アメリカの省庁のいるいらないを答えている。私が前に考えたのとほぼ同じ。w
私は市民の合意による変化が必要だと信じている。私は信じてない。。
もし、我々が市民をこのようにすることが望ましいと説得できなければ、もし権力があっても、それを強制する権利は持っていないのだ。
ロビンソン:FDAは製薬会社が作る医薬品から、我々がスーパーマーケットで買う食品の添加物に至るまでの全てを規制しています。例えば、例をあげさせてもらうとサリドマイド(フリードマン:それは、みんなが好む例だ)ええ、これを例に挙げさせてもらいます。50年代、60年代、ヨーロッパで妊娠時の嘔吐感をなくす薬として販売されました。FDAはその安全性テストが不適切だとしてアメリカ本土では販売を禁止しました。ヨーロッパではサリドマイドを服用したお母さん達から、何千人もの子供がおそろしい先天性奇形をもって生まれたのです。しかし、アメリカでは起こりませんでした。なぜなら、FDAが販売を禁止し、市場に出させなかったからです。
ありがとうFDA! よろしいでしょうか?
フリードマン:間違っている。(ロビンソン:はい。なぜでしょう?)このケースはFDAが命を救ったケースでよいケースだ。しかし、FDAは有効な良い薬を認可することにも同様にスローなのだ。
そのためにどれだけの命が失われたか考えたことはあるだろうか?あなたがFDA職員だとして、新薬を承認するか却下するかの問題を抱えているとする。もしあなたがそれを承認したとして、その薬がサリドマイドのような悪い薬だと分かったとする。あなたの名前は新聞の一面にのり、大変な騒ぎになるだろう。一方で、もしあなたがそれを却下したとする。そしてその薬はよい薬だったと分かったとする。そしてその後、4−5年くらい後に、誰もあなたがその薬を認可しなかったことに文句を言ってこないことに気づく。公共の犠牲の上に利益を得ていると批判される、強欲な製薬会社以外からは文句がこない。
だから、FDAはそのプレッシャーからいつも認可が遅れることになる。FDAはその認可の遅れによって、早く認可していれば救えたであろう人よりも多くの死者を出しているという証拠が山ほどある。
ロビンソン:では、あなたの見解では、FDAを廃止せよと。
フリードマン:まさしくその通り。(ロビンソン:FDAの代わりにはなにがくるんでしょう?)なにがくるのかって?悪い商品を出さないようにすることは、製薬会社の自己利益追求の一環としてある。サリドマイドを作った製薬会社が、サリドマイドで利益を得たと思いますか?利益を失ったと思いますか?(ロビンソン:なるほど。そうですね)また、人々の損害に責任をもたないといけない。それは可能だろう。(ロビンソン:だから、不法行為法が扱うのですね)その通り。まさしくそのとおり。
ロビンソン:わかりました。もしリリーやメルクが私に害をもたらす薬を作ったら、会社を訴えてやります。その薬を飲んだ誰とでもクラスアクションを組んで、会社に何十億ドルの訴訟を起こし、株主の株価を暴落させてやることにしましょう。こう考えると、製薬会社が薬を市場にだすのに、非常に厳格になることには、彼らの利益がありますね。
ロビンソン:ミルトンフリードマンは、ほんとうに全ての健康や安全規制に対して反対なさるのでしょうか?この点について、彼に質問してみます。一般人は自分の買う食品の栄養素を知る権利をもたないのでしょうか?
ロビンソン:肥満はこの国では大きな問題です(フリードマン:そう、ほんとうに)しかし、つい最近までダイエットをする人にとって、食料品店でパッケージを選んで、その成分がなんであるかを知ることは大変でした。炭水化物の含有量とか、脂肪カロリーはどのくらいかといったような情報です。
そこで、政府は食料品店の食品には栄養価を表示すべしという、慎ましい規制をとりました。
だから今では、だれでもこの食品は脂肪が多すぎる。こっちのは少ないからこれにしよう。とか簡単に言えるようになったのです。
では、このような慎ましい、受け入れやすい政府規制はよいのではないでしょうか?
フリードマン:では、続けましょう。政府は、有用な情報が載せられることも妨害しているのです。
非常に単純な例をあげると、アスピリンです。よく、ご存知の。これを心筋梗塞のリスクを減らすために1日おきに摂るようによくアドバイスされていると思います。しかし、これはアスピリンのパッケージに書くことは許されていません。(ロビンソン:それは、、)FDAが禁止しているからです。彼らはラベルに書く情報をコントロールしています。
では、ここにリバタリアンの製薬会社があるとして、かれらは、次のような内容をその製品ラベルに載せたいとします。つまり、これは我々が謳いたい情報であり、これはFDAが言っている情報だと、同時に載せるのです。つまり我々言うところの選択です。
彼らはそれを許可されません。
もし消費者がその成分をほんとに知りたいとすれば、パッケージに情報を載せることは、生産者にとっても利益となることです。
製品情報がのったパッケージは、それがない商品よりも魅力的な商品となります。
しかし、このことはいつも私にはミステリーなのです。なぜ、ワシントンの何人かの専門家が、あなたや、私や私の子供のことも全く知らないのに、あなたや私よりも我々がパッケージに何を書いて欲しいか、その内容を知っていると考えるのかです。
ロビンソン:繰り返しですが、バランスをとってお効きします。FDAを廃止せよ。それら政府規制を廃止せよと?
フリードマン:もちろんその通り。FDAはもともとは医薬品の安全性を保証することを求められているだけで、認可した薬品の効能を保証するわけではなかった。あなたが例にあげたサリドマイド事件の結果、いわゆるキースエルバー修正条項ができ、それで、FDAは、その任務が拡大し、薬の安全性と効能を保証することになった。それによって、薬の承認に要するコストが巨大に膨れ上がったのです。もしFDAの役割を半分にしたければ、FDAが薬の安全性の保証だけして、効能に関する判断表明はしなかった時代に戻れば良い。
今はミルトン フリードマンに対するバッシングも相当なものである。
経済の調子が良かったときは、さんざん持ち上げておいて、悪くなると責任をおっかぶせるというのは、大衆の卑しさである。
とはいえ、実は、フリードマンに最も批判的だったのは、何もわかってない左派ではなく、むしろMises-Rothbardを戴くオーストリアンだったのも事実だ。
先に翻訳引用したように、ミーゼスは、「定期的に経済危機が起こることは、銀行政策により繰り返されるマーケットの自然利子率を下げようという試みの必然的な結果である。
経済危機はこのような呼び水政策をやめることをしない限り無くなることはない。なぜなら、人工的に刺激されたブームは不可避的に危機と恐慌へと行き着くからである。
危機に対応して現れる介入主義者の政策の試みの全ては完全に見当違いのものである。」
と、レッセーフェールを唱えているように、フリードマンのマネーサプライ論もオーストリアンは否定する。そういった企ては全て政府の計画主義的市場介入だとする。
そして、現在の金融危機も、グリーンスパンの今までの自然利子率をコントロールしようとした金融政策の誤りの結果だったと主張しているわけだ。
質問にあったが、経済的自由、政治的自由、市民的自由といった分類にはあまりこだわるべきでないだろう。
政治的自由や市民的自由といった概念は何を意味しているのか定かでないが、リバタリアン的には政府から与えられる自由など自由とは考えない。「政治的自由は、状況によってが経済や市民の自由を促すが、状況によっては拒むこともある。」とあるように、フリードマンも政治的自由なるものを否定的に考えている。実際、アメリカのconstitutionalismとは(連邦)政府が自由に何でも立法できないようにしている制限憲法だという点が本質的なのだ。
ところで、ジムロジャースは今の大暴落は、オバマ民主党が保護主義を主張していることを織り込んだ動きだと指摘している。だから、オバマが今すぐにでもなすべきことは、この保護主義的主張を明確に撤回すると公言することだ。
Smooth-Hawley Tariff Actは、その案が議会に提出された時点で、大暴落を引き起こした。
当時も経済学者はこの案に大反対の声明をだしたのだが、市場はこのように政治を取り込むものと考えられているのである。
逆にオバマが保護主義を撤回すれば、市場はそれを折り込んで大反発するだろう。これは今考えられるいかなる政策よりもインパクトがあるはずだ。
決して間違ってはならないのは、市場が愚かな大衆心理で動いていると思い上がった勘違いをすることだ。
これは自称経済学者なる連中に多く見られる、Fatal Conceipt(致命的なうぬぼれ)である。
私の知る限り、偉大な投資家は決してそういう考えはしないし、その正反対の考え、つまり市場に対する畏怖を持っているように思われる。
先のポストでSmoot-Hawley Tariff Actのことに触れたが、この1930年に制定された法律は、その後に続く大恐慌の原因の大きな一つだというのがミルトンフリードマンの有名かつ重要な研究成果である。Smoot-Hawley Tariff Actを端緒とする、この時期のF.D.Rooseveltによる最悪の社会主義政策のポリシーミックスによって大恐慌は起こった。つまり、TVCなどの大規模公共事業や、物価と賃金統制などの諸施策だ。
これをPerfect Stormと呼ぶ。
今のサブプライム問題も下手をすると、Perfect Stormが約80年ぶりに起こることになるだろう。
今回のFRBの処置をミルトンフリードマンが生きていたらどのように言ったか聞きたかったものだ。
FRB議長のバーナンキはフリードマンの弟子にあたる人間だが、どうなるかは分からない。
#例のJim Rogersなどは、それが起こると考えているわけだ。
B・ゲイツ氏の「創造的資本主義」は世界にとってプラスか?Declan McCullagh
http://japan.cnet.com/print/0,2000080637,20366973-3,00.htm?u=/cnet/2006/column/pers/story/0,2000055923,20366973-3,00.htm
Social Responsibility: 'Fundamentally Subversive'?
Milton Friedmanへのインタビュー BusinessWeek誌 AUGUST 15, 2005
http://www.businessweek.com/print/magazine/content/05_33/b3947115_mz017.htm?chan=gl
The Social Responsibility of Business is to Increase its Profits
by Milton Friedman
http://www.colorado.edu/studentgroups/libertarians/issues/friedman-soc-resp-business.html
先のミルトンフリードマンへのインタビューから抜粋しておこう。
ミルトンフリードマンのこの手のインタビューは、前にも紹介したように結構あるが、言っている内容は全くぶれていない。
A: Absolutely. It is just as subversive as it ever was. The idea that the resources of a company should be distributed by people on some basis other than ownership and by people who are not elected for that purpose -- surely, that is a socialist concept.
Milton Friedman A Biography by Lanny Ebensteinの翻訳を読んだ。
これは、万人向けのナイスな本で、お勧めだ。
Read it!
特に日本では自称経済学者の間でも、フリードマンはほとんど実体が知られていないから、こういう本は貴重である。
この本の一つの特徴は、リバタリアニズムとの関係でフリードマンを捉えようとしていることだ。
たしかに、この本を読むとアメリカにおいてすらリバタリアニズムはあまり理解されていないことが伺える。筆者もリバタリアニズムに造詣が深いわけではないようだ。
まあ日本と似たような義務教育制度の国だからやむなしだろう。
私は、こういう書き方のevangelize本が日本にはもっと必要だと思う。
つまり、対象がどういう言葉を話したか、その言葉の引用を多用する書き方だ。
オリジナリティを出そうとするためか、対象を自分なりに丸めてしまって、当の対象がなんなのかさっぱりわからない本が多い。その対象を読者がかなりの程度に読み込んでおり、共通理解みたいのがあるような書き方をしている。これでは話にならない。
ようするに評論になってしまって、紹介や解説になっていない本のことだ。
広大な分野に対するすぐれたサマライズは、オリジナリティを持つのだが、それが出来るほどにちゃんと理解をして書いている人間はほとんどいないということか。
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