、以下の例を考えてみるとよい。
「ある病原菌を検出検査法は
病原菌がいるとき、正しく判定する確率が99%
病原菌がいないとき、正しく判定する確率が99%
の精度であるとする。
全体の0.01%にこの病原菌がいるとされる検体の中から1個の検体を
取り出して検査をし、病原菌がいると判定されたとき、実際に病原菌がいる確率は?」

これは母集団の濃度が条件となり、次のように計算される
0.01%x99% =A
99.99%x1%=B
答えはA/(A+B)となるので約1%となる。
検査精度が99%と聞くと非常に正確に見えるが、条件付き確率だと母集団の濃度に影響されるので検査自体の信頼性がこの場合1%と無意味な検査になっている。
これが母集団の濃度が1%とかになれば50%の精度で正しいとなる。10%の濃度になれば92%となる。
検査精度が最低50%以上にならなければ検査自体が有害無益になるのである。

武漢ウイルスもランダムに検査すると母集団が大きくなり濃度が小さくなるから検査自体が無意味となる。時間と金と労力の無駄となるのである。その分のリソースの損失により他の有益なことが確実に出来なくなる。それが医療崩壊というものである。

日本ではむやみに検査をしないで発熱が4日以上などの条件をつけて母集団の絞り込み濃縮を行っているのは当然正しい。

風邪とは、原因ウイルスにライノウイルス、アデノウィルス、コロナウイルス、エンテロウイルス、RSウイルスなど種類があり、症状の強い風邪はインフルエンザウイルスと呼んだりしている。
今のPCR検査がどのくらいの精度なのかは分からないがあまり高くはないようだ。さらにこれらの様々なウイルスを分離検出できるという保証もないらしい。
そうなるとますます母集団の絞り込みが重要になってくる。




posted by libertarian at 05:20| 東京 ☔| Libertarianism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする