2013年10月16日

Milton Friedman on cabinet remodelling

ミルトンフリードマンのインタビューの続き。
アメリカの省庁のいるいらないを答えている。私が前に考えたのとほぼ同じ。w右矢印1 http://libertarian.seesaa.net/article/37254897.html

====================
ロビンソン:ここに政府14部門のリストがあります。テレビには14は少し多いので、すこしだけリストを素早く、それらを維持すべきか、廃止すべきかをお聞きします。農水省は?

フリードマン:廃止

ロビンソン:廃止されました。商務省?

フリードマン:廃止

ロビンソン:廃止されました。国防省?

フリードマン:維持

ロビンソン:維持ですか? 教育省?

フリードマン:廃止

ロビンソン:廃止されました。エネルギー省?

フリードマン:廃止。軍事関係のエネルギー部門をのぞいて。

ロビンソン:では、それを国防につっこんでおきます。核やプルトニウムなんかは国防に入れておきますが、その他は廃止します。厚生省?

フリードマン:伝染を防ぐような活動には存在価値がある。例えばだが。

ロビンソン:では、NIHやCDCは維持ですね?

フリードマン:いや、いや、それらは主に研究機関だから廃止。政府が研究活動に資金提供すべきかどうかという問題になる。

ロビンソン:では、答えは廃止?

フリードマン:これはとても複雑な問題で、簡単な答えはできない。

ロビンソン:では、厚生省の半分を廃止?

フリードマン:そう。そんな感じだろう。

ロビンソン:はい。では半分で。住宅都市開発省?

フリードマン:廃止。

ロビンソン:一瞬の躊躇もこれにはありませんでした。内務省は?

フリードマン:しかし、住宅都市開発省は、巨大な害をなしたのだ。スラム街をなくすというお題目で都市の多くを破壊してきた。あなたもマーチンアンダーソンが都市開発に関する連邦のブルドーザーについて書いた本を知っているでしょう。公営住宅を建てるという名目で壊された住居は、新たに作られた住居よりもずっと多いのだ。

ロビンソン:ジャック ケンプ議員は、今住んでいる公営住宅の住人に売ることを提唱してますね。そのタウンハウスやアパートメントを1ドルで売って、ただ今住んでいる人間に所有権を移すという。

フリードマン:もし、住宅都市開発省を廃止すれば、それもやる価値がないことになるだろう。

ロビンソン:わかりました。廃止です。消滅しました。内務省ですが、国立公園のサービスがお好きなのでしょうか?

フリードマン:その問題を与えられたら、まず最初に全ての政府所有の土地を売らないといけない。(ロビンソン:しかし、それはすぐに実行される。。)それは実行できるし、そうするべきだ。政府が所有する理由はない。今は政府はこの国の1/3程度を所有しているのだ。

ロビンソン:それは多すぎる。0にすべきだと。

フリードマン:下げるべきである。完全には0にはならないだろう。彼らは政府のビルのある土地は所有すべきだ。

ロビンソン:わかりました。最高です。司法省?

フリードマン:おお、それは維持だ。

ロビンソン:労働省?

フリードマン:廃止

ロビンソン:廃止されました。財務省?

フリードマン:税金をあつめるために維持する必要がある。

ロビンソン:了解です。財務省を通して税金を集めます。退役軍人管理局?

フリードマン:退役軍人管理局は軍隊にいた人々にサラリーを払う方法の一つと見なせる。しかし、組織を除外することができないといけない。(ロビンソン:清算ですか?)清算だ。

ロビンソン:清算、一時払い、ですね。多分。そして、VAは取り除く。では、ミルトンフリードマン、もしあなたが1日だけ独裁者になったとします。次の日に。。

フリードマン:いや、いや私は独裁者にはされたくない。私は独裁者を信じていない。
私は市民の合意による変化が必要だと信じている。私は信じてない。。
もし、我々が市民をこのようにすることが望ましいと説得できなければ、もし権力があっても、それを強制する権利は持っていないのだ。

ロビンソン:14の省庁が4と1/2に減りました。

posted by libertarian at 18:02| 東京 ☀| MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月15日

Milton Friedman on FDA

ミルトンフリードマンへの1999年のテレビインタビュー「ミルトンフリードマン、リバタリアニズムを語る」から、FDA批判の部分を翻訳した。元のURLは http://www.hoover.org/multimedia/uncommon-knowledge/26936

面白いインタビューなので、近く、この全文の翻訳を公開しよう。

======================================

ロビンソン:FDAは製薬会社が作る医薬品から、我々がスーパーマーケットで買う食品の添加物に至るまでの全てを規制しています。例えば、例をあげさせてもらうとサリドマイド(フリードマン:それは、みんなが好む例だ)ええ、これを例に挙げさせてもらいます。50年代、60年代、ヨーロッパで妊娠時の嘔吐感をなくす薬として販売されました。FDAはその安全性テストが不適切だとしてアメリカ本土では販売を禁止しました。ヨーロッパではサリドマイドを服用したお母さん達から、何千人もの子供がおそろしい先天性奇形をもって生まれたのです。しかし、アメリカでは起こりませんでした。なぜなら、FDAが販売を禁止し、市場に出させなかったからです。

ありがとうFDA! よろしいでしょうか?

 

フリードマン:間違っている。(ロビンソン:はい。なぜでしょう?)このケースはFDAが命を救ったケースでよいケースだ。しかし、FDAは有効な良い薬を認可することにも同様にスローなのだ。

そのためにどれだけの命が失われたか考えたことはあるだろうか?あなたがFDA職員だとして、新薬を承認するか却下するかの問題を抱えているとする。もしあなたがそれを承認したとして、その薬がサリドマイドのような悪い薬だと分かったとする。あなたの名前は新聞の一面にのり、大変な騒ぎになるだろう。一方で、もしあなたがそれを却下したとする。そしてその薬はよい薬だったと分かったとする。そしてその後、4−5年くらい後に、誰もあなたがその薬を認可しなかったことに文句を言ってこないことに気づく。公共の犠牲の上に利益を得ていると批判される、強欲な製薬会社以外からは文句がこない。

だから、FDAはそのプレッシャーからいつも認可が遅れることになる。FDAはその認可の遅れによって、早く認可していれば救えたであろう人よりも多くの死者を出しているという証拠が山ほどある。


ロビンソン:では、あなたの見解では、FDAを廃止せよと。

 

フリードマン:まさしくその通り。(ロビンソン:FDAの代わりにはなにがくるんでしょう?)なにがくるのかって?悪い商品を出さないようにすることは、製薬会社の自己利益追求の一環としてある。サリドマイドを作った製薬会社が、サリドマイドで利益を得たと思いますか?利益を失ったと思いますか?(ロビンソン:なるほど。そうですね)また、人々の損害に責任をもたないといけない。それは可能だろう。(ロビンソン:だから、不法行為法が扱うのですね)その通り。まさしくそのとおり。

 

ロビンソン:わかりました。もしリリーやメルクが私に害をもたらす薬を作ったら、会社を訴えてやります。その薬を飲んだ誰とでもクラスアクションを組んで、会社に何十億ドルの訴訟を起こし、株主の株価を暴落させてやることにしましょう。こう考えると、製薬会社が薬を市場にだすのに、非常に厳格になることには、彼らの利益がありますね。

 

ロビンソン:ミルトンフリードマンは、ほんとうに全ての健康や安全規制に対して反対なさるのでしょうか?この点について、彼に質問してみます。一般人は自分の買う食品の栄養素を知る権利をもたないのでしょうか?

 

ロビンソン:肥満はこの国では大きな問題です(フリードマン:そう、ほんとうに)しかし、つい最近までダイエットをする人にとって、食料品店でパッケージを選んで、その成分がなんであるかを知ることは大変でした。炭水化物の含有量とか、脂肪カロリーはどのくらいかといったような情報です。

そこで、政府は食料品店の食品には栄養価を表示すべしという、慎ましい規制をとりました。

だから今では、だれでもこの食品は脂肪が多すぎる。こっちのは少ないからこれにしよう。とか簡単に言えるようになったのです。

では、このような慎ましい、受け入れやすい政府規制はよいのではないでしょうか?

 

フリードマン:では、続けましょう。政府は、有用な情報が載せられることも妨害しているのです。

非常に単純な例をあげると、アスピリンです。よく、ご存知の。これを心筋梗塞のリスクを減らすために1日おきに摂るようによくアドバイスされていると思います。しかし、これはアスピリンのパッケージに書くことは許されていません。(ロビンソン:それは、、)FDAが禁止しているからです。彼らはラベルに書く情報をコントロールしています。

では、ここにリバタリアンの製薬会社があるとして、かれらは、次のような内容をその製品ラベルに載せたいとします。つまり、これは我々が謳いたい情報であり、これはFDAが言っている情報だと、同時に載せるのです。つまり我々言うところの選択です。

彼らはそれを許可されません。

もし消費者がその成分をほんとに知りたいとすれば、パッケージに情報を載せることは、生産者にとっても利益となることです。

製品情報がのったパッケージは、それがない商品よりも魅力的な商品となります。

しかし、このことはいつも私にはミステリーなのです。なぜ、ワシントンの何人かの専門家が、あなたや、私や私の子供のことも全く知らないのに、あなたや私よりも我々がパッケージに何を書いて欲しいか、その内容を知っていると考えるのかです。

 

ロビンソン:繰り返しですが、バランスをとってお効きします。FDAを廃止せよ。それら政府規制を廃止せよと?

 

フリードマン:もちろんその通り。FDAはもともとは医薬品の安全性を保証することを求められているだけで、認可した薬品の効能を保証するわけではなかった。あなたが例にあげたサリドマイド事件の結果、いわゆるキースエルバー修正条項ができ、それで、FDAは、その任務が拡大し、薬の安全性と効能を保証することになった。それによって、薬の承認に要するコストが巨大に膨れ上がったのです。もしFDAの役割を半分にしたければ、FDAが薬の安全性の保証だけして、効能に関する判断表明はしなかった時代に戻れば良い。



必読↓

posted by libertarian at 22:26| 東京 ☔| MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

The Voucher the better?

自由の騎士が行く
教育の自由と選択の不自由
http://d.hatena.ne.jp/KnightLiberty/20100501/p1

木村さんの上記の記事を読んだ。木村さんの主張は、オーストリアンとして潔よい。
オーストリアンの考えに興味のある人にはおすすめのブログだ。
このように論理的にわかりやすく書いてあると、議論しやすい。

さて、私はここの主張に基本的に賛成だ。以前に私もバウチャーについてこれと近い趣旨のことを書いたことがある。
http://libertarian.seesaa.net/article/37255140.html

しかし、バウチャーの導入によって今より事態はさらに悪くなるだろうか?
バウチャー制度の導入によって、私学への政府の発言力が今より増すというのは、有りえる。
しかし私学と公立の差別がないとすれば、バウチャーで今よりも私学に行きやすくなるかもしれない。

学校組織に金をばら撒くよりも、同じ金なら個人にばらまいた方が無駄は小さいというのは、経済的には事実だろう。
バウチャー方式では組織にばら蒔いていた金を、個人にばら撒くという点が重要なところだ。
個人の選択の自由が、バウチャー導入によって今よりも狭まるということはないのではないか?
であるならば、バウチャーは全然ベストではないが、今よりはベターな方向にあると言えるのではないだろうか?
なお、この論については、続きがあるようなので、楽しみだ。


posted by libertarian at 00:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

Milton Friedamn interview at 1994

これも同じくDiamondの記事からミルトン フリードマンの1994年のインタビュー。
意外とこのサイトは内容充実している。

ミルトン・フリードマン 
「世界の機会拡大について語ろう」
〜「グローバルビジネス」1994年1月1日号掲載
http://diamond.jp/series/d_archives/10002/

日本についてはもう1点、強調しておかなければならない点がある。アダム・スミスの思想の一つの柱は、消費が生産の最終目的であるという考え方であった。われわれの政治上の問題のほとんどは、生産者の利益に必要以上に配慮し、消費者の利益をなおざりにしていることから生じている。このような問題が、日本ほど劇的なかたちで表れている国はほかにない。
 もっと一般的な問題としては、日本では政府支出の規模が拡大してきている。私は国民所得と比べた政府支出の比率を示すグラフと、日本経済の成長率を示すグラフとを作成してみた。日本の高度成長期には、政府支出の国民所得に対する比率は現在よりもはるかに小さかった。政府支出の比率が高まるにつれて、成長率は低下してきている。高度成長期には、日本の政府支出の割合は米国よりもずっと低かったが、今ではほとんど変わらない水準まで近づいている。


さすが、ミルトンフリードマンだ。
これらの事実分析から導かれる帰結どおりにその後の日本は進んだ。
posted by libertarian at 00:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

How to Cure Health Care

 

How to Cure Health Care

By Milton Friedman

http://www.hoover.org/publications/digest/3459466.html
posted by libertarian at 23:10| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

Milton Friedman on Constitution

先のポストでミルトン フリードマンの合衆国憲法の修正案のことを少し書いたが、もう少しまとめてみよう。
「選択の自由」は、フリードマンの著作の中でも私の一番のお勧めだ。豊富な実例といい、説得的なレトリックといい、現代の古典といえる。ある意味、現代の自由主義者はこの本の内容を繰り返しているだけともいえる。しかし、本質的で大事なことは繰り返し語られなければならないのである。

次に、この本の最終章(10章)から、フリードマンの合衆国憲法修正案について、ところどころ引用する
========
可能な解決策

いうまでもなく、このような最近の傾向を阻止し、これを逆転しようと欲するものは、政府の権力を増大させたり政府の支配力が及ぶ範囲を拡大させたりするような、これ以上の特別な政策に対しては反対すべきであり、既存の諸政策を廃止し改善することを主張すべきであり、われわれと同じ考えをもつ立法者たちや行政者たちを選挙するように努力しなければならない。しかしこれらのことは、政府の巨大化を逆転させるためには有効な方法ではない。
それどころかこのような方法は間違いなく失敗する。
人々は自分の特殊な特権を擁護しようとし、他人の犠牲においてだけ政府を制限しようと試みるだけだ。
われわれは多くの頭をもったヘビと戦っているのであり、このヘビはわれわれがその頭を切り捨てるよりももっと早く、新しい頭をはやしてくるのだ。

アメリカの合衆国の父たちは、これよりはもっと将来性のある方法をわれわれのために示してくれている。
それは、いわば「一括取引」をすることだ。われわれは、われわれが政治的な経路を経て追及する目的を制限する「自己否定的」な法律を制定すべきだ。

この修正第一条は、「連邦議会は・・言論の自由を制限する法律を制限してはならない。」という一般原則を採用した。
すなわち、ひとつひとつの場合について、それぞれがどんな価値をもっているのかを考慮しないというのだ。
われわれは、自身が多数派である場合には、他人の自由を干渉することについて、それほど深刻な関心を持たない。
しかし、われわれの大半がなんらかの時点において少数派になることはまず間違いないのだ。
我々の考えでは、経済と社会の分野における政府の権力を制限するために、アメリカ合衆国憲法修正第十か条に等しいもの、ないしは「経済的権利章典」を樹立して、最初の権利章典を補完し、またこれを強化する必要があるのではないかと思われる。

憲法にこのような経済的権利章典を組み込むことは、それだけでは政府が巨大になる傾向を逆転させたり、このような傾向がさらに続いていくのを阻止することはできないだろう。この事情は現行の憲法と基本的に変わらない。現行の憲法は今日の政府が巨大になるのを阻止することができなかった。
究極的には成文法としての憲法は、自由社会を発展させたり、これを維持していくためには必要でもなければ十分でもない。イギリスはつねに「慣習法」としての憲法しかもっていなかったが、自由社会を発展させてきた。これに対して多くの南アフリカ諸国はアメリカ合衆国憲法を事実上、一言一句までまねをした成文法としての憲法を採用してきたが、自由社会を樹立するのには成功しなかった。
成文法としての憲法や、慣習法としての憲法にしてもこれを有効にさせるためには一般大衆とその指導者との間に、この憲法を支える世論の風潮が存在していなければならない。
またその憲法は、人々が深く信奉するようになっている諸原則を組み込んでいなければならず、行政府や立法府や司法府がそれらの原則に従って行動することが当然だと考えられるようになっていなければならない。
われわれがすでに見てきたように、世論の風潮が変化するとき政府の政策も変化する。
それにもかかわらず、経済的権利章典を制定し、これを採用することは、政府がいっそう巨大になっていく今日の傾向を逆転させるために採用できるもっとも有効な方法であると我々は信じている。

snip

これまで説明してきたような理由で特殊利益は一般利益を犠牲にしながら社会を支配してきている。今日の新しい支配階級は大学に納まっている連中であり、マスコミであり、とりわけ連邦政府の官僚機構である。
この新しい支配者階級は一般大衆による広範な反対にもかかわらず、自分たちの考えを人々に強制するのに繰り返し成功してきた。
・・・・
いまや多数派はむしろ特殊な種類の多数派でしかない。すなわち今日、民主主義の名の下に一国を支配しているのは、このような八百長的多数派でしかないのだ。

snip

政府支出の我々の所得に対する比率を減少させていくことは、より自由で経済的により強い社会を樹立していくのに大きな貢献をすることになるだろう。しかしこのことはこの目的に向けての第一歩にすぎない。
実際、政府の規制のうち、われわれの生活に対し最も大きな被害をもたらしているものはそれほど政府支出を必要としていない。関税と価格や物価に対する統制、いろいろな職業に対する免許制度、産業に対する規制、消費者製品に対する規制等はそれほど政府支出をつかっていない。
このような問題に対して最も将来性があるやり方は、政府の権力を制限する一般的な規則を確立することだ。
そのための第一歩として望ましく思える憲法修正案のいくつかを次に挙げておきたい。

○国際貿易
現行の憲法は
いかなる州も連邦議会の同意なしに、その検査法を執行するのに絶対必要な場合を除けば、輸入や輸出に対していかなる賦課金も関税も賦課してはならない。」と規定している。

これに対する修正条項は次のように提案できる。
連邦議会は、検査法の執行にその検査法を執行するのに絶対必要な場合を除けば、輸入や輸出に対していかなる賦課金も関税も賦課してはならない。」

このような憲法修正条項が実際に立法化されると想像することは、現時点においては幻想でしかない。しかし、既存の個別のいろいろな関税をひとつひとつ廃止していくことによって自由貿易を達成しようと考えることはもっと幻想的なことでしかありえない。

○賃金と価格に対する統制

「連邦議会は財貨の販売者や労働の提供者が、その財貨やサービスに価格をつける自由を侵害するようないかなる法も立法してはならない。」

○免許制度

「何州といえども、アメリカ合衆国の市民から自分が選択したいかなる職業や専門職業にも従事できる権利を奪うような、いかなる法律も制定してはならず、または施行してはならない。」

○課税

ここでは所得税に関して政府に権限を与えている現行の合衆国憲法修正第十六条を修正することが必要であり、この修正条項を次のような文章によって置き換えるとよいだろう。

「連邦議会は、同一の所得税率が職業上ならびに営業上の費用や固定された金額における個人に対する控除額を上回るすべての所得に対して同様に適用される限り、数週に割り当てすることなしに、またこのためにいかなる特別の国勢調査や納税調査も行わないことを条件として、いかなる源泉から発生した「人」の所得であろうが、これに対して所得税を課し、これを徴収する権限をもつ。「人」とは、法人とかその他の人為的「人」を含まない。

○健全通貨

「連邦議会は、通過の形における政府による無利子の負債証明書を公認する権限をもつ。ただしその際、総通貨残高は年間5%よりは低く3%よりは高い率で増加しなければならない。」

○インフレ対策

「アメリカ合衆国政府とその他の当事者との間において、ドル建てで結ばれるすべての契約や、連邦の諸法律に含まれているドル建てのすべての金額は、毎年、それに先立つ一年間に発生した一般的物価水準の変化を相殺するために、再調整されなければならない。」


===========

posted by libertarian at 00:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

Market encapsulates everything

今はミルトン フリードマンに対するバッシングも相当なものである。
経済の調子が良かったときは、さんざん持ち上げておいて、悪くなると責任をおっかぶせるというのは、大衆の卑しさである。
とはいえ、実は、フリードマンに最も批判的だったのは、何もわかってない左派ではなく、むしろMises-Rothbardを戴くオーストリアンだったのも事実だ。

先に翻訳引用したように、ミーゼスは、「定期的に経済危機が起こることは、銀行政策により繰り返されるマーケットの自然利子率を下げようという試みの必然的な結果である。
経済危機はこのような呼び水政策をやめることをしない限り無くなることはない。なぜなら、人工的に刺激されたブームは不可避的に危機と恐慌へと行き着くからである。
危機に対応して現れる介入主義者の政策の試みの全ては完全に見当違いのものである。」
と、レッセーフェールを唱えているように、フリードマンのマネーサプライ論もオーストリアンは否定する。そういった企ては全て政府の計画主義的市場介入だとする。
そして、現在の金融危機も、グリーンスパンの今までの自然利子率をコントロールしようとした金融政策の誤りの結果だったと主張しているわけだ。

http://libertarian.seesaa.net/article/108032806.html

質問にあったが、経済的自由、政治的自由、市民的自由といった分類にはあまりこだわるべきでないだろう。
政治的自由や市民的自由といった概念は何を意味しているのか定かでないが、リバタリアン的には政府から与えられる自由など自由とは考えない。「政治的自由は、状況によってが経済や市民の自由を促すが、状況によっては拒むこともある。」とあるように、フリードマンも政治的自由なるものを否定的に考えている。実際、アメリカのconstitutionalismとは(連邦)政府が自由に何でも立法できないようにしている制限憲法だという点が本質的なのだ。

また国有化と社会主義化とは、曖昧だが、前に書いたように、国有化も方法を間違えれば社会主義と変わらないだろうが、資本を注入する行為だけを見ればそれは市場ルールを大きく否定するものでもないので、あまりこの言葉にとらわれない方がいいと思う。

ところで、ジムロジャースは今の大暴落は、オバマ民主党が保護主義を主張していることを織り込んだ動きだと指摘している。だから、オバマが今すぐにでもなすべきことは、この保護主義的主張を明確に撤回すると公言することだ。
Smooth-Hawley Tariff Actは、その案が議会に提出された時点で、大暴落を引き起こした。
当時も経済学者はこの案に大反対の声明をだしたのだが、市場はこのように政治を取り込むものと考えられているのである。
逆にオバマが保護主義を撤回すれば、市場はそれを折り込んで大反発するだろう。これは今考えられるいかなる政策よりもインパクトがあるはずだ。

決して間違ってはならないのは、市場が愚かな大衆心理で動いていると思い上がった勘違いをすることだ。
これは自称経済学者なる連中に多く見られる、Fatal Conceipt(致命的なうぬぼれ)である。
私の知る限り、偉大な投資家は決してそういう考えはしないし、その正反対の考え、つまり市場に対する畏怖を持っているように思われる。

posted by libertarian at 15:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

Perfect Storm

先のポストでSmoot-Hawley Tariff Actのことに触れたが、この1930年に制定された法律は、その後に続く大恐慌の原因の大きな一つだというのがミルトンフリードマンの有名かつ重要な研究成果である。Smoot-Hawley Tariff Actを端緒とする、この時期のF.D.Rooseveltによる最悪の社会主義政策のポリシーミックスによって大恐慌は起こった。つまり、TVCなどの大規模公共事業や、物価と賃金統制などの諸施策だ。

これをPerfect Stormと呼ぶ。

今のサブプライム問題も下手をすると、Perfect Stormが約80年ぶりに起こることになるだろう。
今回のFRBの処置をミルトンフリードマンが生きていたらどのように言ったか聞きたかったものだ。
FRB議長のバーナンキはフリードマンの弟子にあたる人間だが、どうなるかは分からない。
#例のJim Rogersなどは、それが起こると考えているわけだ。

posted by libertarian at 00:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

CSR: Camouflage of Socialism Reformation

ミルトンフリードマンのCSR批判については、本Blogでも何度も書いてきたが、次のCNETの記事は良記事だ。Declan McCullaghという人は写真では若く見えるが、これだけのことが書ける記者は日本人には一人もいないだろう。ただし内容的には、フリードマンやイースタリーなどの言っていることと同じだ。

B・ゲイツ氏の「創造的資本主義」は世界にとってプラスか?Declan McCullagh
http://japan.cnet.com/print/0,2000080637,20366973-3,00.htm?u=/cnet/2006/column/pers/story/0,2000055923,20366973-3,00.htm

Social Responsibility: 'Fundamentally Subversive'?
 Milton Friedmanへのインタビュー BusinessWeek誌 AUGUST 15, 2005
http://www.businessweek.com/print/magazine/content/05_33/b3947115_mz017.htm?chan=gl

The Social Responsibility of Business is to Increase its Profits
by Milton Friedman
http://www.colorado.edu/studentgroups/libertarians/issues/friedman-soc-resp-business.html

こういったフリードマンの主張は、単に正しい主張であるから意味があるのである。そこには別にリバタリアニズムからくるイデオロギー性はなにもない。
一方、CSR論とは、社会主義的なイデオロギーが巧妙に隠蔽されたカモフラージュなのであり、それは論理的にも法的にも完全に間違っている。まさにFundamentally Subversiveであり、自由社会の根本を社会主義論理で覆すものなのだ。

先のミルトンフリードマンへのインタビューから抜粋しておこう。
ミルトンフリードマンのこの手のインタビューは、前にも紹介したように結構あるが、言っている内容は全くぶれていない。

Q: Take this example: Coca-Cola (KO ) faces challenges from environmental activists in India and labor activists in Colombia. Their calls for a boycott of Coca-Cola reverberate on U.S. college campuses where students are voting to, in some cases, oust the product. Should Coke consider those activists as stakeholders who need to be addressed?
A: No. They should not consider those activists as stakeholders. They should consider them as problems for running the business. They have to be counted, and it's perfectly sensible for Coca-Cola to spend money on trying to reduce the influence of such groups. It may be that the most efficient way to do that is by pretending that they are stakeholders. But they aren't stakeholders.
Q: In your book Capitalism and Freedom, you called the doctrine of social responsibility "fundamentally subversive." Is it still?

A: Absolutely. It is just as subversive as it ever was. The idea that the resources of a company should be distributed by people on some basis other than ownership and by people who are not elected for that purpose -- surely, that is a socialist concept.

posted by libertarian at 19:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

Milton Friedman A Biography

Milton Friedman A Biography by Lanny Ebensteinの翻訳を読んだ。
これは、万人向けのナイスな本で、お勧めだ。
Read it!

特に日本では自称経済学者の間でも、フリードマンはほとんど実体が知られていないから、こういう本は貴重である。

この本の一つの特徴は、リバタリアニズムとの関係でフリードマンを捉えようとしていることだ。
たしかに、この本を読むとアメリカにおいてすらリバタリアニズムはあまり理解されていないことが伺える。筆者もリバタリアニズムに造詣が深いわけではないようだ。
まあ日本と似たような義務教育制度の国だからやむなしだろう。

私は、こういう書き方のevangelize本が日本にはもっと必要だと思う。
つまり、対象がどういう言葉を話したか、その言葉の引用を多用する書き方だ。
オリジナリティを出そうとするためか、対象を自分なりに丸めてしまって、当の対象がなんなのかさっぱりわからない本が多い。その対象を読者がかなりの程度に読み込んでおり、共通理解みたいのがあるような書き方をしている。これでは話にならない。
ようするに評論になってしまって、紹介や解説になっていない本のことだ。
広大な分野に対するすぐれたサマライズは、オリジナリティを持つのだが、それが出来るほどにちゃんと理解をして書いている人間はほとんどいないということか。

posted by libertarian at 02:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

Milton Friedman @ Rest

ミルトン フリードマンが亡くなる4ヶ月前のWSJによる最後のインタビュー。これはe-mailで行われた。

Milton Friedman @ Rest
January 22, 2007; Page A15
In July last year, the late Milton Friedman, Nobel laureate in economics in 1976, granted an interview to The Wall Street Journal. Today we publish material from a question-and-answer exchange he had by email

次に引用したのはインドと中国の比較に対する質問とその回答だが、フリードマンの回答はやはり納得いくものだ。

Q:Any thoughts on a China versus India comparison?

Friedman: Yes. Note the contrast. China has maintained political and human collectivism while gradually freeing the economic market. This has so far been very successful but is heading for a clash, since economic freedom and political collectivism are not compatible. India maintained political democracy while running a collectivist economy. It is now unwinding the latter, which will strengthen freedom of all kinds, so in that respect it is in a better position than China.

経済的自由と、政治的集産主義は両立しない。だから中国は今までのところ成功しているが、実はクラッシュに向かっているのだ。
中国を見るとき、この本質的な観点を忘れてはならないのであろう。

2007年01月24
posted by libertarian at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

BECKER On Milton Friedman's Ideas

[http://www.beckerposnerblog.com/]



ゲーリーベッカーのミルトンフリードマンの死を悼む記事がある。

ベッカーとフリードマンの関係も良く分かり、あちらの真のインテリ階級の知的交流の豊かさを感じる。おそらく日本にはこういうインテリ階級が存在しない。



日本では、権威ある学者であっても所詮、国立大学(独立行政法人)の公務員だからだろう。

つまり、彼らは第一義的には学者というよりも公務員だということだ。



以前、フリードマンが、何故自由の闘士としてラディカルな意見を主張しつづけることができたのかという問いに対し、それは自分がTenureを持っていたからだとどこかで書いていた。

つまりアメリカの名門私立大学は経済的に政府から完全に自立している、つまりeconomic freedomを実現しているが、さらにTenureを持ったdistinguishedな終身在職の地位が与えられると恐れるものがないのだろう。

故に反政府的なラディカルな論理を展開できたのだということだ。

学問の自由とは、政府権力からの自立性を意味しているのである。



しかし、逆に日本の国立大学が最悪なのは能力のない人間であっても公務員であるがゆえに一種のTenureのような終身在職権を与えられていることだろう。余程のことをしないかぎり、公務員を首にすることはできないのである。

そのくせ、自由な意見など連中はまず言えない。なぜなら、公務員であるから、一番お上に迎合的な連中であり官僚主義の中に生きているのだ。政府からの自立性どころか、政府機関の一部にすぎないのである。

そこには真の学問の自立性はない。

日本の大学でシカゴ派が受け入れられなかったのは、まずこの連中が公務員だという前提から考えるべきだ。



そもそも日本でフリードマン、ハイエクを研究していたのは立教大学の西山教授であったり、早稲田などの私学で熱心に研究されてきたと思われる。要するに中央の権力とは距離を置いたところでほそぼそと研究されていたが、決して主流にはならなかったし、なれなかった。

一方、東大はずっとマル経〜ケインズ派だったが、これは当時の国策とも一致していた。また未だにその周辺で蠢いている。その中でも特に最悪なのが自称高尚な思想家である東大経済学部長の岩井克人だろう。

このアホはもうどうしようもない。最近のCSRブームにのって、くだらないことを気取って言っているが馬鹿も休み休みにしろというところだ。



また私が、日本の大学でリバタリアニズムを研究していると称している国立大学の連中に懐疑的なのは、公務員という立場的にもリバタリアニズムのような反政府の思想と矛盾しているからである。



#もう一方の、ポズナー爺のミルトンフリードマンに関する文章は鼻白むものがある。

 私は、どうもこの爺さんは気に食わない。


posted by libertarian at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月18日

Milton Friedman Videos

[http://video.google.com/videoplay?docid=6407847019713273360&q=milton+friedman]



Google videoのミルトン フリードマンのビデオ集。

ミルトン フリードマンの主張をコーラスにしたものが面白い。



その他も、合計数時間におよぶインタビューフィルムがまとめられている。必見だ。
posted by libertarian at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Global Socialism

ミルトンフリードマンのインタビューを以前粗訳したものを採録する。

2000年頃のインタビューで、このときフリードマンは88歳だった。



"Where we stand today" by Milton Friedman

[http://www.pbs.org/wgbh/commandingheights/shared/minitextlo/int_miltonfriedman.html]

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



インタビュアー:あなたのアパートからは、シリコン・バレーを一望できます。

情報テクノロジー(インターネットそして、ニューエコノミー)が、ご自分の人生をつぎこんだ経済学そして政治の大問題に対し、どのように影響を及ぼすと思いますか?



ミルトン・フリードマン:私はインターネットが影響を及ぼす最も重大な点としては、それにより政府の税徴収がかなり難しくなるだろうということが大きな問題と考える。

そして、それは非常に重要な要因であると思う。

政府は動けないものから税金を最も効果的に徴収することができる。

だからこそ、財産税は常に最初に作られる税である。

人々は動くことができるので、彼らに対する税金徴収はやや難しい。

アメリカ合衆国の中の州は人々に対する税金を徴収することがもっと難しい。しかし、アメリカ合衆国全体としては、より容易に人々から税金を徴収することができる。

では、インターネットだが、それはサイバースペースで、記録を残さずに、業務を可能にすることによって、また英国の誰かがアメリカ合衆国で本をアマゾン・ドット・コムに注文することができるように、アメリカ合衆国の誰かは、インドで取引することができる、このように人々が動くことを可能にすることで、サイバースペースが税徴収を政府にとって非常に難しくするだろうと思う。

そして、それは政府がすることができる役割を減らすこと対する非常に重要な影響を持つだろう。



インタビュアー:では、我々は、現在、ある種の”ハイエキアンの国”へ向かって行進していると?



ミルトン・フリードマン:私は、我々がその方向にあると思う。

もちろん、それには利点と不利な点がある。

それは犯罪者にとっては犯罪の実行をより簡単にする、しかし、あなたは犯罪者と犯罪者を区別しなければならない。

アメリカ合衆国の状況をみると、懲役している人間が200万人(仮釈放の下にまたは監督の下にいる人だと400万人)いる。



インタビュアー:それは何故ですか?



ミルトン・フリードマン:それは政府が、人々が自分の体内に摂取するものをコントロールしようとする誤った試みのためだ。

いわゆる薬(違法薬物の)の禁止は、殆どの刑務所の現状の主な理由である。

そして、これは被害者なき犯罪である。そして、そのようなことが犯罪とされてはならないのだ。



インタビュアー:モンペルランでの最初のミーティング後、半世紀以上が経ち、誰が、その議論に勝ったのか?また誰が負けたのか?



ミルトン・フリードマン:誰が、その知的なレベルでの議論に勝ったかは疑いがない。

1947年時より、世界の一般に認められた知的意見が、今日では、中央計画そして、規制に対してはあまり好意的でないことは疑いない。

ずっと疑わしいことは、誰がより現実的な点で勝利したのかということである。

世界は、1947年のときより、今日、より社会主義的である。

政府は1947年の時よりも、今日ほとんどあらゆる西側の諸国では財政支出が高くなっている。

ビジネスへの政府規制は、より大きくなっている。

国有化(社会主義化)の動きはなくなってきている。しかし、経済への政府介入は疑う余地なく大きくなっている。



これが当てはまらない唯一の国は、元、共産主義体制の一部であった国々である。ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ロシア、また世界のその地域を通してみると、我々は知的な議論だけでなく、同様に実際面においても、その議論に勝ったといえる。

しかし、西側では、実際に誰が勝利したのかという議論は、まだ未決定だ。



インタビュアー:あなたは希望を持っているか?



ミルトン・フリードマン:もちろん、私は大いに希望を持っている。

私を誤解してはいけない。現在、我々が実際には議論に勝つというわけではなかった、しかし、私は長い目で見れば理念が支配すると思う。そして、私は我々が知的議論と同様に実行においても、議論に勝つと思う。

 

インタビュアー:中央管理は信用されなかった ― 政府が目立って退いたようである ― しかし、我々はますます管理されるようになっているということか?



ミルトン・フリードマン:異なる領域を区別しなければならない。

ある種の規制は減少した。価格規制、産業の特定規制は、全体として少なくなった。

しかし、他の種類の規制、特に個人のふるまいに係わる規制はぐっと増えた。

厳格な経済コントロールが、社会統制へと置き代わりつつあるのだ。



インタビュアー:あなたは、それらの規制が究極的には、自由市場への脅威であると感じているのか?



ミルトン・フリードマン:それは、自由市場への脅威でない。それは、人間の自由に対する脅威である。



インタビュアー:現在、政府は至る所で市場への干渉から撤退しつつあるか、もしくはそのように見える。あなたは、振り子が元に戻ることがありうると思うか?



ミルトン・フリードマン:振り子は、簡単に逆にふれることができる。

それは、反対にふれることができる、

誰も積極的に、そうしたいのでなく、単に、巨大な権力を支配する政府があるかぎり、常に特定の利益からの介入への圧力があるためだ。

そして、一度、政府から何かを得ると、そこから抜け出すことは非常に困難となる。だから、私は本当の危険があると思う。

私は、社会を自由に保つには継続的な努力が必要だという事は依然として今も真実であると思う。

ではその格言とは何か?



"Eternal vigilance is the price of liberty."

「絶えざる警戒が、自由の対価である。」



=====================================================================================

フリードマンが最後に挙げた言葉は、トマス ジェファーソンのものである。

言葉を補えば「政府権力への絶えざる警戒の努力を続けることが、個人の自由を守るコストである。」となるだろう。



今の流れは非常に危険だ。アメリカはイラク政策の失敗からか今かなり反動的なムードがあり、次期政権はおそらく民主党になるだろう。

”偉大なる人道派の学者”?であるジェフリーサックスをNPOが大統領候補に推す動きすらあるらしい。

[http://www.sachsforpresident.org/]



フリードマンがいうようにアメリカにおいても社会が社会主義的にどんどんなっている。

なぜそうなるのかといえば、コモンローの国アメリカにおいても、禄でもない制定法がどんどん立法されつづけているからである。



アメリカが今後もし国連主義になびいていけば、グローバル資本主義ならぬ、グローバル社会主義が実現してしまうだろう。その可能性が高まっているし、すでに危機的な状況にあるのかもしれない。

社会主義は、環境主義、人権主義の衣をかぶって依然として猛威を振るっている。

そして、その最大の武器は今も昔も制定法による自由の制限だ。ナチスの法思想であるLegal Positivismは国連においてその完成をみようとしている。



個人情報保護法の成立以降、日本は全体主義強化の道を法的な面から整備しつつある。

今は驚くべきことに個人情報保護法の”見直し”として、この悪法の弾力化ではなく、個人情報漏洩罪のような強化策が水面下で進行しているのだ。

会社法での内部統制システム構築の義務化もその一つである。さらにJSOX法が2009年に施行される。めまいがするほどの悪法の立法がオンパレードだ。



企業の自由を守ることは個人の自由を守る上でも極めて重要なものだということが、忘れ去られている。というよりも理解すらもされていないのだろう。企業とは畢竟個人の自由な活動の形に過ぎないのであって、それはinstitution(社会の公器)でもなければ、社会制度でもない。企業活動を政府が制限することは、個人の自由を制限することに直結するのである。



法律の改悪に次ぐ改悪で、自由を根本的に制限する法律がどんどん作られている。

この流れがどこに行き着くのかといえばそれは明らかだ。

人間の自由の抑圧に行き着くのである。

制定法の非常に厄介かつ悪質なところは、いったん出来てしまった法律の廃止が極めて困難なところである。大陸法=制定法主義においては、「悪法も法なり」なのだ。

本末転倒なことだが、誰にもプラスにならない法ルールに耐え忍ぶしかないのである。








posted by libertarian at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

Milton Friedman passed away

ミルトン フリードマンが今日亡くなったそうだ。

[http://www.hoover.org/bios/friedman]
posted by libertarian at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月01日

Insider Trading

Congress and Insider Trading

[http://thecaseforsmallgovernment.blogspot.com/]



Democratic lawmakers apparently want to ban insider trading by members of Congress and their staffs. Perhaps unsurprisingly, these groups have so far been exempt from the general prohibition against insider trading.



Rather than broadening the ban, however, Congress should repeal it entirely. The ban is problematic on efficiency and equity grounds.



The ban is inefficient to the extent it delays release of relevant information, since this means delayed adjustment of stock prices. Markets cannot allocate resources properly unless they know which companies are doing well or badly.



The ban is inequitable because some corporate executives trade on inside information despite the law. Thus the ban rewards dishonest insiders.



===============



HarvardのMironのインサイダー禁止に関する意見はミルトンフリードマンのそれとほぼ同じである。

加えて、規制に反してインサイダー取引を行うエグゼクティブを利することにもなるという理屈も加えてある。

全てのインサイダー取引が摘発されるわけではないから、得をする人間もでてくるということだろう。

これはインセンティブを与えることになる。

今の立法の動きは罰則を強化することで抑止するということだが、これは本末転倒である。



ミロンのようなフリードマン派リバタリアンのエコノミストがハーバードにいるのは珍しい気がする。

ところでミルトンフリードマンの「政府からの自由」の冒頭インタビューがアナルコキャピタリズム研究に引用されているから読むことをお勧めする。

[http://anacap.fc2web.com/]



この本を私も再読してみたが、70年初頭の出版であるにも関らず古びていない。

フリードマンの機知に富んだ快刀乱麻なオツムは、100歳近くになっても未だにその冴えがにぶっていないのは嬉しいことだ。


posted by libertarian at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

Friedman: Cut taxes ‘anytime, in any way, in any form’

MSNのサイトのミルトンフリードマンインタビューを以下にリストしておく。



Friedman: Cut taxes ‘anytime, in any way, in any form’

[http://moneycentral.msn.com/content/CNBCTV/Articles/TVReports/P42976.asp?Printer]
posted by libertarian at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

Milton Friedman on Enron

以下にミルトンフリードマンのエンロン、ワールドコム事件に対するインタビュー記事の粗訳を載せる。

これは、某新進気鋭の日本のリバタリアンのサイトで紹介されていた記事を私がちょこっと訳したものだ。

これを読むとミルトンフリードマンの慧眼からリバタリアンにとっての自由市場の意味が分かる。

なにか事件がおこると、やれ”市場の失敗”だなんだと馬鹿騒ぎして、政府介入を正当化する軽薄な人間とは発想が根本的に違うのである。



[http://moneycentral.msn.com/content/CNBCTV/Articles/TVReports/P42951.asp]



Q. エンロンスキャンダルの原因は何であると思われますか?



M.フリードマン:まず、その事件がどうやって発覚したかを問題にするといい。

エンロン事件はどうして発覚したのか?



