2008年02月03日

Milton Friedman A Biography

Milton Friedman A Biography by Lanny Ebensteinの翻訳を読んだ。
これは、万人向けのナイスな本で、お勧めだ。
Read it!

特に日本では自称経済学者の間でも、フリードマンはほとんど実体が知られていないから、こういう本は貴重である。

この本の一つの特徴は、リバタリアニズムとの関係でフリードマンを捉えようとしていることだ。
たしかに、この本を読むとアメリカにおいてすらリバタリアニズムはあまり理解されていないことが伺える。筆者もリバタリアニズムに造詣が深いわけではないようだ。
まあ日本と似たような義務教育制度の国だからやむなしだろう。

私は、こういう書き方のevangelize本が日本にはもっと必要だと思う。
つまり、対象がどういう言葉を話したか、その言葉の引用を多用する書き方だ。
オリジナリティを出そうとするためか、対象を自分なりに丸めてしまって、当の対象がなんなのかさっぱりわからない本が多い。その対象を読者がかなりの程度に読み込んでおり、共通理解みたいのがあるような書き方をしている。これでは話にならない。
ようするに評論になってしまって、紹介や解説になっていない本のことだ。
広大な分野に対するすぐれたサマライズは、オリジナリティを持つのだが、それが出来るほどにちゃんと理解をして書いている人間はほとんどいないということか。

posted by libertarian at 02:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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