Q.だれかが内部告発をしたのでしょう。



M.フリードマン:いや、株式市場でのエンロンの株の動きでわかったのだ。

事実は、市場がこのような事件を明らかにする上で効率的なメカニズムであるということだ。

異端な意見を言えば、実際エンロンのような事件が起こった理由の一つは、インサイダー取引を極端に違法なものとしてきたからなのだ。

しかし、インサイダートレーディングは、うまくいっていない会社を明らかにする上で最も効率的な手段なのだ。



Q.それはどういう意味でしょうか?



M.フリードマン:エンロンのような会社があったとして、それが虚偽を行っているとしよう。内部の人はその事実を知っている。その事実を公にするのに最も効率的な方法の一つは、その事実を公にする行為を利益行為にすることだ。つまりその内部の人にとってその知識を利益のあるものとすることである。



内部告発者には、内部告発によって何も得るものがない。

しかし、内部の人でうまくいっていない事実を知っている人間が、エンロンの株を売ることができれば、それで利益を同時に得ることができる。そしてそれが同時にエンロンの株を下げることになり、これが他の人へのシグナルになるのだ。



Q.今はインサイダー取引は規制されてます。



M.フリードマン:そう、インサイダー取引は違法だ。インサイダー取引で牢屋に行く人もいる。私はこれが大きな間違いだとずっと考えている。必要なのはより多くのインサイダー取引であり、インサイダー取引を減らすことではない。

会社の内部にいてその会社の欠陥を良く知っている人たちにインサイダー取引に対するインセンティブを与えて、その結果として人々にその会社の問題を気づかせるべきだ。



Q.株を売って株価を下げることでですね。



M.フリードマン:もしくは、うまくいっているときに株を買うことでもだ。



Q.経営者が株を売り買いするとき、彼らはSECに報告義務があります。

それは公開記録となり、公が注意を払います。

これは、良いことですか?それとも悪いことですか?



M.フリードマン:それが、エンロンがここまで酷くなるに至った原因だ。



Q.ということは、経営者には株を売ったという事実を公表する義務はない方がよいということでしょうか?



M.フリードマン:私はない方が良いと思う。

snip

ご存知のとおり、人々は政府の自由市場への干渉が原因で起こることを、自由市場が原因で起こるのだといつも考える。

snip

エンロンやワールドコムのような事件は、政府による過剰なインサイダー取引への制限と規制と、政府活動そのものによってもたらされたものなのだ。




posted by libertarian at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月04日

Milton Friedman Links

  • Milton Friedman Short BiographyHoover Institution



  • Milton Friedman Autobiographyby Milton FriedmanNobel eMuseum



  • Milton Friedman at 90by Thomas SowellJewish World Review



  • Friedman Interviewby Brian DohertyReasonOnline



  • The Case for Free Tradeby Milton & Rose FriedmanHoover Digest



  • An Open Letter to Bill Bennettby Milton FriedmanFuture of Freedom Foundation



  • The Drug War as a Socialist Enterpriseby Milton FriedmanDrugText



  • Friedman BibliographyHistory of Economic Thought
  • posted by libertarian at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年05月03日

    Free to Choose

    ミルトン・フリードマン:誰が、その知的なレベルでの議論に勝ったかは疑いがない。

    1947年時より、世界の一般に認められた知的意見が、今日では、中央計画そして、規制に対してはあまり好意的でないことは疑いない。

    ずっと疑わしいことは、誰がより現実的な点で勝利したのかということである。

    世界は、1947年のときより、今日、より社会主義的である。

    政府は1947年の時よりも、今日ほとんどあらゆる西側の諸国では財政支出が高くなっている。

    ビジネスへの政府規制は、より大きくなっている。

    国有化(社会主義化)の動きはなくなってきている。しかし、経済への政府介入は疑う余地なく大きくなっている。



    これが当てはまらない唯一の国は、元、共産主義体制の一部であった国々である。ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ロシア、また世界のその地域を通してみると、我々は知的な議論だけでなく、同様に実際面においても、その議論に勝ったといえる。

    しかし、西側では、実際に誰が勝利したのかという議論は、まだ未決定だ。



        



    以上は2000年に行われたミルトンフリードマンのインタビューの抜粋だ。

    私は、本日は「選択の自由」を20年ぶりくらいに再読、通読したのだが、たしかにこのフリードマンの言葉のとおりと思った。

    その意味では、「選択の自由」の内容は全く古びていない、現在の現実である。



    このフリードマンの危機感というのは、経済システムではなく、法システムが主な原因である。すでに日本以外では経済学的議論でどちらが勝利したのかは決まっている。

    つまりフリードマンたちが勝利したのである。

    #フリードマンから何も学んでいないのは日本の経済学者くらいなものだ。



    しかし、法システムはあいかわらずそのままである。また法とは経済よりも見えにくい内なる敵なのである。20世紀は経済思想の戦いであったが、21世紀は第2ステージとしてLegal Positivismへの戦いが重要となるだろう。そのときに必要なのは、やはりハイエクの法思想だと思う。

    法を直截に変えるのは政治だろうが、政治を動かす根拠は思想である。そういう意味で21世紀は法思想の時代になるはずだ。



        



    ・学校ほど不満足な状態にある制度は我々の社会において数少ない。学校ほど人々の間に不満を発生させ、我々の自由を崩壊させる危険を生み出している制度も少ない。



    「選択の自由」より
    posted by libertarian at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    FDA THE EVIL

    FDAの新薬の承認規制制度の導入により、それ以前と比べると、新薬の種類は半減し、新薬開発コストは100倍になり、開発時間は4倍増加したという。

    また、これによって、難病奇病といわれる珍しい病気に対するメーカーの新薬開発が実質的にできなくなった。これはミルトンフリードマンが1980年頃に「選択の自由」の中で告発した事実だ。



    政府が<安全性>を審査する必要は完全にない。問題のある医薬を市場に出したときの金額的リスクは巨額であるため無責任なことははじめから不可能なのである。

    新薬の種類の減少と開発の長期化,さらに薬価の高騰によって、FDAの市場介入による<間接的殺人>は莫大なものになると試算されている。日本の薬事法はFDAシステムを真似したものだが、いい加減に政府によるこのような殺人的欺瞞はやめるべきである。



    以下はFDAの近況報告である。全く何も進歩していないようだ。



    "Playing God at the FDA "

    by Dale Steinreich

    [http://www.mises.org/story/1805]
    posted by libertarian at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年03月04日

    Milton Friedman : Idea channel

    ミルトンフリードマンのオンラインの文章、ビデオなどがまとめられている。

    充実のページである。

    [http://www.ideachannel.com/Friedman.htm]
    posted by libertarian at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年03月03日

    Milton Friedman :Where We Stand Today

    以下は、2000年に行われたミルトンフリードマンへのロングインタビュー記事から抜粋して粗訳(機械翻訳+手修正)したもの。この時、88歳だがあいかわらず頭脳明晰だ。

    [http://www.pbs.org/wgbh/commandingheights/shared/minitextlo/int_miltonfriedman.html]

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    インタビュアー:あなたのアパートからは、シリコン・バレーを一望できます。

    情報テクノロジー(インターネットそして、ニューエコノミー)が、ご自分の人生をつぎこんだ経済学そして政治の大問題に対し、どのように影響を及ぼすと思いますか?



    ミルトン・フリードマン:私はインターネットが影響を及ぼす最も重大な点としては、それにより政府の税徴収がかなり難しくなるだろうということが大きな問題と考える。

    そして、それは非常に重要な要因であると思う。

    政府は動けないものから税金を最も効果的に徴収することができる。

    だからこそ、財産税は常に最初に作られる税である。

    人々は動くことができるので、彼らに対する税金徴収はやや難しい。

    アメリカ合衆国の中の州は人々に対する税金を徴収することがもっと難しい。しかし、アメリカ合衆国全体としては、より容易に人々から税金を徴収することができる。

    では、インターネットだが、それはサイバースペースで、記録を残さずに、業務を可能にすることによって、また英国の誰かがアメリカ合衆国で本をアマゾン・ドット・コムに注文することができるように、アメリカ合衆国の誰かは、インドで取引することができる、このように人々が動くことを可能にすることで、サイバースペースが税徴収を政府にとって非常に難しくするだろうと思う。

    そして、それは政府がすることができる役割を減らすこと対する非常に重要な影響を持つだろう。



    インタビュアー:では、我々は、現在、ある種の”ハイエキアンの国”へ向かって行進していると?



    ミルトン・フリードマン:私は、我々がその方向にあると思う。

    もちろん、それには利点と不利な点がある。

    それは犯罪者にとっては犯罪の実行をより簡単にする、しかし、あなたは犯罪者と犯罪者を区別しなければならない。

    アメリカ合衆国の状況をみると、懲役している人間が200万人(仮釈放の下にまたは監督の下にいる人だと400万人)いる。



    インタビュアー:それは何故ですか?



    ミルトン・フリードマン:それは政府が、人々が自分の体内に摂取するものをコントロールしようとする誤った試みのためだ。

    いわゆる薬(違法薬物の)の禁止は、殆どの刑務所の現状の主な理由である。

    そして、これは被害者なき犯罪である。そして、そのようなことが犯罪とされてはならないのだ。



    インタビュアー:モンペルランでの最初のミーティング後、半世紀以上が経ち、誰が、その議論に勝ったのか?また誰が負けたのか?



    ミルトン・フリードマン:誰が、その知的なレベルでの議論に勝ったかは疑いがない。

    1947年時より、世界の一般に認められた知的意見が、今日では、中央計画そして、規制に対してはあまり好意的でないことは疑いない。

    ずっと疑わしいことは、誰がより現実的な点で勝利したのかということである。

    世界は、1947年のときより、今日、より社会主義的である。

    政府は1947年の時よりも、今日ほとんどあらゆる西側の諸国では財政支出が高くなっている。

    ビジネスへの政府規制は、より大きくなっている。

    国有化(社会主義化)の動きはなくなってきている。しかし、経済への政府介入は疑う余地なく大きくなっている。



    これが当てはまらない唯一の国は、元、共産主義体制の一部であった国々である。ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ロシア、また世界のその地域を通してみると、我々は知的な議論だけでなく、同様に実際面においても、その議論に勝ったといえる。

    しかし、西側では、実際に誰が勝利したのかという議論は、まだ未決定だ。



    インタビュアー:あなたは希望を持っているか?



    ミルトン・フリードマン:もちろん、私は大いに希望を持っている。

    私を誤解してはいけない。現在、我々が実際には議論に勝つというわけではなかった、しかし、私は長い目で見れば理念が支配すると思う。そして、私は我々が知的議論と同様に実行においても、議論に勝つと思う。

     

    インタビュアー:中央管理は信用されなかった ― 政府が目立って退いたようである ― しかし、我々はますます管理されるようになっているということか?



    ミルトン・フリードマン:異なる領域を区別しなければならない。

    ある種の規制は減少した。価格規制、産業の特定規制は、全体として少なくなった。

    しかし、他の種類の規制、特に個人のふるまいに係わる規制はぐっと増えた。

    厳格な経済コントロールが、社会統制へと置き代わりつつあるのだ。



    インタビュアー:あなたは、それらの規制が究極的には、自由市場への脅威であると感じているのか?



    ミルトン・フリードマン:それは、自由市場への脅威でない。それは、人間の自由に対する脅威である。



    インタビュアー:現在、政府は至る所で市場への干渉から撤退しつつあるか、もしくはそのように見える。あなたは、振り子が元に戻ることがありうると思うか?



    ミルトン・フリードマン:振り子は、簡単に逆にふれることができる。

    それは、反対にふれることができる、

    誰も積極的に、そうしたいのでなく、単に、巨大な権力を支配する政府があるかぎり、常に特定の利益からの介入への圧力があるためだ。

    そして、一度、政府から何かを得ると、そこから抜け出すことは非常に困難となる。だから、私は本当の危険があると思う。

    私は、社会を自由に保つには継続的な努力が必要だいう事は依然として今も真実であると思う。

    ではその格言とは何か?



    "Eternal vigilance is the price of liberty."

    「絶えざる警戒が、自由の対価である。」





    posted by libertarian at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2005年01月29日

    Milton Friedman Unraveled

    Milton Friedman Unraveled

    by Murray N. Rothbard

    [http://www.lewrockwell.com/rothbard/rothbard43.html]



    マレーロスバードによるミルトン フリードマン批判。



    Mention "freemarket economics" to a member of the lay public and chances are that if he has heard the term at all, he identifies it completely with the name Milton Friedman. For several years, Professor Friedman has won continuing honors from the press and the profession alike, and a school of Friedmanites and "monetarists" has arisen in seeming challenge to the Keynesian orthodoxy.



    However, instead of the common response of reverence and awe for "one of our own who has made it," libertarians should greet the whole affair with deep suspicion: "If he’s so devoted a libertarian, how come he’s a favorite of the Establishment?" An advisor of Richard Nixon and a friend and associate of most Administration economists, Friedman has, in fact, made his mark in current policy, and indeed reciprocates as a sort of leading unofficial apologist for Nixonite policy.



    In fact, in this as in other such cases, suspicion is precisely the right response for the libertarian, for Professor Friedman’s particular brand of "freemarket economics" is hardly calculated to ruffle the feathers of the powersthatbe. Milton Friedman is the Establishment’s Court Libertarian, and it is high time that libertarians awaken to this fact of life.


    posted by libertarian at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    Commanding Heights : Milton Friedman interview

    Commanding Heights

    [http://www.pbs.org/wgbh/commandingheights/shared/minitextlo/int_miltonfriedman.html]



    ミルトンフリードマンへのロングインタビュー。

    面白い。



    "On Richard Nixon



    MILTON FRIEDMAN: Nixon was the most socialist of the presidents of the United States in the 20th century.



    INTERVIEWER: I've heard Nixon accused of many things, but never [of being] a socialist before. "
    posted by libertarian at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2004年05月04日

    John Maynard Keynes

    Milton FriedmanによるJohn Maynard Keynes評

    1989年に書かれたもの。

    [http://www.rich.frb.org/eq/pdfs/spring1997/friedman.pdf]
    posted by libertarian at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    Citations of Milton Friedman

    Citations of Milton Friedman



    [http://ideas.repec.org/e/c/pfr10.html]
    posted by libertarian at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    Interview with Milton Friedman

    Friedman: That is a continuation of its traditional function. But you should also note that last year there was a regional meeting held at Prague which was pursuing what I\'ve now described as its new role.



    As an amusing footnote, one of the major benefits that I personally derived from the first meeting of the Mont Pelerin Society in 1947 was meeting Karl Popper and having an opportunity for some long discussions with him, not on economic policy at all, but on methodology in the social sciences and in the physical sciences. That conversation played a not negligible role in a later essay of mine, \"The Methodology of Positive Economics,\" which has probably led to more pages of subsequent print by others than anything else I\'ve written. It just shows how nature and science works in wondrous ways.



    [http://minneapolisfed.org/pubs/region/9206/int926.cfm]


    posted by libertarian at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2004年04月19日

    Milton Friedman Interviews

    Milton Friedman Interview



    MILTON FRIEDMAN

    \"Friedman and Freedom\"

    The Queen\'s University Journal



    [http://www.peterjaworski.com/articles]



    Friedman @ 90

    [http://www.peterjaworski.com/article#07.27.02a]



    サイトの構成が悪くて読みにくいが、貴重なミルトンフリードマンの最近のインタビューが

    いくつか載っている。
    posted by libertarian at 13:11| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2004年02月09日

    Milton Friedman attacks politicians

    11:31 20011120

    Milton Friedman attacks politicians



    1976 Nobel Economics prizewinner, the father of neoliberal economics, speaks out against the Keynesian trend current today after September 11th.



    In an interview given to Der Spiegel, Milton Friedman claims that after September 11th, governments around the world are investing too much, at a time when they should be saving.



    The Keynesian notion of a governmentaided economy is a notion which Friedman has always attacked. Friedman claims that ?it is a reality that the world economy has changed totally since September 11th¦ and that ?Keynes is back in force, the gates are open and governments are subjected to enormous pressures to spend money¦.



    He stated that this is a time when governments should be saving more, not spending, claiming that if the aircraft industry was so fragile, it is a good think that a natural selection process will weed out the strong from the weak, allowing the industry to come through the current crisis stronger in the long run.



    For Milton Friedman, the world economic crisis should show signs of an upturn at the beginning or in the middle of 2002.



    Regarding the effects of September 11th, he claimed that politicians are quoting Keynes as an excuse to spend money ?in their own interests¦. ?It is evident that the terrorist attacks accelerated the recession even more and now serve as a pretext for a greater intervention of the state¦.



    Claiming that he voted for George Bush, he also pointed out that ?He is also a politician and bends to the great pressures he is placed under¦. Friedman claims that the Bush administrations policy of handing back taxes is ?a wrong measure to animate the economy v it is only a shortterm measure¦.



    Milton Friedman continues to be convinced that the market economy he expounded in the 1970s is the best economic model:



    ?This is the beauty of the system: the need for profits inevitably leads to the transfer of capital to the hands of the most competent¦.



    The question is, competent at what? Downsizing, job losses, contracting economies, layoffs, outsourcing and early retirement are all the rude words associated with neoliberalist economic theories, the scourge of the modern world as the bottom line means more than human values such as creating employment.



    John ASHTEAD

    PRAVDA.Ru



    プラウダの記事[http://english.pravda.ru/economics/2001/11/20/21390.html]
    posted by libertarian at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2004年01月18日

    利益と損失の役割

    「企業システムは利益のシステムだとよく言われる。これは大きな間違いだ。

    企業システムは利益と損失のシステムである。私見では、損失の部分は利益より重要

    であると考える。

    決定的な差をつけるのは、どのような事業を行うかではなく、どの事業が生き残り、

    どの事業が廃れていくかである。

    成長と進歩を維持するのに必要不可欠なのは、成功した実験を継続し、失敗した実験

    を終わらせることだ。」

    by Milton Friedman
    posted by libertarian at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2003年12月15日

    An Interview With Milton Friedman

    [http://www.rightwingnews.com/interviews/friedman.php]

    An Interview With Milton Friedman

    by John Hawkins
    posted by libertarian at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    Listen Up, Mr. President

    [http://wwwhoover.stanford.edu/publications/digest/003/robinson2.html]



    With the presidential election season heating up, Peter Robinson asked Milton Friedman what advice Friedman would offer the next occupant of the Oval Office. The Nobel laureate had plenty of wisdom to dispense.


    posted by libertarian at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2003年11月17日

    Economic Freedom, Human Freedom, Political Freedom

    \"Economic Freedom, Human Freedom, Political Freedom\"

    by Milton Friedman

    Delivered November 1, 1991

    [http://www.sbe.csuhayward.edu/~sbesc/frlect.html]



    ミルトン フリードマンの講演スピーチ





    The only way we are really going to change things is by changing the political structure. The most hopeful thing I see on that side is the great public pressure at the moment for term limits. That would be a truly fundamental change.

    ::

    We are still very far from our goal of a completely free world, but, on the scale of historical time, that is amazing progress more in the past two centuries than in the prior two millennia. Let\'s hope and work to make sure that that keeps up.






    posted by libertarian at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2003年11月09日

    ミルトンフリードマンへのReasonインタビュー2

    Reason: Would you agree with the proposition that you have been the most successful and important proselytizer for libertarianism?



    Friedman: I don\'t think that I\'ve had the most influence. I think the most influential person was Hayek. The effect of The Road to Serfdom was really critical. In another area, Bill Buckley has certainly been very important on national policy.



    Buckley\'s not a libertarian. But he\'s also not a socialist. And if you look at the political scene, his National Review has had a tremendous influence in providing a base for collaboration between the libertarians on the one side and the freemarket conservatives on the other. That was epitomized in its most obvious form by Frank Meyer when he was with National Review. They\'ve helped that coalition to form and hold together and have influence; Bill Buckley played an enormously important role.



    I might have more public influence than ideologues like Rand or Murray Rothbard, the libertarians in that strict sense. And I believe that the reason is because they have been so intolerant.



    [http://reason.com/9506/FRIEDMAN.jun.shtml]
    posted by libertarian at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2003年08月30日

    ミルトンフリードマンへのインタビュー

    ミルトンフリードマンへのインタビュー

    Milton Friedman reminisces about his career as an economist and his lifetime \"avocation\" as a spokesman for freedom.

    リーズン誌により1995に行われたもの。フリードマンの回顧録となっていて面白い。



    以下は、以前に簡単に訳したこのインタビューの一部訳

    M.Fがミルトンフリードマン

    RがReason誌





    M.F:そのとき、1960年代の初頭に我々は強固なリバータリアン運動を開始していたのです。

    我々は皆リバータリアンだったのです。ハイエクは自分自身をリバータリアンとは呼ぼうとしなかったのですが。あなたもご存知のとおり、彼は同様にConservativeという言葉も使うのをいつも避けていました。彼は自分をOld Whigだと言っていました。ほかの人は自分たちをリバータリアンを自称していたでしょう。

    そうして、私は自分のアイデアを発展させることができたのです。それを形作っていったのは、彼らとの夕食での語らいや講義をとうしてだったのです。

    アインランドは、当時ますます脚光を浴びていました。私はリバータリアン哲学が大きく高まっていくのを信じていましたし、リバータリアンの視界というのは差し迫ったものでした。そして、ある程度まではリバータリアン哲学というのは、そういうものとしてあったのです。

    あなたは、ランドのグループとマーレーロスバードのグループにいましたね。しかし発展しつつあったリバータリアン運動はベトナム戦争とその結果によって押さえつけられました。大きな動きは2つ同時には受け入れられないのです。





    R:19世紀のリベラリズムの研究に打ち込んでいたあなたを見ると、あなたはランドやロスバードのようなシステムビルダーには決してならなかった。。



    M.F: その通りです。私はリバータリアンという言葉よりもむしろリベラルという言葉を使いたいです。





    R:あなたは、リバータリアンという言葉をたまにお使いになってるのを見ます。





    M.F:おお、そうです。



    R:リベラルという言葉の一般的な意味への譲歩としてですか?



    M.F: :そのとおりです。リベラルというのは今ではあまりに誤解されている言葉だからです。

    ですから、わたしは大文字のRのRepublican(共和党員)であり、小文字のlibertarianです。私は共和党員です。それは共和党に主義主張があるからではなくて、それが利用価値があって影響力も大きいからです。私の哲学はあきらかにリバータリアンです。

    とはいえ、リバータリアンとは自己規定的な言葉ではありません。いろんなリバータリアンがいます。無政府リバータリアン(zerogovernment libertarian)がいます。彼らはアナキストです。制限された政府のリバータリアンもいます。彼らは根本的な価値において多くが共通しています。でも彼らの究極的なルーツを辿っていけば、それらは別々のものです。実際のところそれは大した問題ではありません。我々は共に同じ方向に向かって進んでいるからです。

    私自身は、無政府リバータリアン(zerogovernment libertarian)でありたいと思います。



    R:どうして、今そうではないのですか?



    M.F: :なぜかというと、私はそれが実現可能(Feasible)な社会構造ではないと思うからです。

    歴史を見れば、多分アイスランドをのぞけば、どこにそのようなシステムが発展している歴史的な例があるでしょうか?



    R:最小国家リバータリアニズム(minimalstate libertarianism)でも同じ事が言えますね。歴史的にはそのような体制は安定していないように思えます。



    M.F:  同感です。私は以前に自由な社会とは不安定な均衡にあるという考察をした文章を書いたことがあります。根本的には、私は、そういう意見です。ですが、そのような不安定な均衡を出来る限り維持したいと思うのです。合衆国は1780年から1929年の間は、”制限された政府”リバータリアン(limited government libertarian)の悪くない例といえます。ずいぶんと長い間続いたものです。
    posted by libertarian at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    \"Economic Freedom, Human Freedom, Political Freedom\"

    [http://www.sbe.csuhayward.edu/~sbesc/frlect.html]

    \"Economic Freedom, Human Freedom, Political Freedom\"

    by Milton Friedman

    Delivered November 1, 1991

    ミルトンフリードマンの講演録


    posted by libertarian at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | MiltonFriedman | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする